<目次>
  • プロローグ
  • 第1章 全員が合格点
  • 第2章 イキイキした人は2割未満?
  • 第3章 亭主元気で留守がいい
  • 第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
  • 第5章 社会とどうつながるか
  • 第6章 居場所を探す
  • 第7章 「死」から逆算してみる
  • あとがき
  • 参考文献


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昨年ベストセラーになった『定年後』。49歳の私にとってまだだいぶ先のように見えますが、なにしろ本書の副題は『50歳からの生き方、終わり方』。50歳からの終活ってまじかい!と思ったのですが、読んでみて納得感のある内容でした。★5つ贈呈です。


「死」を意識する。


人生とは「階段を登るもの」でした。しかし50歳を節目に、「死」を意識し「降り始める」ことが必要とのこと。「死」を意識すると「死生観」が変わるようです。


当ブログでも「死生観」を何度か取り上げました。文末に載せました。人の「死」に直面した時に何を思ったか、その時の心境を綴り続けたわけですが、こうしてあらためて振り返ると、その時の心境がよく分かります。書き残しておいてよかった。


しかし、そこで綴ったのは「他人の死」です。「自分の死」ではありません。本書は「自分の死」を意識せよと言う。なかなか実感できません。死ぬまで実感できないものかもしれませんが。


人生の黄金期に向けて


定年後は、暗い老後ではありません。健康寿命が延びた現在、著者は60歳から75歳を人生の黄金期と言います。あらたな黄金期を迎えるには50歳からの準備が必要。今から助走し、60歳を迎えたいものです。


準備、助走が足りないとどうなるか。本書の目次にある通りです。特に男性の場合、60歳を過ぎて生き生きしている人は2割未満ではないかと筆者は言います。60歳を過ぎても女性は元気です。定年退職した旦那が日中から家でごろごろされては、たまったものではありません。「亭主元気で留守がいい」というのは、きっと本当のことです。


なぜ、定年後の女性は生き生きしていて、男性は生き生きしないのか。ひらたく言えば、女性が社会の中で生きているのに対し、男性は会社の中でしか生きてこなかったからです。会社員は、会社というフィルターを通してでしか、社会と接することができません。あらためて、直接、社会と接しなおすことが必要です。


そういう意味で、さまざまなコミュニティ活動、PTA、町内会等、たくさんの社会と接していて、本当によかったと思います。これをこのまま続けます。


助走にあたって


気になったフレーズをいくつかピックアップしておきます。


  • 自分にとっての創作は、10代までに溜め込んだ言葉にできない思いを吐き出し続ける行為だと言う。(P120)
  • 私の子ども時代には宝物が眠っているはずだと思っている。 (P121)
  • 社会とつながる力=X(自分の得意技)×Y(社会の要請や他人のニーズ)
    多くの会社員は、このYをグリップする力が弱いので、会社を離れると途端に社会との関係が切れてしまう。 (P132)
  • 何に取り組むにしても趣味の範囲にとどめないで、報酬がもらえることを考えるべきである。(P133)
  • 望むべくは自分の向き不向きを見極め、自らの個性で勝負できるものに取り組むことだ。 (P133)
  • 病気は命や人生を左右する問題であるのだから、そんな大切なことを人任せにしてはいけない。 (P191)


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