「阿房列車」というのは、目的地に行く用事のない鉄道に乗ることだけを目的にした列車の旅のことです。たとえば第一章の東京大坂間では、大坂ではどこにも立ち寄らず、一泊したらすぐに東京へ引き返してしまいます。 ...
2018年01月
【書評】『子どものちゃんと「やり抜く力」は6歳までに決まる!』
「大きな成果を出した人の多くは、必ずしも才能に恵まれていたわけではない。成功するために大切なのは、優れた資質よりも「情熱」と「粘り強さ」――すなわち「グリット(GRIT)」=「やり抜く力」なのだ。」 ...
「残雪」
南北の道は早く雪が解け、東西の道は建物の影に隠れ、なかなか解けません。東西の道の両脇にかいた雪は、南側は日光は当たりますが、北側は当たりません。北側の雪をせっせと南側に持ってくるので、南側の雪も大きく残ったままです。 ...
【世界の文学を読む】#3『カラマーゾフの兄弟―まんがで読破』
光文社新訳版の『カラマーゾフの兄弟』を読み進める前に、マンガ版を先に通読しました。マンガ版は4年前にも読んでいたのですが、その時はストーリーが頭に入りませんでした。マンガだけで『カラマーゾフの兄弟』を理解するには無理がありそうです。今回は光文社版第1巻を読み終えた直後ということもあり、人物像が頭に入っており、ストーリーがすんなりと頭に入ってきました。 ...
【世界の文学を読む】#2『カラマーゾフの兄弟1』
ついに禁断の書に手を出した。光文社古典新訳文庫で全5巻、合計2,000ページにも及ぶ『カラマーゾフの兄弟』。これを読破するには気合が要ります。 2018年は世界の文学の名作を読もうと思い、年末に2018年に読む世界の文学作品11選を選びました。その一つが『カラマーゾフの兄弟』です。 ...
【書評】『 英語にできない日本の美しい言葉』その2
子どものころ、「さかな」と言えば、むろん「魚」でした。「肴」の意味を分かるようになったのは、大人になってからです。なぜ、両方とも「さかな」と呼ぶのだろうと不思議でした。 ...
【書評】『 英語にできない日本の美しい言葉』その1
「はなむけ」の語源を知っていますか? 何気なく使っている大和言葉。使ってはいるけれども、語源や本来の意味を知らずに使っていることがあります。本書では166の日本語が紹介されていますが、その中から、その語源や本来の意味を知らなかったり、驚きの種だったりしたものをピックアップしてみます。 ...
【書評】『思考の整理学 (ちくま文庫)』
「東大・京大で一番読まれた本」との帯説明のある本書は、初版が1986年、私が持っている2009年印刷の版が65版だから、紛れもないロングベストセラーです。既に多くの人が書評を書いているだろうし、今さら誰が読むものでもないと思いますが、それこそ自らの思考整理のために、書いておきます。 ...
【書評】『君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)』
『君の名は。』を彷彿させるような美しいジャケットの本書。高校生の純愛物です。思わず泣けてしまいました。高校生の恋愛で泣けてしまうとは・・・・ この本は、愛とは何かを教えてくれる。生きる力を与えてくれる。 ...
【品川読書会】第10回(2018年1月17日)
昨年4月から始めた「品川読書会」も、10回開催となりました。今回の参加人数は2人でした。 ここで簡単に過去を振り返っておきます。のべ参加人数は39人で、一回あたりの平均参加人数は3.9人でした。リピーターが多いため、これまでの参加人数は11人、1人当り平均3.6回参加いただいた勘定になります。 ...
【書評】『わたしを離さないで』
たった今読了しました。何とも言いようのないショッキングな内容でありながら、大変抑制的な表現で少しずつ問題のベールを剥がしていく語り口。ひと言で表現するとすれば、そういうことでしょうか。 ...
民進党と希望の党の逆転(民進党>希望の党)
今日(正確には昨日)、民進党と希望の党が統一会派結成のニュースが出ました。これは、民進党と希望の党の力関係が「民進党>希望の党」になった ということでよろしいでしょうか? つまり、細野に排除された野田・岡田が復権し、細野・長島・松原が脱落することを意味します。 ...
大学入試センター試験の国語と日本史Bを解いてみた。
今年は国語と日本史Bを解いてみた。というのは、高校2年の長男がセンター試験を受けており、ここは腕試しのために受けた次第。結果、惨敗。 ...
【学校公開日】映画と音楽によるアフリカの子どもたちとの交流(1月13日)
本日、学校公開日でした。一時間目は全学年共通で「百人一首」。六年生の三時間目は、総合学習の時間で、写真家の桜木奈央子さんが今年度三度来校していただきました。そして今回は、NPO法人World Theater Project(WTP)の教来石小織さん、ミュージシャンの永原元さんもご一緒でした。 ...