少し遅くなりましたが7月の読了リストを紹介します。
タイトルと違い、直接的にアメリカインディアンの言葉が書かれているわけではありませんが、子育てにおける数多くの示唆があります。
「レジリエンス」。今年になってからよく耳にするようになりました。某研修会社で概念を紹介していたことから、その関連書籍を読んでみました。
なかなかどう翻訳したらよいか難しい単語です。強いて訳せば、復元力・復活力になるのだろうと思います。天災や戦争などに対して、企業や社会・国家はサステナビリティ(継続性)を要求されます。しかし、レジリエンスとは、天災や戦争の被害が甚大で継続できなかった場合でさえも、そこからしなやかに復元する力を指しています。
孫子を再読。ナレッジベースにいくつかフレーズをまとめてあります。
本書はもっと早く出会っておくべきでした。内村鑑三も日本人の道徳の荒廃を嘆いていました。いわんや現代をば。
新渡戸稲造(著)の『武士道』、岡倉天心(著)の『茶の本』にならび、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作とのこと。特に中江藤樹は、日本人が知っておくべき日本人です。学校教育で取り上げてほしいものです。
夏目 漱石, アンナ・カヴァン, 小山 清, 梶山 季之, 坂口 三千代,
アーシュラ・K・ル・グイン, F・W・クロフツ, 宮沢 賢治,
ロバート・F・ヤング, 国枝 史郎, 太宰 治, フォークナー
角川書店 ( 2013-05-25 )
ISBN: 9784041008270
実はロバート・ヤング短編作品の『たんぽぽ娘』が全文載っています。本書の中で紹介されている本で読んでみたいと思ったのは、『せどり男爵数奇譚』と『クラクラ日記』でしょうか?
『ビブリア古書堂の事件手帖4』で江戸川乱歩が取り上げられており、ついつい江戸川乱歩が読みたくなった次第。さくさく読めて面白いです。
ソクラテラス、アガトンらのエロスについての演説・対話に参加したアリストデモスの話を、後年、アポロドロスが仲間たちに語る、という話。むずかしい・・・
友人の櫻田潤さんの初めての著作です。インフォグラフィックを分かりやすく解説しています。
ビジュアルシンキング | 「たのしいインフォグラフィック入門」著者サイト
なぜ日独伊三国軍事同盟を結び、戦争の道へ転落していってしまったのかを、日本とイタリアを対比させることにより、あらたな視点を投じた本です。反共をきっかけに、善悪二元論に陥り(現在でも、たとえば原発問題は、安易な善悪二元論に陥っている)、必然性もないのに、同床異夢にもかかわらず、徐々にお互いがお互いを吸い寄せ合ってしまいました。たとえば、日本は中国と戦争をしているのにも関わらず、ドイツはずっと中国を支援していました。そして、英独と異なり、日伊は対外政策決定の組織構造が崩壊していきます。
「正しくないけど役に立つ」というのは、そのとおりでしょう。西原さんはかなり毒舌です。エロトークも炸裂します。
『八重の桜』のNHK公式ガイドブックです。大河ドラマの公式ガイドは毎年お世話になっています。
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