昨日は、国際展示場(東京ビッグサイト)で開催中の「AI・人工知能EXPO」に行ってきました。



「人工知能」は、今やビジネスパーソンの教養のひとつです。というのは半分本当で半分ウソだと思っています。ぜひ、この手のイベントは行ってみて、肌感覚を感じてほしいのですが、一方で、踊らされないことも肝要です。


詳しいことは述べませんが、今仕事で自然言語処理に携わっています。自然言語処理と言っているのに「人工知能ですか?」と聞かれます。「人工知能」というバズワードを使った時点で、踊らされてしまっています。「あぁ、この人は何も分かってないんだな」ということが分かってしまいます。そんな時はあえて「はい、人工知能の一種です」と答えて、煙に巻くようにします。もちろん、私人工知能が何であるか、知りませんが。



「人工知能」というバズワード


踊らされてはいけないのは、今が「人工知能」ブームのピークだからです。実力の伴っていないバブルなのかどうかを表す指標のひとつが、ガートナーが発表している新興技術ハイプサイクルです。最新のものは2017年8月発表のものです。


ガートナー・ハイプサイクル2017
出典:ガートナー


この図の中のPeak of Inflated Expectationの中に、Deep Learning(深層学習)やMachine Learning(機械学習)、Autonomous Vehicles(自動運転)などがあります。Blockchain(ブロックチェーン)は転落しつつあり、Augmented Reality(拡張現実)はどん底です。ほとんど話題にならなくなりました。


ですので、深層学習も機械学習も1~2年後には話題にならなくなります。過度な期待が剥げ落ち、真の実力が露呈します。ただし、話題にならなくなることが悪いとは限りません。地に足のついた成長は、そこから始まります。


ガートナーの言うとおりであれば、深層学習や機械学習は、2年から5年後にメインストリームに躍り出ます。


「踊らされないことが肝要」というのは、こういうことです。


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国際展示場駅から展示場へ行く間の通路の花壇で撮影


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