3x3ラボで開催された、「【ヒューマン・フロンティア・フォーラム】〜ドラッカー経営学から考える〜」に参加してきました。ドラッカリアンとして参加しない訳にはいきません(ちなみに、会社の飲み会も予定されていたのですが、あまりお酒を飲まないこともあり、そちらは断りました)。



参加した方々は全員ドラッカーの書を読んだ方々ばかりでした。


あらたに得られた気づき


  • なぜ日本ではアメリカ以上にドラッカーが流行るのか?
    戦後世代(全共闘世代)は、学生時代にマルクス経済学(=社会主義)の洗礼を受け、のちに企業社会(=資本主義)に出た。ドラッカーにより、マルクス経済学の呪縛から解放された。同様に、司馬遼太郎も、自虐史観からの解放を促した。

  • ドラッカーは役に立つのか?
    もしドラが270万部も売れ、ついでにドラッカーの『マネジメント』が売れた割りには、日本企業のマネジメントは改善されたのだろうか?

  • 企業が追求すべきは利益なのか?
    利益を未来費用としたが、間違いではないか?追求すべきは、利益ではなく付加価値(=利益+人件費)ではないか?

私の勝手な解釈


「ドラッカーは役に立つのか?」という問いに対し、一応私なりの解釈を示しておきます。これは、あらゆる経営学、あらゆる著述家に共通して言えることだと思いますが、なんとか経営学を実行してみてうまくいったとか、ある本に書かれたとおり実行してみてうまくいったということは、基本的にはないと思うのです。世の中、そんなに単純ではありません。本に書かれている前提条件が、私が置かれている前提条件とは、ほぼ確実に一致しないからです。


それよりも、経営学にしたがって、本に書かれていることにしたがって得られるものがあるとすれば、失敗の可能性を減らすことではないでしょうか?


反証不可能な命題ですが、仮に日本人がドラッカーをこれほどまでに読まなかったのなら、日本企業は、日本社会は、より一層、低迷していたかもしれません。


読んだドラッカーの本(おすすめ順)


ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書
ピーター・F. ドラッカー
日本経済新聞社 ( 2005-08 )
ISBN: 9784532312329


ドラッカーを読んだことのない人に最も薦めたいのが、日経新聞の「私の履歴書」です。ハードカバーは絶版ですが、文庫版が出ています(このブログ記事のトップ画像は、ハードカバー版です)。



本書において、ドラッカーは都市におけるコミュニティの必要性を説いたのですが、ドラッカーのコミュニティ論が私のコミュニティ論の礎になっています。



私自身、『マネジメント』自体は読んでいません。晩年に発売された『はじめて読むドラッカー』シリーズ4部作は、過去の著作の寄せ集めではありますが、エッセンスを学ぶのにはちょうどよいと思います。この『チェンジ・リーダーの条件』は、『マネジメント』からいくつかの章が抜粋されています。



21世紀以降、『マネジメント』の次に読まれているのが、この『プロフェッショナルの条件』ではないでしょうか。



ドラッカー初期の著作である『経済人の終わり』や『産業人の未来』からの抜粋が多いのですが・・・なんとも難しいものでした。ちょうど民主党政権時代に読んでいたこともあり、「民主党議員はドラッカーを読め!」と思ったものです。この本で、理性主義は失敗すると書かれており、案の定、民主党政権は失敗しました。民主党の政治家の多くがドラッカーを読んでいたのなら、失敗しなかっただろうにと思います。



『はじめて読むドラッカー』シリーズは当初3部作の予定だったのですが、後から追加になったのが『テクノロジストの条件』です。



イノベーションの第一歩は「破棄すること」というのは、本当にそのとおりだと思います。ボトムアップな日本企業は、なかなか戦略的に事業の破棄ができません。


非営利組織の経営―原理と実践
P.F. ドラッカー
ダイヤモンド社 ( 1991-07 )
ISBN: 9784478370629


経営がうまくいっていない非営利組織が多いように思います。非営利組織こそ、営利企業以上にマネジメントが必要とされています。


以下は、ドラッカー解説本です。



この久恒氏の図解は非常にわかりやすかったです。この本一冊で、十冊分ぐらい要約されています。



ドラッカーの翻訳を数多く手がけた上田惇生氏によるドラッカー金言集ともいうべき本です。




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