本を読む人だけが手にするもの
藤原 和博
日本実業出版社 ( 2015-09-29 )
ISBN: 9784534053176

<目次>
  • 序章 成熟社会では本を読まない人は生き残れない
  • 第1章 本を読むと、何が得か?
  • 第2章 読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること
  • 第3章 読書は私の人生にこんなふうに役立った
  • 第4章 正解のない時代を切り拓く読書
  • 第5章 本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法
  • 付録 藤原和博の「これだけは読んでほしい」と思う本・50冊


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二通りの人しかいない。

人間には二通りの人しかいない。本を読む習慣のある人と本を読む習慣のない人である。習慣とは生き方の選択のことである。本を読む習慣があるかないかは、生き方の選択を迫られていることになる。そして、この二つは天と地の差が開き、成熟社会では本を読まないと生き残れない、と著者の藤原和博氏は言い切る。


私もそう思います。


これまでも多くの読書論の本を読んできたけれども、民間出身の初の公立中学校校長(杉並区立和田中学校)に抜擢された藤原和博氏(現在奈良市立一条高校の校長)によるかなり正鵠を射た指摘だと思います。


読書習慣ことはじめ

では、そんな藤原氏は子どもの時から読書家だったのでしょうか?


答えはNOです。読書をしなくなったきっかけは、つまらない課題図書と出会ってしまったためとのこと。いわゆる「名作」。これは子どもに限った話ではありません。読書をしない人に読書を薦めることは難しいのです。


本書を読んで知ったのですが、現在KADOKAWAの一員となったメディアファクトリーは、藤原氏本人がリクルート時代に立ち上げたとのこと。さすがに出版社の立上げに携われば、人間関係の中心は作家・著者・編集者にならざるを得ません。出版を生業にしている人は、ほぼ間違いなく読書家です。かくして、憧れの先輩が読書家だったり、病気になって時間を持て余したり、出版業に携わったりといったいくつかの条件が重なったこともあり、藤原氏は読書を習慣とする人生の道を歩み始めたようです。33歳の時から本書が出版される59歳になるまで、毎年120冊以上の本を読んできたとのこと。


私が読書を習慣化させようと切り替えたのが2007年38歳の時でした。2008年途中から読書記録をつけはじめ、2009年からは平均149冊/年読了しています。100冊越えを3年続けたころ、世の中の見える風景が変わってきました。


それは、本を読む習慣のある人とない人の差が見えるようになったのです。


2016年の振り返り(1)読書記録をつけて習慣化させる : なおきのブログ

2008年途中から読書記録を取り始めました。当初ブクログで記録し、2009年の途中よりメディアマーカーに引っ越して現在に至ります。過去の読了数も含め、棚卸ししました。2016年は170冊。ここ3年は約170冊で推移しています。そして、2016年は書評サイト「シミルボン」への投稿を開始しました。こちらは2016年の投稿数は44件です。

naokis.doorblog.jp


どうしたら読書習慣が身につくのか?

藤原氏は和田中学時代にいろいろ試行錯誤されており、三つほど施策が紹介されています。一つ目は朝読書。今や実行している学校も多いのではないでしょうか?


二つ目は読書新聞。各学年三学期の国語の時間内に行うとのこと。読書はインプットだけでなくアウトプットも大切です。本書では「情報編集力」と呼んでいます。三年生では集大成となる読書新聞を作り、そしてついには読書新聞をまとめて本にして実際に販売までしたとのこと。


三つ目は、本好きのお母さんに図書館に常駐してもらったこと。依頼事項は、勝手に本を読んでもらうこと。結局、大人が楽しそうに本を読んでいる姿勢を見せることが、子どもにもよい影響を与えます。


これは結局大人になっても一緒で、私が「読書会」にこだわる理由でもあります。「読書会」というのはアウトプットの場であり、かつ、読書を楽しんでいる姿勢を見せる場です。なので、「読書会」の輪を広げよう、そう確信しました。


読書会は、二人いればできます。読書会に参加してみたい方、ぜひお声がけください。読書会を開催してみたい方、ご支援します。お声がけください。


巻末推薦図書

さて、本書には巻末に50冊の推薦図書が記載されています。このリストが欲しかった。50冊から私がチョイスしたものを別途紹介したいと思います。


つづく。

『本を読む人だけが手にするもの』からの選書 : なおきのブログ


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