第4巻:ルクレツィア登場・放火・チェーザレの冒険

<目次>
  • Virtu 25 ルクレツィア
  • Virtu 26 兄妹
  • Virtu 27 約束
  • Virtu 28 継承する者
  • Virtu 29 火種
  • Virtu 30 優雅なる調べ
  • Virtu 31 知と理(サピエンツァとラジヨーネ)
  • Virtu 32 冒険
  • Virtu 33 祭り(フエスタ)
  • Virtu 34 影


第4巻では、美貌の妹ルクレツィア・ボルジアが登場します。時に1491年。チェーザレ16歳、ルクレツィア11歳という設定ですが、ふたりともませすぎです。ほかにもチャーザレを取り巻く人物たちが登場します。チェーザレの弟のホアン、ロドリーゴ・ボルジアにとりいったアドリアーナ・オルシーニ、その息子の嫁でありながらロドリーゴの愛人となり「教皇の淫婦」と呼ばれたジュリア・ファルネーゼ(25話~27話)。人物相関図がありましたので、リンクを貼っておきます。



次期教皇選に向けて権謀を巡らすチェーザレは、ジョヴァンニ・デ・メディチとピサ司教・ラファエーレ・リア―リオとの会食をセットする(28話)。その夜半、ジョヴァンニが建設中の工場をアンジェロが見回っていたところ、何者かが放火をしていることを目撃。その一人がコンパスを盗み、右肩に火傷を負うのを目撃する(29話)。ジョヴァンニとラファエーレの会食(30話)、そこを抜け出しアンジェロに護身用の短剣を授けるチェーザレ(31話)。


まもなく、ピサでお祭りがある。チェーザレは庶民のかっこうに変装し、アンジェロとともに祭りに繰り出す。初めて庶民の生活を目の当たりにするチェーザレにとっては、ちょっとした冒険だった。チャーザレに煙をまかれて困るスペイン団。そんなチェーザレを追う黒い影が・・・(32~34話)。


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第5巻:刺客登場と模擬戦

<目次>
  • Virtu 35 兆候
  • Virtu 36 罠
  • Virtu 37 成すべきこと
  • Virtu 38 冒険の記念
  • Virtu 39 重装か軽装か
  • Virtu 40 以南軍
  • Virtu 41 模擬戦Ⅰ
  • Virtu 42 模擬戦Ⅱ
  • Virtu 43 模擬戦Ⅲ
  • Virtu 44 青空


刺客の目をくらますためにお針子さんたちをナンパするチェーザレ。そこへジョヴァンニらフィオレンティーナ団が登場。チェーザレは女の子たちをジョヴァンニに押しつけ(35話)、刺客を呼び寄せ、雇い主を白状するよう迫る。刺客は隠し針でチェーザレを刺そうとする矢先、間一髪でミゲルが短刀を投げ、刺客は死亡(36話)。ミゲルとチャーザレややり合う。チャーザレの性格が分かる場面なので引用しよう。


ミゲル:おまえのその軽率な行為のせいで最悪な事態を招いたかもしれんのだぞ。

チェーザレ:軽率だと!?

ミゲル:ああっ軽率で身勝手極まりない!おまえは護衛のアルバロ達のことを少しでも考えたか?もしおまえの身に何かあったら奴らはどうなると思う?いや奴らだけではないっ。俺やフランチェスコもただでは済まない。ローマのボルジア家からそれ相応の処分を受けるだろう。おまえの命はすでにおまえだけの物ではない。俺達の未来は全ておまえと共にある。おまえは本当にその事を理解しているのか?

チェーザレ:それがなんだ?おまえ達が私を選んだのなら、おまえ達は私に殉ずるのも当然というものだろう?(37話)


チェーザレが露店で買った小さな小箱をフランチェスコが踏んで壊してしまったため、アンジェロが再び買い求め、チェーザレに贈る。メッセージとともに。


探究心は足取りを軽くする。だが求めすぎると足元をすくわれる。(38話)


後半は、ピサ大学の学生対抗模擬戦(騎馬戦)へ。重装備の以北軍はフランス団、地元のピサ、そしてロンバルディア団。軽装備の以南軍はスペイン団、フィオレンティーナ団、ナポリ、シチリア。以北軍大将はフランスのピエール・バリュー。以南軍大将はフィオレンティーナ団のドラギニャッツォ。ピサ司教のラファエーレ・リア―リオ、フィオレンティーナ団のジョヴァンニ・デ・メディチ、フランス団のジャン・バリューは観戦。戦嫌いなピエール・バリューは落馬を装い、アンジェロが旗を取り、以南軍の勝利。しかし、フランス団のアンリが荒れ狂い、チャーザレとの一騎打ち。アンリがチャーザレを打ちのめそうとするが、自分の重装備でアンリもダウン。痛み分けとなる。青空を仰ぐチェーザレ(39-44話)。


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第6巻:犯人そして戴冠

<目次>
  • Virtu 45 不協和音
  • Virtu 46 背後の敵
  • Virtu 47 それぞれの闇
  • Virtu 48 主よ 願わくば魂を
  • Virtu 49 アランチャ
  • Virtu 50 ホアン
  • Virtu 51 ささやかな自負
  • Virtu 52 憧憬
  • Virtu 53 盟友


模擬戦の後、水浴びをするスペイン団、フランス団、そしてフィオレンティーナ団。そこでアンジェロは右肩に火傷跡を持つ者を見つける。フィオレンティーナ団のロベルト!(45話)。


模擬戦後の晩餐会でアンジェロに真相を告白するロベルト。凋落するメディチ家を見限ろうと反ボルジアの行動を取ったと。ロベルトがアンジェロを刺そうとする矢先にチェーザレとドラギニャッツォが現れ、ドラギニャッツォがロベルトを口封じに刺す。続いてチェーザレがドラギニャッツォを襲い、ついに口を割らせる。死んでいなかったロベルトがチェーザレに襲い掛かるが、アンジェロが庇い、アンジェロが刺される。ロベルトはミゲルが投げた短刀で死亡、ドラギニャッツォは逃走中に屋根から転落し、背中に木片が刺さり、死亡(46-48話)


果たして後ろで采配していたのはバリュー兄弟であった。今までチェーザレはアンジェロを信用し切っていなかったが、今回の経緯でアンジェロへの信頼が厚くなった。出身地バレンシアのアランチャ(オレンジ)をアンジェロに贈る。(49・51話)。チェーザレの弟ホワン・ボルジアと従兄のシレンツィオ・ホワン・ボルジア。シレンツィオがアンジェロのためのスペイン語の家庭教師となる。(50-51話)。


そして、ミゲルの回想シーンへ。幼いころのチェーザレとの出会い。友情を育む二人。そして現在に戻り、チェーザレはリア―リオから戴冠を受け枢機卿に就任する。(52-53話)



さて、この第5話・第6話で、チャーザレの周辺で殺人事件が起き、チェーザレの権謀術数の高さがうかがわれる。このマンガでは一貫してフィオレンティーナ団のアンジェロが語り部役となっているのだが、なぜ彼が語り部なのかも腑に落ちてきた。人のよいアンジェロに語らせることで、権謀術数に長けたチェーザレのありようを浮き彫りにしているのだと思う。


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