<目次>
- ベアトリーチェ
- 地獄編
- 煉獄編
- 天国編
『若きウェルテルの悩み』につづいて「マンガで読破」シリーズで読みました。本書を読もうと思ったきっかけの一つは、『チェーザレ 破壊の創造者』の7巻で『神曲』のエピソードが採り上げられていたこと。
『チャーザレ~』の舞台が1492年。ルネサンスによりイタリアが最高に輝いた時代、『神曲』をルネサンスの原典としています。
ベアトリーチェが若くして亡くなり失恋にくれたダンテが、天国のベアトリーチェが遣わした古代ローマ人のウェルギリウスの導きの下、地獄、煉獄、天国を旅します。Wikipediaのルネサンスの解説を読んで「ローマの古典文学とキリスト教による救済との調和を図った一大叙事詩」であることに気づきました。古代ローマは、キリスト教以前の世界でした。
また、Wikipediaの神曲の解説によると、『デビルマン』や『聖闘士星矢』の世界観の形成にも影響を与えているとのことです。
ローマ帝国崩壊以降、主だった文学の少なかったキリスト教圏では、『神曲』は重要な位置づけを為しているようです。

「世界の文学を読む」シリーズ
- 世界の文学作品を読む(2018年に向けて) : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#1『アラビアン・ナイト』より『船乗りシンドバッドの航海』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#2『カラマーゾフの兄弟1』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#3『カラマーゾフの兄弟―まんがで読破』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#4『赤と黒 (まんがで読破)』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#5『星の王子さま』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#6『マノン・レスコー』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#7『モモ (岩波少年文庫(127))』 : なおきのブログ
- 【世界の文学を読む】#8『若きウェルテルの悩み (まんがで読破)』 : なおきのブログ
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