2015年のノーベル賞文学賞のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチさんの代表作品です。第二次世界大戦の東部戦線(独ソ戦)でのソ連側の女性兵士たち500人へのインタビューで構成されています。第二次世界大戦は日本も当事者でした。しかしこの本には日本人に知られざる二つの戦争の側面を炙り出します。一つは、東部戦線(独ソ戦)が史上最大の白兵戦であったこと。もう一つは、その白兵戦に女性が参加していたということです。本書は日本人の戦争観を覆しました。 ...
2020年08月
【書評】『夢をかなえるゾウ』~偉人列伝の本~
よくもこれほどまでに偉人達を集めただけでなく、その偉人達の言動を織り交ぜて一つの物語を紡ぎあげた構成力に驚嘆せざるを得ません。水野敬也氏はおそらく、偉人の伝記を読むのが楽しくて仕方なく、それを人に伝えたくて仕方なかったのではないでしょうか? ...
【社内読書部】第25回オンライン(2020年8月28日)
メンバーの変動はありましたが、前回に引き続き4名の参加となりました。東京・横浜・兵庫・ニューヨークの四元中継です。 ...
【品川読書会】第36回(2020年8月19日) on Zoom
今回の参加者は女性1名男性4名です。内容のほうといいますと、けっこう議論の話題につきない内容。1時間では全く足りません。時間が足りなくぐらいで終わるのがちょうどいいですね。また、私が必ず選書理由を口にするためか、みなさん選書理由を説明してくれるようになり、うれしい限りです。 ...
【書評】『太平洋戦争の新常識』~自虐史観にも皇国史観にも囚われない日本の近現代史観の再構築に向けて~
「あの戦争はいったい何だったのか?」(本書内容紹介より) 8月は戦争の季節です。8月になると毎年欠かさず太平洋戦争ものを読むことにしています。 ...
【書評】『宇宙兄弟(28)』『宇宙兄弟(29)』~月の裏側は本当に真っ暗なのか?~
科学考証がよくできていると言われる『宇宙兄弟』ですが、分からない点が二つあったので、念のため調べました。 ...
新潮文庫ワタシの一行大賞~「中学生に読んでほしい30冊」(中三夏休みの宿題)
中三の三女に関しまして、自由記述式の宿題が4点出ています。 国語については、新潮社主催で角田光代さんが審査員を務める「新潮文庫ワタシの一行大賞」への応募作文の提出です。課題図書30冊の中のどれか1冊の「一行」を題材を選びます。読書感想文ではなく「エッセイ」なので、その題材について思うことを自由に記述することができます。 ...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第16~20巻
第16~20巻では、袁術の死後199年から官渡の戦い前哨戦の白馬の戦いを経て、劉備と劉表の同盟、軍師単福を得るまでを描く。袁術・袁紹を排し、北方の曹操、江東の孫権、荊州の劉表・劉備という3つの勢力が形成されつつある。また、曹操の軍門に下った関羽の人間性の高さにスポットライトが当たる。 ...
【朝活読書サロン】第159回(2020年8月8日)オンライン
隔週開催の朝活読書サロン。参加者は女性2名男性4名でした。久しぶりのメンバーの参加もあり、本の紹介前は近況報告タイムです。コロナ禍の影響による仕事の自粛、在宅勤務、遠方の読書会へのオンライン参加、お薦めYouTube動画、資格取得のための勉強等。ウィズ・コロナを見据えた新しいライフスタイルが徐々に形作られているなと思いました。 ...
【男の料理】手作りハンバーグ(2020年版)
【男の料理】と言ってしまうと、奥さんに怒られそうですが・・・前半の野菜類のみじん切り、タマネギ炒めは奥さんが担当、後半の混ぜ合わせ、握り、焼きは私です。 ...
【カンタービレ読書会】「旅行に行った気分になれる本」(2020年8月2日)
日は「🎶カンタービレ読書会🎶」にお邪魔しました。偶然Twitterで見かけて、「旅行に行った気分になれる本」というテーマが時節柄大変よいと思い、参加してみました。 ...
【書評】『一九八四年[新訳版] 』
20世紀最高峰のディストピア小説という呼び名の高い『一九八四年』。訳者後書きによると、イギリスでは「読んだふり」をされる本ナンバーワンとのことです。一種の教養書であり、知らないことは恥なのかもしれません。 ...
人工知能 vs. 理科ができない人たち
厚生労働省と東京都はPCR検査に対する陽性者数を発表しているのに対し、NHKや新聞社などのメディアは、それを感染者数と呼んで発表しています。ここにメディアの怠慢・欺瞞があると考えます。 ...