ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 (14歳の世渡り術)
雨宮 処凛, 新井 紀子, 森 達也, 村上 陽一郎, 木田 元, 柳澤 桂子,
山崎 ナオコーラ, 吉田 篤弘, 上野 千鶴子, 大澤 真幸, 岡ノ谷 一夫,
恩田 陸, 中江 有里, 角田 光代, 金原 瑞人, 貴志 祐介, 工藤 直子,
小池 龍之介, 佐藤 優, 島田 裕巳, 辛酸 なめ子, 橘木 俊詔, 出久根 達郎,
長沼 毅, 石原 千秋, 野中 柊, 服部 文祥, 本田 由紀, ホンマ タカシ, 森 絵都
河出書房新社 ( 2012-05-19 )
ISBN: 9784309616735



本書との出会いは、国立情報学研究所の新井紀子先生の本を探していてのこと。見てのとおり、30名もの寄稿の本です。『14歳の世渡り術』シリーズは、これまでにも2冊読んでいました。本書を取り上げたことにより、3冊目です。



なぜ、この『14歳の世渡り術』シリーズに魅せられるかというと、14歳の子どもがいるからです。14歳の子どもに読ませたい本を探してのことです。じゃぁ、読ませたかというと、そんなことはしません。もうこの年になると、子供は親の言うことは聞きませんので。けど、それでもいいじゃないですか。思春期である14歳の子どもは何を考えているのか。他の子たちはどうなのか?理解ができるかどうかは分かりませんが、理解しようとする努力によって、努力をしないよりも、少しでも何かが見えてくるでしょうし、何かのヒントになるでしょう。


まぁ、それよりも、『14歳の世渡り術』シリーズは、大人が読んでも十分楽しめます。というか、出版社は、14歳の子を持つ親をターゲットにしているのかもしれません。14歳の子どもが読むのではなく、その親が14歳の子どもと向き合うための教養・知恵を得るための本です。


で、本書に限って言うと、本を紹介している本ですので、選書手段として打ってつけです。30人の方が寄稿されているということで、30通りのタイトルになった本があるんですが、紹介されている本が30冊かというと、そんなことはない。1章の中では、だいたい数冊、関連書籍が紹介されています。なので、これから紹介する本も、決して章タイトルになっているわけではなく、本文の中で出てきた本も含まれます。「こっちのほうがいいじゃん。」と。


これから、今回選んだ本を読んでいくことになるのだろうと思いますが、子どものことはそっちのけで我が道を進みます。けど、結果的に、私自身の血となり肉となることより、子どもとの会話のネタにもなり、間接的ではありますが、子どもたちに還元していくことになります。

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本書からの選書

紹介者:角田光代氏

陰翳礼讃 (中公文庫)
谷崎 潤一郎
中央公論社 ( 1995-09-18 )
ISBN: 9784122024137


そして、初っ端に選んだのが谷崎潤一郎の随筆集『陰翳礼讃』。

陰翳礼賛とは、Wikipediaの解説によると、「まだ電灯がなかった時代の今日と違った美の感覚を論じたもの。」とのこと。本書の内容説明文でも「西洋との本質的な相違に眼を配り、かげや隈の内に日本的な美の本質を見る。」となっています。


紹介者:森達也氏

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
アーサー・C・クラーク
早川書房 ( 1979-04 )
ISBN: 9784150103415


映画『21世紀宇宙の旅』の著者、アーサー・チャールズ・クラーク。『幼年期の終り』は、地球が宇宙人に征服され、支配されるという話らしい。『宇宙戦艦ヤマト』なんかも、宇宙人との戦争なわけですが、その後の日本の漫画家・SF作家にも多大な影響を与えているのかもしれません。いや、きっと与えているはずです。Wikipediaによると、本書の出版は1953年。当時に科学空想小説を描いたアーサー・クラーク氏にエールを送りたいと思います。


紹介者:長沼毅氏


あまりにも有名なゲーテの作品。典型的な、名前は知っているのに中味を知らない本です。。容説明文より引用します。

許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。


明治・大正・昭和初期の文豪たちも、色恋沙汰でいろいろ問題を起こし、中には自殺してしまう人もいましたっけ。作家の苦悩というのは、古今東西、共通なのかもしれません。


こうして、私は毎日ブログを綴っているわけですが、そのような悩みがない私は、まだ書き足らないのでしょうか。


紹介者:山崎ナオコーラ氏


なかなかエキセントリックなタイトルの本です。20歳で夭逝したラゲディの本です。こちらも内容紹介文より引用します。

青年期の複雑な心理を、ロマンチシズムヘの耽溺を冷徹に拒否しつつ仮借なく解剖したラディゲ16─18歳のときの驚くべき作品。第一次大戦のさなか、戦争のため放縦と無力におちいった少年と人妻との恋愛悲劇を、ダイヤモンドのように硬質で陰翳深い文体によって描く。


少年と年上の人妻との間の禁じられた恋。そういえば、先日読了した『賢者の愛』なども、少年と年上の女性との禁じられた恋でした。


ちょっと長くなるので、ここで一旦切ります。


つづき:【書評】『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 (14歳の世渡り術)』その2


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推敲時間:50分




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