UNESCOが発表している国別の国内総R&D支出(Gross Domestic Expenditure in R&D)を元に、以下の主要7ヶ国の1996年から2015年までの経年変化をグラフにしてみました。2015年の支出額順です。


  • アメリカ
  • 中国
  • 日本
  • ドイツ
  • 韓国
  • フランス
  • イギリス


国内総R&D支出


グラフの単位は百万PPP$です。PPPというのは購買力平価のことで、国による物価の違いを考慮した考え方になります。また、上記7ヶ国以外にも、G7の国であるイタリア、カナダ、それともう一つの大国ロシアのデータも並べてみたのですが、イギリスよりも値が小さく、グラフがビジーになるため、割愛しました。


さて、要点をまとめると以下の通り。


  • 日本は1700億ドル(約20兆円)で世界第3位。
  • 中国は2009年に2位に浮上(GDPより1年前倒しで日本を追い抜く)
  • 先進5か国は、2000年から2015年までの間に1.7倍から2.1倍で伸びの割合は大差無し。
  • 日本もGDPがほぼ横ばいであったのに対し、1.7倍に増えている。
  • 2000年から2015年の間に、中国は12.4倍、韓国は4.0倍に増えた。


実は、他にもR&D系の情報を収集しているのですが(特許件数等)、中国に対しての差はもはや覆しがたいのがはっきりしてきました。知識ワーカーの知的生産性向上が必須であるだけでなく、戦うべき領域を絞る必要があるのかもしれません。


以上



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