安倍首相辞任記者会見
author : 首相官邸



昨日、安倍首相が辞任表明をされたので、軌跡を振り返り、ポスト安倍を占っておこうと思います。


第二次安倍内閣発足(2012年12月26日)

第二次安倍内閣発足
author: 首相官邸


2012年12月16日衆議院議員選挙が行われ、与党・民主党が敗北、再び政権は自民党&公明党に戻りました。


もともと私は、日本国政府に期待するのは外交政策・防衛政策です。経済政策は期待していません。安倍首相在任期間、アベノミクスの効果・日銀の異次元緩和もあり、株価は上昇、GDPも多少の回復はありましたが、日銀の異次元緩和に対する反作用はまだこれから起こり得るからです。



鳩山民主党政権は中国側に歩み寄ったものの、中国船による尖閣諸島領海への侵入を招き、かえって中国との関係をこじらせ、また沖縄県からの米軍基地撤退を不用意に約束したことでアメリカからの信頼を損ねました。


そんな中、2015年から2016年にかけてのアメリカ連邦議会での演説、オバマ大統領の広島訪問実現、安倍首相のパールハーバー訪問の一連の流れによる日米関係の回復は華麗であったと言えます。


安倍首相、アメリカ連邦議会演説(2015年4月29日)

安倍首相、アメリカ連邦議会演説

source : 外務省


硫黄島で対峙したローレンス・スノーデン氏と栗林中道大将。その栗林大将の孫の新藤義孝氏とスノーデン氏の握手は、安倍政権の中で最も圧巻で心染み入る場面でした。今から振り返ってみても胸が熱くなります。民主党政権によって傷つけられた日米関係が回復に向かい、このことが次のオバマ大統領広島訪問、安倍首相パールハーバー訪問に繋がったのは間違いありません。



トランプ大統領との日米首脳会談(2017年2月10日)

安倍晋三とドナルド・トランプ
author : 内閣官房


オバマ民主党政権からトランプ共和党政権への移行への追随も鮮やかでした。オバマとの良好な関係を継続しながら、トランプとの関係も構築したその外交手腕を華麗と言わずして何と言えましょうか?当時の時間軸を振り返えれば、この華麗なる外交手腕に舌を巻きます。


  • 2016年11月8日、アメリカ大統領選挙でトランプが勝利
  • 2016年11月17日、安倍首相、ニューヨークに立ち寄り、トランプを電撃訪問、ゴルフクラブをプレゼント
  • 2016年12月27日、安倍首相、オバマ大統領とパールハーバー訪問
  • 2017年2月10日、安倍首相、就任直後のトランプ大統領と日米首脳会談



なぜかようにオバマとの関係を維持しながらトランプとの関係構築ができたか、傍目から見ているとよく分かりませんが、後に山口敬之氏による暴露本が出たことで、その背景を伺い知ることができました。



次に誰が首相の座に就くのか分かりませんが、誰がなろうと、この外交手腕を踏襲いただき、外交の一貫性を保っていただきたいと思います。安倍首相の外交手腕を否定する声もあります。しかし、仮に安倍氏が首相でなければ、今より状況が悪かったのでは?それは民主党政権時代を見れば明らか。私は安倍首相の外交成果はプラスに評価します。


ポスト安倍


名が取り沙汰されている人を挙げれば、麻生太郎、菅義偉、石破茂、岸田文雄、河野太郎、野田聖子。麻生、岸田は外務畑、石破は防衛畑、河野は外務・防衛両方。政権の継続性でいけば菅。うーん、誰がなるのか、皆目見当がつきません。けど、誰がなっても、支持率の回復は間違いないとみています。


コロナ以降の迷走・支持率低迷をリセットするチャンスだけではありません。Twitter界隈を見回しても、長期の安倍政権の労をねぎらう声であふれ、反安倍の声はほとんど打ち消されています。安倍政権への礼を表し、安倍路線踏襲を述べれば、まず間違いなく自民党の支持率は回復するでしょう。


日米関係について、11月のアメリカ大統領選挙では民主党が勝利する可能性が高いですが、2016-2017年のアメリカ政権交代時と同様、政権交代を見据えた準備を水面下で進めているだろうと推察します。2015-2016年の一連の日米関係の回復時は民主党政権で、バイデンは副大統領でした。バイデンとの関係作りも問題ないだろうとみています。


そして、安倍首相がやり残した課題として挙げた北朝鮮拉致被害者問題とロシアとの平和条約締結(北方領土問題)について、仮に誰がなったとしても、難しいかじ取りを迫られます。勝手な憶測ですが、拉致問題・北方領土担当大臣として、安倍晋三氏が入閣する可能性もあるのではないでしょうか?


(参考)他の方の安倍内閣の振り返りコメント

(適宜追記していきます。)



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