三鷹の国立天文台に行ってきました。三女が中学の天文部に入部したことがきっかけです。太陽の黒点を観測していた第一赤道儀室が一般公開されているとのことで、この日にしました。


JRの最寄り駅は武蔵境駅で、南口3番乗り場から91番のバスに乗ります。だいたい15分間隔です。この日はICU(国際基督教大学)がオープンキャンパスを催しているとのことで、バス乗り場が大変混雑していました。降車バス停は「天文台前」。


バスを降りて天文台に向かったのは我ら親子のみ。博物館や科学館のように人がたくさん訪れるところではないようです。守衛所で入場手続きをします。一般の企業訪問のイメージです。入場料は無料です。


第一赤道儀室


最初に向かった先は、第一赤道儀室。直径21㎝のカールツァイス製の屈折望遠鏡です。1921年に竣工、1988年まで現役だったとのことです。すべて機械仕掛けで動き、電気無しで稼働します。望遠鏡は太陽を自動追尾するようになっているのですが、手動で重りを上げ、重りが落下する力で望遠鏡を少しづつ回転します。また、屋根のスリットも手動で回転させます。


黒点の観測は手書きで行っていたとのこと。1921年時点は、まだ太陽を写真に撮影する技術がなかったのでしょう。国立天文台は戦前から海外の天文台とネットワークを形成していたためでしょうが。戦争中、空襲を免れたとのことです。


ちなみに、今は黒点が不活性な時期。目視確認した限り、黒点は確認できませんでした。次に活発になるのは2023年から2025年ごろの予定です。




65cm屈折望遠鏡

次に向かったのは65cm屈折望遠鏡のある天文台歴史館。1929年に完成、1998年まで現役でした。国内最大の屈折望遠鏡です。


望遠鏡の原理について説明を受けました。光学望遠鏡の原理は大きく分けて二つ。レンズによる屈折望遠鏡と鏡面反射による反射望遠鏡。世界最大の屈折望遠鏡でも102㎝しかないとのことで、レンズの製造限界とのことです。ということで、現在の望遠鏡の主流は反射望遠鏡(&電波望遠鏡)で、屈折望遠鏡の使命は最先端の天文学の分野では終えたようです。


現在、三鷹キャンパスでは天体観測は行われておらず、国立天文台の本部機構として、野辺山等他の観測拠点のデータを収集しデータ解析を行っているとのことです。




反射望遠鏡

それ以降の巨大化は反射望遠鏡が担うことになりましたが、巨大化していく上での課題は、反射鏡が自重でたわんでしまい、精度に狂いが生じることです。せっかく大きくすることにより解像度を上げているのに、精度が狂ってしまっては意味がありません。直径5mぐらいが限界だった時期が長かったとのことですが、その後精度補正の技術が進展したことにより、現在は10m強の反射望遠鏡も存在します。日本のものはハワイにあるすばる望遠鏡で8.2mの直径です。



現在、直径30mの望遠鏡を計画中とのこと。環境問題もあり、なかなか計画通りには進んでいないようで、今のところ完成は2027年とのことです。



30mの反射鏡は一度には製造できませんので、小さな六角形を敷き詰めて完成させるとのことです。その実物大レプリカが展示室にありました。



さて、今後の予定ですが、8月25日(土)に現在地球大接近中の火星の観測ができるとのこと。抽選にはなりますが、申し込んでみたいと思います。


(リンク先のサーバーがダウンしているようなので、あとでリンク先を追加します。)


以上


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