先週金曜日休みをいただいて、小学校の学校公開日に行ってきました。かなりの衝撃を受けました。ハード面のみならずソフト面も充実しており、目から鱗です。前の校舎が築50年経っていたこともあり、建て替えました。普通の区立小学校です。私立ではありません。
<ハード面>
- アート建築:まず、建物がアート的。
- 図書室が1F~2F吹き抜けになっている。武蔵野美術大学図書館、とまではいかないものの、きわめて近代的・芸術的な雰囲気をかもし出している。21世紀型の新しい学びの場を象徴している。パソコンルームを併設し、本とインターネットで調べ物ができるようになっている。
- 多目的ルームがいくつか用意されている。
- しゃれた4F音楽室。屋根裏部屋のアトリエのよう。
- 太陽光発電設備最大出力36kw、曇りのため6kw前後
- 屋上プール
<ソフト面>
- 算数の授業:2クラスを3クラスに編成。算数を強化している様子が伺える。高学年は能力別に編成しているとのこと。
- 2限目と3限目の間の20分間の休み時間、多目的ルームで先生と生徒がブートキャンプ(?)をやっていた(あとで確認したところによると、まだ運動場が使えず、子どもが運動不足になりがちのため、苦肉の策とのこと)
- 国語辞書を机に置く。立命館小学校が行っている手法。常に辞書を引かせるクセをつける。
<教育再生>
2000年以降、「ゆとり教育」批判がありました。授業時間の削減、下のレベルに合わせた物足りない授業など。しかし、ハード面、ソフト面とも、明らかに教育再生してきたと実感できました。今まで公立教育に不満でしたが、これなら子どもを安心して任せられます。現場の先生方の努力に感服しました。
<父親の教育参加>
そして学校教育で忘れてはならないこと。それは、親が積極的に学校に関わっていくことです。特にこれからの時代、父親の参加は必須です。学級崩壊、モンスターペアレント。これらを生み出しているのは、学校と地域社会の信頼関係の喪失が原因です。親と学校と子どもの良い緊張関係。これが学校と地域社会の信頼関係育み、学級崩壊やモンスターペアレントの発生を防止することができます。
父親の学校教育参加と言っても、特に何かできるわけではありません。年に1回の学校公開日の参加、運動会参観ぐらいのことしかできません。しかし、大人の男性が学校に関与していることが、子どもたちにも無言の緊張を与えます。「あれは〇〇のお父さんだ」と名前を覚えられます。土日に地域を歩いていれば、子どもたちと遭遇し、しっかりした子どもであれば、挨拶もしてきます。大人の男性がいる社会では、非行は起こりえません。
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