企業間フューチャーセンター「日本のものづくりカフェ」


昨日は、企業間フューチャーセンター・特定非営利活動法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト(MIJP)共催の「日本のものづくりカフェ」に参加してきました。準備・当日の運営にご尽力いただいたみなさま、ありがとうございました。フューチャーセンターの名にふさわしい、日本の産業の未来について深く考えさせられる対話の場でした。



MIJPの方に、日本の伝統工芸品の課題についての説明があり、そのことにあまりにも無知・無関心であったことに、恥じ入るばかりです。


今世紀に入って、日本のものづくりの付加価値が低下した、失われたとよく言われます。しかし、われわれは一体どこを見ていたのでしょうか?価値が低下してしまったのではなく、西洋に追いつき・追い越せというスローガンの裏で、日本人の価値・特徴であった伝統産業を省みなかったことが、本来持っていた価値を低下させてしまったのではないか、そう気づかされました。日本の伝統工芸品をあらためて再評価し、その良さを取り戻し、取り入れるべきではないかと、深く感じ入りました。


チャールズ・チャップリンは、『モダン・タイムス』で大量生産・大量消費時代を批判した。


戦後の日本人社会は、アメリカの大量消費文化・使い捨て文化に毒されていたのだと思います。今一度、ものを大切にする心を取り戻すことが必要なようです。ライフスタイルを変える、良いものを長く使う。長く使っていく中で自分になじませていく。そうありたいものです。一時のハレの舞台での使用だけでなく、普段の生活への取り込みが必要です。


普段の生活では、和装をしなくなりました。なかなか着物を着る機会もありません。そもそも着物を持っていませんし。本格的に着物を取り揃えるのは金銭的にかなりの負担です。まずは普段着として浴衣を着てみる、外出時に着衣するのは恥ずかしければ家庭内の普段着から始められそうです。


2020年には東京オリンピックがあります。日本を訪れる外国人観光客の数も今の2倍以上になるでしょう。外国人観光客に日本の伝統を最大限味わっていただきたいものです。


日本を訪れる外国人に浴衣を着てもらうのはどうだろう?

伝統工芸品 浴衣 yukata

photo credit: Hansel and Regrettal via photopin cc


青山に「伝統工芸青山スクエア」という場所があります。MIJPによる伝統工芸品づくり体験ワークショップがあるようです。前々から行きたいと思っていたのですが、機会を作って、子どもと一緒に行きたいと思います。


なお、日本のものづくりカフェ第2弾は、10月25日(金)に開催予定です。開催場所は、日産自動車本社です。




関連書籍

今回のワールドカフェにあたり、いくつか念頭にあった本がありました。



大前研一氏がこの本でこのように述べています。(ちなみに、この本自体は、大前研一氏の自慢話ばかりで、大前氏が好きではない方には、特にお薦めしません。)


世界がその町なしにはやっていけない、というほどのポールポジションを獲得した市町村が日本にあるだろうか?新潟県燕市は数少ない事例だろう。こうした町が全国で1500くらいあるのがイタリアだ。


このことも、昨日のワールドカフェで話題になりました。これは私自身がヨーロッパを何度か訪問した実体験でも感じるところです。日本への外国人観光客の6割が東京止まりです。オリンピックに向けて、外国人観光客が東京を離れて日本の伝統工芸品の地を周遊するような仕掛けも作っていく必要がありそうです。


人生を決めた15分 創造の1/10000
奥山 清行
武田ランダムハウスジャパン ( 2008-05-24 )
ISBN: 9784270003466


日本の伝統工芸品にチャレンジしている方の一人が奥山清行氏だろうと思います。彼は、『山形工房』という、世界目線で日本の伝統工芸品のブランド化にチャレンジしています。



プレゼンテーションzenデザイン
ガー・レイノルズ
ピアソン桐原 ( 2010-06-25 )
ISBN: 9784894713994


ガー・レイノルズは、シンプルさと優雅さを合わせ持った和傘を引き合いに、プレゼンテーションを説明しています。日本人が日本の伝統を忘れてしまっている間、ガーのように日本の伝統を深く愛する外国人も増えてきました。「日本人」という概念そのものも、遺伝子工学上の人種ではなく、日本の伝統を愛する人をも含めた概念に昇華していくでしょう。


「和傘」(日本の伝統的な傘)は、熟練の職人によって生み出されるカラフルで美しい作品である。彼らは何世紀も続いてきた伝統を守り、竹や和紙などの天然素材しか使わない。(中略) 和傘は「シンプルな優雅さ」と「複雑さ」の両方を体験している。使う者にとって、和傘は実用的な機能と美しさの両方を備えたアイテムである。


伝統工芸品 和傘 wagasa

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