昨日(7月30日)は、3*3ラボ主催の『「家具」と「家」の間を考える』というトークイベントに参加してきました。ゲストスピーカーはお二方、下平万里夫さんと三輪良恵さんです。


7月28日の3*3ラボのコミュニティマネージャー・ミートアップに参加した時に、なぞのテントらしき構造物を見つけました。企業間フューチャーセンターの金子さんに呼び止れて、建築士の下平さんを紹介され、「7月30日にイベントがあるからおいでよ」と誘われた次第です。


我々は、家具と家の関係を固定的に捉えすぎてしまっていたようです。「家具と家との関係性」を再考させられ、また、未来の生活空間を感じさせるトークセッションでした。



高床式テントZEROPOD by 下平さん


テンセグリティ


このなぞのテントらしき構造物がZEROPODです。構造を見たとき、「これはテンセグリティだ!」と気づきました。テンセグリティとは、引っ張り力と圧縮力のバランスを取った構造体で、三角錐をベースにすることにより、柔軟かつ最も安定な構造、別の言い方をすればレジリエンスな構造を得ることができます。足元を見ると非常に柔に見えるのですが、最も安定した構造ということは、同じ重量を支えるのに最も軽量で済ませることができるということです。



レジリエンスで移動可能な住居


これにより、でこぼこの地面でも、傾斜した地面でも、高床式のテントを張ることができます。折りたたんでしまえばわずか50キロ強で、車で持ち運ぶことも可能です。通常のテントよりや仮設の建物、たとえば避難地域の仮設住宅や海の家にも使えます。高床式で、力を分散して地面に設置していますので、地面を傷つけませんし、通常の建築物のように杭を打つ必要もありません。設営に10分、撤去に10分で済みます。移動可能な住居と言えます。


「家具」と「家」の間


しかし、現実にはそううまくいきません。これを建築物と見れば、建築基準法に従う必要があります。問題は、これは建築物なのかどうかです。それが『「家具」と「家」の間』という“問い”です。


理解のある大手企業や官僚・政治家の力を借りて、普及をしてほしいと思いました。



下平さんの考える「新しい建築」のあり方


  1. 快適であること → 高床式
  2. 自然を傷つけないこと → フレキシブルな基礎
  3. 解体・移築が容易であること → 折畳み式、軽量
  4. ゴミゼロ → 完全リサイクル
  5. ゼロエネルギー → 太陽光発電


ひとつぼキャビン by 三輪さん


もうひとつの『「家具」と「家」の間』の紹介が『ひとつぼキャビン』です。



閉じると一坪の正方形の構造物。四辺がL字型の扉になっていて、開閉すると、4~5倍の空間が生まれます。やはり、これを家具とみなすのか、家とみなすのか・・・


シェアハウスへの応用


ふと、こんなアイデアがよぎりました。


近年シェアハウスが増えています。大きな間取り、たとえば30畳とか40畳の部屋を可動式の家具または壁で区切るようなシェアハウスも実現可能ではないでしょうか?占有面積の比率によって家賃配分を変えるなど、柔軟な運用ができるかもしれません。



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