2月8日二つ目の勉強会は「ソーシャルメディア活用やスタートアップの事例勉強会」。参加者は20代起業家が4名、30代起業家が1名、40代私の合計6名。


きっかけは、三木さんの「2月8日あたりにFacebookとかソーシャルメディアの勉強会を有志でやりますがいらっしゃいませんか?」というTwitterでの呼びかけがきっかけ。


比較的ソーシャルメディアの活用度の高いメンバーが多いと思われたため、軽い気持ちで参加してしまったのですが、みなさんの若さ、レベルの高さ、熱意、能力に圧倒されました。


起業家のみなさんが集まる中で、起業経験もない私が何を話せるだろうかとも考えたのですが、準備していたプレゼンが、企業に勤務している人(個人の名前でビジネスを行っているのではない人)にとってのソーシャルメディア活用術でしたので、彼らには新鮮な視点であろうと思い、そのまま発表しました。発表プレゼンはこちら

  • 有安さん、習い事や資格取得のプライベートコーチが見つかるサイト、http://cyta.jp/ を運営している。ポイントは先生の品質の担保。楽天トラベルが日立造船情報システム時代、「仕入商品」である脚で旅館を開拓したように、有安さん自身(&社員の方)が先生を全員面接して選んでいる。「仕入商品」を脚で稼ぐスタイルは、ぐるなび、リクルートのホットペッパー、「仕入商品」の価値に責任を持つのは、中古車のガリバーなどに通じる。
  • 毛塚さん、今回の主催者。SEOを本業としている。25歳にして既にタイに進出済み。Googleが拾えない情報は何か?Googleの現在の盲点(スマフォでの検索がPCと同じ)を解説いただく。
  • アタカさんhttp://qa-now.com/の方。QAサイトといえば最近はQuoraが有名だが、Quoraの成功は、実名、招待制、初期のユーザの質の確保、ルールの明確化が挙げられた。ちょうど、Q&Aなうでも実名Q&Aを検討中とのこと。

>>続・Q&Aなうが実名Q&A(=日本版Quora)になったら?

  • 酒井さん就職SWOTの方。Mixi、Twitter、Facebookファンページでのバズの作り方が絶妙にうまい。mixi、Twitterの限界を暴く(笑)。またファンページの絶妙な使い方も披露いただいた。隠されたキーを探すというRPG的なノリがヒットの秘訣だろう。
  • 三木さん、ソーシャルメディアマーケティングの実践を紹介。ここでは詳細は申し上げられない。ポイントはいかにバズ(クチコミ)を生成するか。インフラ、メディアプランの組合せ、フィードバックプロセスが重要。モデル事務所とタイアップという件が気になった(汗


さて、ここで気になっているポイントが二つ。


1)不拡大戦略

従来、インターネットにおけるビジネスは、Facebook、Twitter、Zynga、Grouponなどがそうであったように、既存ビジネスと異なり「急拡大」できることが魅力的であった。しかしここで述べたプライベートコーチを見つけるサイトやQAサイトの場合は、拡大することを目的とせず、手間をかけつつも、参加者の質の確保を優先していることが挙げられている。時代は「検索」から「人の繋がり」へシフトしていると言われるが、単に人が繋がっていればよいのではなく、「質の高い人が繋がっていくこと」が求められていくのだろう。さらにこのビジネスモデルの利点は、手間のかかる商品仕入を行うというレバレッジの効かない手法を取るため、競合の市場参入が容易ではない。


貨幣経済から社会資本経済へ。人の関係の質に重きを置いた経済へのシフト。今後10年から20年の間に、社会は大きく変わっていくに違いない。これが真の「ソーシャルメディアイノベーション(TM)」である。参考になる書籍として以下を挙げた。


不思議の国のNEO―未来を変えたお金の話不思議の国のNEO―未来を変えたお金の話
著者:斉藤 賢爾
太郎次郎社エディタス(2009-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


また、類似サービスと似て非なるビジネスモデルのあり方は、以下の書籍が詳しい。


ビジネスモデルを見える化する ピクト図解ビジネスモデルを見える化する ピクト図解
著者:板橋 悟
ダイヤモンド社(2010-02-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


2)バズの作り方

まさに主導権は、作り手・提供側ではなく、買い手に移行している。最後に時間がなく紹介できなかったが、消費者への洞察とシナリオ作りという点で、以下の本が役に立つだろう。


クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかたクロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた
著者:電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム
ダイヤモンド社(2008-08-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


主催者の毛塚さんとは、Twitter上で、次回もやりましょうという話をしています。できれば私のリアルな友達を1名、連れて行こうかなと考えています。よい刺激になりますから。こうして人と人の関係を紡いでいく、それがソーシャルネットワークですね。



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