ビットコイン

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<目次>

第1章 ビットコインとはなにか?なぜ生まれたのか?

第2章 ビットコインは“通貨”として通用するか?

第3章 ビットコインを支える暗号技術

第4章 ビットコインは通貨の未来をどう変えるか?

ビットコインのもうひとつのインパクト

対談コラム1 マウントゴックス事件の読み解き方

対談コラム2 「匿名性」についてとことん考えてみる

対談コラム3 “寿命”が次世代の進化を生む


うーむ、この本はすばらしい。タイトルが誤りではないでしょうか?


IT業界に携わる者として、最新のIT動向は教養として知っておくべきことですが、ビットコインもその一つと捉えられるため、本書を読もうと思ったわけです。


本書の問いは、そもそも「通貨」とは何かということ


しかし、本書で述べられていることは、「ビットコイン」そのものといよりも、「通貨とは一体何か?」といことです。そこから理解をしないと、「ビットコイン」を正しく理解できません。


この本を読むまで、おそらくほとんどの方と同じように、「ビットコイン」をやや怪しげなものだと考えていました。錬金術や詐術の一種のように。しかし、「ビットコイン」が詐術なら、中央銀行の発行する通貨も詐術です。


金本位制の時代は、通貨には裏付けとなる金がありましたが、今は裏付けがありません。紙です。通貨とは、「信用」であり「情報」にしか過ぎません。哲学的な問答になってしまうのですが、通貨とは、みなが通貨と信用しているものが通貨です。通貨が情報であるならば、「日本円」と「ビットコイン」は、情報という観点では一緒で、違いは「信用」です。今のところ、「日本円」のほうを信用している人が多いのですが。。。


「日本円」は大丈夫か?


本書を読んで、暗雲たる気持ちになりました。「通貨」の信用を破壊し、「通貨」を滅ぼすのは国や政治家・官僚であると。今の「日本円」が置かれている状況ではありませんか。


江戸時代は、武力以前に、江戸幕府の通貨政策の失敗で経済を崩壊させました。欧米諸国と金銀交換比率が異なったため、開国とともに金が国外へ流出し、激しいインフレに見舞われ、経済を窮地に追い込みました。幕末の時代劇では、薩長側は幕府の無策を問う場面がよく出てきますが、インフレに対して無防備だったことを指しているのでしょう。


日銀の異次元緩和でもマイルドなインフレは起きませんでした。起こりうるのは、決壊を起こし、激しいインフレです。歴史が証明しています。


通貨の未来


本書では、通貨の未来も提言しています。株式投資に分散投資が必要なように、通貨も分散すべきなのかもしれません。日本円、米ドル、ユーロ、人民元、そしてビットコインで日本国内の決済で利用できるようになれば、たとえ日本円が滅んでも、経済破綻を免れることができそうです。


ビットコインの特徴をまだ触れていませんでした。箇条書きします。

  • 日本円もビットコインも、実態のない情報という点で同一
  • Peer to Peerである(中央銀行を持たない)。
    インターネットと親和性が高い。インターネットと同様、中心を持たないため、システム全体を破壊することは不可能に近く、極めて堅牢である。
  • きわめて国際決済に関する必要が安い。
    情報のボーダーレス化に続いて通貨のボーダーレス化が起きる。
  • 流通できるビットコイン数の上限が決まっている。
    金と同等と言える。政府が紙幣を無尽蔵に発行するようにはできない。この点において、中央銀行の発行する通貨よりもビットコインのほうが信用できる。


さて、ビットコインを使ってみるとしよう。

どこから着手すればいいのだろうか。



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