舛添要一


東京を変える、日本が変わる
舛添 要一
実業之日本社 ( 2014-03-19 )
ISBN: 9784408110653

<目次>
  • はじめに、「一石」が「五鳥」にもなる政策を実現する!
  • 序章 東京が変われば日本が変わるー世界歳・東京への熱い思い
  • 第1章 なぜ「東京世界一宣言」なのかー東京を日本変革の起爆剤に
  • 第2章 東京都政への基本姿勢ー政治の原点に立ち返る
  • 第3章 限りなく人にやさしい街ー社会保障と女性・高齢者・介護
  • 第4章 万全の備えを有する街ー防災・危機管理
  • 第5章 世界の人々をおもてなしする街ー都市計画とオリンピック・パラリンピック
  • 第6章 エネルギー問題にどう対処するかー原発についての私の考え方
  • 第7章 姉妹友好都市・東京としてー東京だからこそできる外交アプローチ
  • 巻末資料 知事就任挨拶全文


書評まえがき

先月の熊本地震の折から噴出した舛添批判の嵐。私の友人も、地震の際の海外出張先でのパレード歓迎を自粛せよと言います。一方、私は、こういう時の自粛は反って社会を委縮させることになるのでよろしくない、という立場を取ります。そのことを、震災後の4月19日のブログ記事に書きました。



また、都市外交のために、スイートルームに泊まることも、私は問題ないと考えます。それが有効に機能している限りです。その成否の審判は、次回の都知事選で都民が下せばいいわけで、私は、かけた経費よりも、都市外交の成果を問います。


舛添氏を批判していた友人も、自粛不要論には賛成しつつも、しかし舛添だけは許さん、と言います。


そこのところがよく分からない。舛添氏の何が問題なのでしょうか?


こういう時は、著書を読んでみて、本人の人となりや思想を確認することにします。事実、橋下徹氏猪瀬直樹氏も、私は肯定的に評価してきました。先の東京都知事選では、舛添氏に投票しなかったこともあり、特に舛添氏に興味がありませんでしたが、今回、あらためて氏の著書を読むことにしました。
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書評本編

読後感として、2つ。政治家としての思想は可もなく不可もなく。自身が母親の介護経験者ということもあり、介護への肩入れはあるものの、それ以外は総花的な内容に終始し、ほとんど政治家としての特徴がありませんでした。別の言い方をすれば、投票する理由が見当たりません。


そして、もう一つは、失望です。失望の原因となった箇所を引用します。


全職員に対し、「広汎な意見に謙虚に耳を傾け、ひたすら都民に尽くすという姿勢」を求めた。

前都知事の突然の辞職によって失墜した都政への信頼を、心を一つにして回復させることを期し、私は幹部に対して、西郷隆盛の次の言葉を贈ったのである。

「万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢を戒め、節倹を勤め、職事に勤労して人民の標準となり、下民其の勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し」(『南洲翁遺訓』)


先月よりの舛添氏の言動は、信頼に値しうるでしょうか?

舛添氏に残された道は、もはや一つしかないようです。

それは、ご本人も分かっているでしょう。
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photo credit : ルくららチャンネ via youtube
license : CC-BY



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