システィーナ礼拝堂
Clayton Tang - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる


<目次>
  • Virtu97 決断の時
  • Virtu98 召集
  • Virtu99 教皇選①
  • Virtu100 教皇選②
  • Virtu101 票の行方


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4年ぶりの単行本発売、3年ぶりの書評になります。舞台は1492年7月のイタリア・ローマ。クリストファー・コロンブスが新大陸を発見をした年でもあります。ローマ教皇インノケンティウス八世が崩御、枢機卿による教皇選挙=コンクラーベが開催されます。投票権のある枢機卿は23名で全員が3票の投票権があります。


場所はシスティーナ大聖堂の王者の広間。後にミケランジェロが天井画を描くことで有名ですが、本コンクラーベ時点では天井画はまだ描かれておらず、星空模様(?)です。投票は枢機卿と付き人が聖堂に寝泊まりしながら、外部と連絡を絶った監禁状態で行われます。


主要な候補者はロドリーゴ・ボルジア、本書の主人公チェーザレ・ボルジアの父であり、結果的に本選挙に勝ち、アレクサンデル六世として即位します。ロドリーゴにはミラノ公国のアスカーニオ・スフォルツァ、ラファエーレ・リア―リオがつきます。通称ミラノ派です。


対抗馬はジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ、アレクサンデル六世の次々の教皇ユリウス二世になります。ジュリアーノには最年少の枢機卿ジョヴァンニ・デ・メディチがつきます。本書のナビゲーション役のアンジェロも付き人として聖堂に寝泊まりします。


ここまでは、ボルジア家とメディチ家は仲が良かったわけですが、フィレンツェのメディチ家がミラノ・フィレンツェ・ナポリの三国同盟を破棄、ミラノと袂を分かったことから、ボルジア家と敵対することになります。


歴史上、アレクサンデル六世の時代が最もカトリックが腐敗したと言われ、本コンクラーベもボルジア側が枢機卿たちを買収したと言われます。結果的にルターらによる宗教改革が起こり、巻き返しのためにカトリック側も伝道の航海に出、やがて日本にキリスト教がもたらされることになります。


しかし12巻の時点では投票の行方はまだ明かされておりません。既に2回投票し、最多得票は9票で別の人物、投票は3回目に持ち越されて12巻は終了です。13巻が楽しみです。


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左側が投票が行われる王者の間、右側が礼拝堂



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