図書分類法の一つであり、日本の図書館で図書分類のスタンダードである「日本十進分類法(NDC)」について調べましたので、メモをしておきます。
第1次区分表
- 0 総記 (情報学、図書館、図書、百科事典、一般論文集、逐次刊行物、団体、ジャーナリズム、叢書)
- 1 哲学 (哲学、心理学、倫理学、宗教)
- 2 歴史 (歴史、伝記、地理)
- 3 社会科学 (政治、法律、経済、統計、社会、教育、風俗習慣、国防)
- 4 自然科学 (数学、理学、医学)
- 5 技術 (工学、工業、家政学)
- 6 産業 (農林水産業、商業、運輸、通信)
- 7 芸術 (美術、音楽、演劇、スポーツ、諸芸、娯楽)
- 8 言語
- 9 文学
これを中学校の科目と照らし合わせてみると、こうなるでしょうか?
- 国語:8 言語、9 文学、0 総記、1 哲学
- 数学:4 自然科学(数学)
- 英語:8 言語
- 社会:2 歴史、3 社会科学
- 理科:4 自然科学(理学)
- 音楽:7 芸術
- 美術:7 芸術
- 保健体育:4 自然科学(医学)、7 芸術(スポーツ)
- 技術:5 技術(工学、工業)
- 家庭科:5 技術(家政学)
- 該当無し:6 産業
綱目表(第2次区分表)
- 00 総記
- 10 哲学
- 16 宗教
- 20 歴史、世界史、文化史
- 29 地理、地誌、紀行
- 40 自然科学
- 49 医学、薬学
- 50 技術、工学
- 59 家政学、生活科学
- 60 産業
- 70 芸術、美術
- 78 スポーツ、体育
- 79 諸芸、娯楽
- 80 言語
- 90 文学
この「第2次区分表」のほうしっくり来ます。「第1次区分表」と「第2次区分表」を見比べると、以下のことが分かります。第1次区分表では、
- 「宗教」は「哲学」の一部という扱い
- 「地理」は「歴史」の一部という扱い
- 「医学」は、「技術」ではなく「自然科学」の一部という扱い
- 「家政学」は「技術」の一部という扱い
- 「スポーツ」や「娯楽」は「芸術」の一部という扱い
なぜ調べたのか?
なぜ今このことを調べたかというと、このブログのカテゴリを見直しするためです。「読書・書評」というカテゴリが、すでに500記事以上になってしまいました。どのような切り口で細分化するかを検討するために、まずは図書分類法を確認しました。感覚的には、「歴史」というのは「社会」の半分ぐらいを占めるだろうと思っていましたら、案の定、「歴史」と「社会科学」は同一レベルの分類でした。しかし、「地理」が「歴史」一派だというのは、今回初めて気づきました。
読了している本も、「歴史」が一番多いです。しかし「地理」が「歴史」の一部というのはしっくりこないので、「地理」は独立させようと思います。
といことで、本日(5月8日)、当ブログのカテゴリ見直しに着手しました。
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