昨日にこのニュースが飛び込んできた時には、民主党は終わったと思いました。今年の後半、安全保障関連法案の審議において、審議拒否のなんでも反対姿勢を取る民主党執行部に失望したからです。
- 次の選挙では自民党以外に投票し、安全保障関連法を廃止させよう。(7月16日)
- 民主党は1年以内に崩壊する。(7月28日)
- 民主党の支持率が上がらない訳が分かった。民主党と維新の党が合流しても自民党には対抗できない。(9月5日)
- ありとあらゆる手段を用いて民主主義を否定したナチス(9月18日)
- 【書評】『白洲次郎に学ぶビジネスの教科書』③「お前はなんだ」「それだけは譲れねえ」(10月5日)
しかし、12日の前原氏のインタビューでの回答は少し明るい兆しが見えました。
自民党に代わる対立軸を国民は求めていると思う。
そこをしっかりと掲げることが大事だ。
私に言わせると、ある程度の国民の負担はいただきながら、
日本の構造問題である少子化とか高齢化の安心のセーフティーネットとかをしっかりとつくる
この人は頭がいい。時局を読み、ツボを押えている。
国民が欲しているのは自民党以外に政権担当能力のある政党。
私自身、別に自民党支持者でもなんでもありません。
消極的選択肢として、自民党しか残らなくなってしまっただけです。
そういう人、多いんじゃないでしょうか?
そして、対立軸として、少子化とか高齢化のセーフティネットを掲げました。
これは、自民党の政策ではまったく不十分です。
もし新党が年金支払額の削減、高齢者医療費負担増などの
社会保障改革を公約に掲げ、かつ日米を基軸とした安全保障政策を
維持継続するなら、私は支持します。
問題は、民主党解党を岡田氏に委ねるとしている点。
民主党の中で最も失望している御仁がこの方。
未だに「権力の暴走を許さない」などという標語を掲げ、
ただ反対することしかできない。
岡田氏が発展的に解党を図る意思決定ができるようには到底思えません。
維新の党と同じように、解党がままならないまま、ぐだぐだに分裂してしまう
リスクが高いと思います。
はたして前原氏の言うとおりに12月までにことが運ぶか、注目したいと思います。
画像出典:民主党
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