東京朝活読書会:刺激的な本


ひさしぶりに、東京朝活読書会に参加しました。実は2月10日に、場所が変更になったことに気づかずに、参加しそびれていました。場所は、渋谷の電源カフェBeezににありました。今回のテーマは「刺激的な本」です。私からは二冊紹介させていただきました。



紹介した本1『女のカラダ、悩みの9割は眉唾』



著者の宋美玄さんは、産婦人科医であり、『女医が教える-本当に気持ちのいいセックス』で一世を風靡した方。そちらの本は読んでいないのでどんな本か存じ上げませんが、こちらの本はいたってまじめな女性医学の本です。「まゆつば」って、「眉唾」って書くんですね。知らなかった・・・


女性のカラダに関する世評のあれこれ、セックスできれいになるとか、働きすぎはオス化するとか、妊婦が体を冷やすと逆子になるとか、ピルは太るとか、はたまた骨盤ダイエットとか、これらは医学的に因果関係が説明されていないものばかりです。


情報源は、女性誌だったり、最近は女性向けの専用サイトだったり。インターネットは根拠のない情報があふれており、その真贋を見抜くリテラシーが必要ですが、女性のカラダに関する事柄がいちばん風説、都市伝説が多いように感じます。ふーんと聞き流せばいいものの、はげしく思い込んでしまっているようなことはないでしょうか?


ここは冷静になり、専門家の方の言葉に耳を傾けたほうがよさそうです。特にインターネットで調べることはやめたほうがよさそうです。調べれば調べるほどどんどん偽情報に遭遇し、何が真実かますます分からなくなります。


本書は女性だけでなく、男性も読んでみる価値があると思います。彼女・伴侶が、生理痛に悩んだり、極度なダイエットに取り組んだり、いろんな美容商品・グッズを試しているようであれば、本書を読んだ上で、「そんなにがんばらなくてもいいんだよ」とそっとアドバイスをしてあげるといいのではないでしょうか。


目次を抜粋します。だいたい、目次どおりのことが書かれています。


<目次>

まえがき

第一章 セックスできれいにはならない

第二章 「オス化」に怯えるホルモン知らず

第三章 あなた、実は「冷えて」なんかいません

第四章 「ピルが怖い」って誰が言った?

第五章 産むことが「女の証」ではありません

第六章 妊娠・出産に「私らしさ」は求めない

第七章 怖がりすぎる更年期、女は死ぬまで女です

あとがき


紹介した本2『人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白』



さて、本当に紹介したかったのは、こちらの本です。


<目次>

はじめに

第一章 二つの殺人事件を起こすまで

第二章 長期刑務所の生活

第三章 殺人犯の肖像(上) 堅気の受刑者たち

第四章 殺人犯の肖像(下) ヤクザ受刑者たち

第五章 一生を刑務所で暮らすと決めた

あとがき


われわれは人間は誰しも、他人のこと、他人の心の内面は分かりません。もし、多少なりとも分かる方法があるとすれば、著書を読むことはその一つの方法だと思っています。政治家のことを知りたければ、著書を読めば人となりや思想が分かります。


もちろん、私の友人・知人には殺人犯はいませんし(いないと思っている)、殺人犯の考えていること、心のうちはうかがい知れません。本を読むことの目的の一つが、他人の心情を垣間見ることであるならば、この殺人犯の告白本は読まずにはいられません。



本書は、二人を殺害した無期懲役囚の著書です。美達大和は、もちろんペンネームです。刑務所にはいくつか種類があり、LB級刑務所というのは、8年以上の懲役刑かつ再犯者の刑務所とのことです。つまり、一番の凶悪犯があつまる刑務所で、全国に五箇所あるとのことです。


著者が誰であるのか、どこの刑務所に服役中なのかは明らかにされていません。すでに十数年の刑期に服しています。自分の生い立ちから殺人に至るまで、刑務所の中の実情、ほかの殺人犯たちの実像が描かれています。むろん、個人が特定できそうなことは書かれていません。


総じていえることは、凶悪犯罪を犯す者は、知能が低く、人の話をきかず、自分の将来や他者に対しての想像力が欠けているようです。

受刑者に決定的に欠落しているのは、他者に対しての想像力です。

しかし、著者の美達大和氏は、受刑者の中で異彩を放っていそうです。刑務所に入る前は月間100冊は本を読んでいたといい、稼ぎもよかったようです。頭のよさ、賢さは、文面から溢れています。


ほかの受刑者とは異なり、自分の犯したこと、無期懲役という自分の未来を真摯に受け止め、決して絶望せず、未来への前向きな決意とその実践には、感服します。

人を殺したのですから、次はその何倍もの人を生かすことをしなければいけません。

いろいろ考えた末に、社会へは戻らないこと、出所したら将来得られたであろう諸々のベネフィットを放棄することを決めました。これで整合性が保たれているとは言いませんが、私の目的を達成し、父に報いることと償いや贖罪ということを勘案すると何とか両方の目的を遂行するにはこの方法しかないと思えたからです。

贖罪の道を模索しながら、当初の志であった子供達への奉仕を実現する為に生活をしています。


その、「子供達への奉仕」の実践のひとつが、昨年出版された以下の本に表れているのではないかと思います。


女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法
美達 大和・山村 サヤカ&ヒロキ
プレジデント社 ( 2013-10-30 )
ISBN: 9784833420631


冒頭写真のクレジット:東京朝活読書会メンバーの北澤さん


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