昇魂之碑
credit : nattou (license : CC By-SA)



フジテレビの「直撃! シンソウ坂上2時間SP~日航123便からのメッセージ・33年目の真相~」を見ました。33年前私が高校1年生の夏でした。この日の報道はリアルタイムで見ていたのでよく覚えています。日航ジャンボ機123便が行方不明になったこと、墜落場所が分からなかったこと、翌朝期待が発見されたこと、生存者はわずか4名だったこと、搭乗者には坂本九が含まれていたこと。




番組は、再現ドラマ、坂上忍と「8.12連絡会」の美谷島邦子さんの御巣鷹の尾根へのお参りなどから構成されています。現在、美谷島さんは、事故のあらましや遺族としての話を子ども向けや企業向け研修でお話をされていますが、事故について語れるようになったのは、ここ最近のことで、契機は東日本大震災だったとのことです。あの地震でも、多くの遺族が生まれました。



御巣鷹の尾根には昇魂之碑が建てられ、ここ最近は事故の直接の関係者だけでなく、交通機関に勤務する人たち、他の災害で突如遺族になってしまった人たちも訪れます。


広島の原爆ドームも、今でこそ平和のシンボルになっていますが、残骸を残すことは、被害に遭った当事者たち、遺族にとっては惨いことでもあります。撤去すべきという意見もある中、原爆ドームの永久保存が広島市議会で決議されたのは1966年、原爆投下から21年のことでした。そして今、世界を代表する平和のシンボルになりました。


同じことが日航機墜落事故にも言えるのでしょう。日航機墜落事故から33年経ち、事故の直接の関係者だけでなく多くの人が昇魂之碑を訪れるようになったことは救いです。交通機関に勤務する方々が訪れては安全第一を誓う、他の事故や災害で家族を亡くした方が訪れ、繋がりを求め癒しを得る。御巣鷹の尾根は交通安全のシンボルになっていくのだろうと思います。



とそんなことを考えていたら、行きたくなり、場所もよく知らないので、場所と行き方を調べたところ・・・



場所は、群馬県・長野県・埼玉県境近く。現地までの道路が整備されて行きやすくなったとは言え、群馬県上野村への公共交通機関はなく、自家用車を持たぬ身としては、大変行きづらいです。上信電鉄の終着駅からタクシーで1時間かけていくか、レンタカーを借りていくしかなさそう。10年以上ペイパードライバーのため、レンタカーで不慣れな地に行くのは無理です。また、直線距離では小海線のほうが近いのですが、県境を越えることができません。


御巣鷹の尾根へのツアーがあれば参加することとして、ちょっと自力で行くのは断念します。


事故機の残骸を一部日本航空が保存しており、予約することにより見学することが可能とのことです。



関連書籍


美谷島さんの証言。



陰謀論・隠蔽論が渦巻く中、著者は米国側の証言も丹念に拾い集めた。米国事故調査団と日本の事故調査委員会の間で意思疎通がなかったというのは驚き。見落としているかもしれないが、陰謀論者・隠蔽論者の本で米国側の証言を集めたという形跡は見当たらない。



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