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先月はなんとか21冊、読了しました。毎日1冊読了することを心がけても穴があいてしまう日もあります。5月もこのペースを維持向上できればと思います。
読書会MAXで紹介して読み始めました。ちょっと期待はずれ(?)だったかもしれない。アメリカ人の著者は、日本人が夫婦別の布団で寝るのが奇異に見えるとのこと。そんな世界の貞操・不倫事情を紹介。
「営業部女子課」を主宰している太田彩子さんの本。私のまわりにも若手の女性営業が少なからず増えてきたこともあり、必要性に駆られて読んだ次第です。本書は、女性目線で女性向けに書かれているものの、8割方、男性陣にもそのまま使えると思いました。
あっと、ちょっとややはずしました。50の個別の鉄道路線を紹介しているのですが、ここの説明が分断さ、歴史のダイナミックな流れを紹介するにいたっていません。『世界鉄道史』のほうがお勧めです。
- Pinterest>Railway・・・本書で紹介している挿絵を抜粋。
表紙は戦前から戦後にかけて活躍した女優・原節子さん。戦前のリアリティを映し出しているものの、極端に皇国史観に偏っているのが残念です。
民間出身で杉並区立和田中学の校長を務め、現在、佐賀県武雄市の教育監を勤める代田氏の本。立派な教育論を持っていることがわかりました。
「はなまる教室」を主宰する高濱正伸氏。「学ぶこと」とは「生きる力」を育むこと。単に勉強ができるだけでなく、身体性をともなった「外遊び」も必要で、そこには父親の存在が不可欠です。また、母親はともすると、子どもに干渉しすぎる傾向にあります。父親は体を張って子どもに向き合い、母親は時に口出しせず見守る姿勢が必要でしょう。
カーン氏の熱意と完全習得学習というコンセプトはすばらしいと思います。
完全習得学習というのは、年齢や時間に関係なく、完全に習得したら次のステップへ進めるという学習方法のことで、年齢ごとに一律の教育(テスト&宿題)のあり方(=プロイセン・モデル)にはたしかに疑問があります。
しかし、日本の中を見れば、公文や進級が必要な習い事・お稽古事(ソロバン・水泳・電子オルガンやピアノ)は、すでに完全習得学習になっています。学校も、このようなスタイルがよいのか、考える必要がありそうです。
長谷川慶太郎氏の本を読むのは初めてです。これまで、なぜ、日露戦争後から太平洋戦争まで、日本陸軍が兵站を無視して過度に精神論に陥ったのか疑問に思っていたのですが、この本を読んでその理由がわかりました。民族主義が台頭する時代背景の中、日本陸軍は欧米からの学習をやめてしまいました。海軍も、日英同盟破棄後、イギリスから学習する機会を創出します。そして、孤立の道を歩んでしました。
次の100年、日本が世界から孤立せずに歩む道は、日米を軸にするしかありません。
遺伝子とモチベーションの関係をわかりやすく解説してくれます。秀逸。
太平洋戦争の敗戦を分析し、なぜ組織が不合理・不条理な失敗をするのかを分析した本です。同じたぐいの本に『失敗の本質』がありますが、本書は経済学の観点で解き明かした点が目新しいです。
「新制度派経済学」ー人間は限定された情報獲得能力のもとに意図的に合理的にしか行動できないと考える点に、このアプローチの特徴がある。(中略)限定合理的な世界では、人間の合理性と効率性と倫理性が一致しないような不条理な現象が発生する。人間が頭の中で合理的だと思って行動したとしても、実際にはその行動は非効率になってしまったり、不正行為になってしまうこともありうる。
著者は2004年から9年間、都内初の中高一貫校である都立白鴎高校の社会科教師として勤務していました。「真実」というとのはやや大げさな感がありますが、著者の経験談に基づいており、よい点だけでなく著者が課題と思っている点もつまびらかにしており、評価できます。
ここまでで11冊。長くなりますのでいったんここで切ります。後半10冊は別途紹介します。
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