日本の代表的廃墟・軍艦島
軍艦島
Jordy Meow - pixabay, CC0, リンクによる


読書日記 人気ブログランキング


廃墟写真集を二冊紹介。一冊目は2016年出版で、写真家はヨウスケ氏、マツモトケイイチロウ氏、腐肉狼氏の三氏。もう一冊は同じ出版社で2018年出版で、表紙裏に撮影者6名のInstagramアカウントがリストアップされています。


2016年版の撮影者は3人中1人しかInstagramアカウントを見つけられなかったのですが、2018年版の撮影者は全員Instagramユーザです。実際、撮影旅行に数年を要することを考えれば(撮影時点で存在したもののその後取り壊しになっている廃墟も多い)、2018年段階ではInstagramが写真共有サービスの確固たる地位を築き終わったということなのかもしれません。


『美しい日本の廃墟 いま見たい日本の廃墟たち』


『美しい廃墟—日本編— 耽美な世界観を表す日本の廃墟たち』


さて、私自身がなぜ廃墟というものに興味を持ったかという経緯について説明します。廃墟というものを最初に意識したのが2010年前後にSLを見に水上駅に行った時のことではないかと思います。かつて栄えた温泉街も今は昔、廃業した旅館が立ち並びます。廃屋・廃墟は言わば人口減少社会の最前線です。また、姉が過疎地の空き家に転居したことも影響しています。



人間が手入れして保存しようとする廃屋もある一方で、人間の手入れが入らずに朽ち果てていくのを待つだけの廃屋もあります。本二冊を開くまで、紹介されている廃屋は訪れることが容易な前者を想定していたのですが、実際は異なり、侵入するのも困難な、文字通りの「廃墟」でした。『美しい日本の廃墟 いま見たい日本の廃墟たち』の侵入するための心得・注意事項・必須アイテムの記載がありましたので、その見出しを抽出します。


廃墟を安全に楽しむための心得
  1. 崩れやすそうなところは避ける
  2. 動物や虫に気をつける
  3. 廃墟内のものに触れない
  4. 火気は使用しない
廃墟へ訪れる際に注意したいこと
  1. 管理者、所有者に許可を得ておく
  2. 明るい昼間のうちに行こう
  3. まれに人がいることもあるので注意
  4. 天候の良い日に行こう
廃墟探索に必須のアイテム
  1. 長袖、長ズボン
  2. 安全性に配慮した靴
  3. 軍手(滑り止めつき)
  4. 懐中電灯
  5. 体にみっちゃくするリュック
  6. 救急用品
  7. 方位磁石
  8. 飲料水


うっ。思いっきり敷居が高い。安易に廃墟を訪れることは不可能です。


読書日記 人気ブログランキング


<目次>
  • Chapter 1 学校、病院 その他公共施設の廃墟
  • Chapter 2 ホテル、観光レジャー施設の廃墟
  • Chapter 3 炭鉱・鉱山の廃墟
  • feature 1 軍艦島
  • Chapter 4 集落・集合自宅の廃墟
  • Chapter 5 工場・発電所の廃墟
  • feature 2 チェルノブイリ


<目次>
  • Chapter.1 学校、病院
  • Chapter.1 遊園地、テーマパーク レジャー施設
  • Chapter.1 ホテル、宿泊施設
  • Chapter.1 工場、鉱山
  • Chapter.1 集落


一生のうちに行ってみたい

紹介されている廃墟のうち、安全に行けそうな且つ行ってみたい廃墟、現存していたら行ってみたかった廃墟をピックアップします。


片島魚雷発射試験場跡(長崎県)


コスプレイヤーの人気撮影スポットとのこと。検索すると、割と出てきます。『天空の城ラピュタ』の世界観に近いと思いました。写真集ではそこまでの説明はありませんでしたが、同じように感じられている方の記事がありました。



化女沼レジャーランド(宮城県)


2001年まで開園した遊園地。手入れが行き届いていて、買い手を募集しているとのこと。



清華寮(東京都)


東京の茗荷谷(文京区)に戦前から続く廃屋があったそうです。台湾総督府関連の財団が設立した台湾留学生のための学生寮で、台湾総督府が消滅したことにより権利関係が不明のまま、戦後も不法占拠状態が続いていたとのこと。2013年に法的手続きが完了し、解体されたとのことです。覗いてみたかった。



旧柴崎橋(福島県)


阿武隈川にかかる橋。1959年に廃止され、撤去予算がなかったため、そのままになっているとのこと。


福島県の橋と言えば、只見線の鉄橋が2011年の台風で崩落したままで、不通区間があります。こちらもJRと地元自治体の予算折衝がうまくいかないのか、開通できていません。



八丈オリエンタルリゾート(八丈島)


『トリック劇場版2』(2006年公開)のロケ地になっていたようです。



根岸競馬場跡(神奈川県)


今回紹介の二冊に出てこないのだけど、「競馬場跡」でぐぐって見つけたのが根岸競馬場跡。映画『未来のミライ』に登場するようです。



Wikipediaによると、営業は1943年までで、海軍に接収され、敗戦によりアメリカに接収され、日本に返還されたのが1969年とのこと。競馬場としての再利用を試みようとしたものの、時の流れに抗えず、やむなくそのまま廃止になったようです。周辺が公園として整備されており、古い割にはきれいです。本二冊で取り扱われなかったのも「廃墟」で括るには相応しくなかったからなのかもしれません。


廃校ビジネス

廃校についても調べておりましたら、文部科学省が廃校の再利用を推進していることを見つけました。



読書日記 人気ブログランキング



↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村