本日、成毛眞氏の「本のキュレーター勉強会」に申し込みました。

勉強会の効用


読書アウトプットを行い、自分の文章力を磨く良い機会だと考えました。

勉強会に参加しなくても、ブログ・Wikiを使うことにより、文章力を磨くことはできます。しかし、それでは全て自助努力です。一人で行っていては怠けることも可能です。

勉強会に参加する1つ目の効用として、怠け防止ができます。宿題もありますので、怠けるわけにはいきません。

本勉強会は、それなりに敷居が高いです。成毛さんと出会えることもさることながら、その敷居を乗り越えて来る他の参加者と切磋琢磨できることも、効用です。

一部条件未達のため、参加できるかどうか分かりません。仮に参加不可となった場合でも、このブログで書評を続けたいと思います。

宿題書評


宿題に「2010年ナンバーワンのおすすめ本」の書評がありました。転載しておきます。



2010年、泣けた本が2冊ある。1冊は「すごい弁当力!」、そしてもう1冊は本書である。

本書は、元巨人投手・桑田真澄氏の自伝である。桑田氏の講演を聴く機会があり、その際に購入した。

中日ファンでありアンチ巨人の私にとっては、桑田氏は敵側のエースであった。晩年、彼はメジャーリーグに挑戦するが、周囲からは無謀だと否定されてしまう。しかし、それでも諦めなかったところに、彼の意志の強さ、自分の気持ちに正直であろうとする人間としての真摯さを感じていた。

そして、その印象は確信に変わった。

講演を聞き、本書を読んだ結果、桑田氏の誠実な人柄、大変な努力家であることがよく分かった。マスコミからの幾多のバッシング、利き腕の怪我・手術による2年間のブランク。これらの困難に彼は挫折しなかった。

彼は、自分は実力もなく、運が良かったと言う。運が良かったのは、本書のテーマでもある、「努力」とくに「裏の努力」を欠かさなかったからだと言う。野球人なので、当然、野球のための練習・トレーニングを行う。これを「表の努力」だとすれば、それ以前に人間としてすべきことが「裏の努力」と言える。PL学園時代も、巨人入団後も、彼は人知れずトイレ掃除を毎日続けたとのことである。

トイレ掃除をしたからと言って、野球がうまくなるわけではない。しかし彼は毎日続けた。彼は神様がどこかで見てくれたから実力のない自分に運をくれたと言う。しかし、それは違う。

この裏の努力こそが、怪我・マスコミによる中傷などの困難をも乗り越える精神力を鍛えたのではないだろうか?

実力がありながら挫折していった人は多い。精進が足りなければ困難に直面した時に乗り越えられない。培うべきは、努力・継続による精神力の養生にある、と本書は教えてくれたような気がする。彼の努力してきた人生に素直に敬意を表したい。


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