
画像出典:農業女子PJ
<目次>
- はじめに
- 第1章 女性x農業の新しいフィールド
- 第2章 農業女子のプロフィール
- 農業女子を応援する人たち
- 第3章 農業女子の素顔 -農業の資質ー
- 第4章 女性が生み出す、農業の新スタイル
- 第5章 つながる農業 -農業女子入門ー
- 農業女子検定
- おわりに
本書は4月23日の朝活読書サロンで紹介しました。
- 朝活読書サロンに参加しました。(4月23日)
- 【書評】『キリスト教とローマ帝国』~普及に300年かかったキリスト教。宗教とはすなわちソーシャルネットワークである。/紹介した本
- 【書評】『肩書き捨てたら地獄だった』~日本の厳しい将来予測/ちらっと紹介した本
本書との出会いの背景
知り合いの伊藤淳子さんが新刊を出されたので、読んでみました。Twitter/Facebook上で繋がっているものの10年以上お会いしていません。あれはたぶん1996年ぐらいだったと思いますが、パソコン通信のNIFTYのオフ会で、渋谷のあやしげな(?)会場を紹介をしていただいたのをよく覚えています。
- だいじょうぶ。/伊藤淳子さんのブログ
さて、最近、私自身、農業に関心を持っています。田植えに参加するのもそのためです。できれば遠方に出かけずとも近場で区民農園を借りられないかと考えています。
農業への関心の背景は、日本はこのままいくと、いずれ財政危機が円安をもたらし、食糧とエネルギーの輸入にそのしわ寄せが行くだろうと推察するからです。また、長女が農学部志望ということも関係があるかもしれません。
また、私の姉がこの3月に不便な山奥に引越しました。直接話ができていませんが、母からの情報及びFacebookの投稿画面から類推すると、なにやら農村生活を始めたらしいです。
農業は女性が就労しやすい職業
さて本題。本書は「農業女子プロジェクト」のプロモーション的位置づけの本でしょうか?「農業女子プロジェクト」は、農林水産省が進める国家プロジェクトとのことです。
「農業」というと、力作業、泥仕事、3Kというイメージがありますが、「農業女子」は美しい・・・
日中屋外で作業をする農業女子用のコスメ、農業女子のファッショナブルな作業服、農業女子向けの軽トラックやトラクターなども開発されているとのこと。
- 農業女子メンバー | 農業女子PJ
- 私たちの取り組み | 農業女子PJ/企業の取り組みの紹介
1990年代後半から2000年代にかけて、農産物の偽装や残留農薬など、農産物のトレーサビリティが問題になりました。その解決策として、生産者の顔を載せた農産物のパッケージも増えてきました。小奇麗な出で立ちも必要になってくるのでしょう。
安倍内閣は、指導的な地位にある女性を30%にすると目標を掲げていますが、私はこの数値目標自体は無意味だと思っています。少なくとも、一般大企業がこの数値目標をコミットする必要はないと思います。教職員、保育士、介護士、美容師など、女性が活躍しやすい職業・職場があります。そして、職住近接の農業というのは、おそらく女性が出産・育児を挟んで就労できる女性の職業ではないでしょうか?
本書には何十人もの農業女子が登場しますが、一様に輝いています。農業とは生きる営み。だからこそ輝いているのでしょう。
関連書籍
本書でも、農業を通じて生きる力を取り戻す人たちが描かれています。
本書を読んで、農業・林業再生が日本が生き残る上で必要な道だと思いました。
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