カラマーゾフの兄弟―まんがで読破
ドストエフスキー, バラエティアートワークス
イースト・プレス ( 2008-01-01 )
ISBN: 9784872578898

<目次>
  • プロローグ
  • 三兄弟
  • 調和の世界
  • 悲劇のはじまり
  • 最後の宴会
  • 護送
  • 少年たち
  • 容疑者
  • 星空の下
  • 野心
  • 裁判
  • エピローグ


読書日記人気ランキング


光文社新訳版の『カラマーゾフの兄弟』を読み進める前に、マンガ版を先に通読しました。マンガ版は4年前にも読んでいたのですが、その時はストーリーが頭に入りませんでした。マンガだけで『カラマーゾフの兄弟』を理解するには無理がありそうです。今回は光文社版第1巻を読み終えた直後ということもあり、人物像が頭に入っており、ストーリーがすんなりと頭に入ってきました。


光文社版第1巻では次男イワンの影が薄いのですが、気性の荒い長男のドミトリー、神を信じるアレクセイと対比させ、優等生ぶりの無神論者だということがはっきり分かります。


Wikipediaによると、『カラマーゾフの兄弟』は東方正教会から高く評価されているとのことですが、父フョードルと長男ドミトリーの教会に対する粗暴な態度、次男イワンの無神論者ぶりを見ると、光文社版第1巻を読んだだけではそのように読み取れませんでした。キリスト教圏にありながら、神を否定したニーチェや共産主義に通じるものがあります。


しかし、最終的にドミトリーとイワンが改心し神に跪くような態度を見せるにつけ、キリスト教・教会の正当性を示す本なのかな、とおぼろげに見えてきました。もっとも、キリスト教に対する理解も不確かなこともあり、理解度には自信はありませんが。


また、イリューシャ、コーリャという少年たちのサブストーリーがあることも、マンガ版を通じて分かりました。


『カラマーゾフの兄弟』では、ドミトリーの婚約者カテリーナと、ドミトリー、フョードルが取り合うグルーシェニカ(マンガではグルシェンカ)という二人の女性が登場します。世間知らずのカテリーナよりも、多くの男を翻弄するグルーシェニカのほうに魅せられてしまうのは、私にもカラマーゾフ的な心があるのかもしれません。


読書日記人気ランキング


ドミトリーを受け容れるグルーシェニカ
『カラマーゾフの兄弟―まんがで読破』


↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村