この「読めなかった本」シリーズ。昨年の4月から続けています。基準は、読書管理サイトmediamarkerにその月に登録した本のうち、未読書で、かつ、読書会で紹介を受けた等で他のブログ記事にまだ紹介されていない本です。つまり、読書以外で自分で見つけた本です。


だいたい毎月十数冊だったのですが、今回は35冊にもなりました。なので、3本の記事に分けてご案内します。なお、現時点で「やっぱり読みたい」と思った本に★をつけました。


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『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』



本書を知ったのは徳本さんのブログより。残酷すぎる成功法則というのは、俗に「10000時間の法則」と呼ばれるものです。


もしあなたが1日1時間何かの訓練を積んだら、計1万時間に達するには27・4年間かかってしまう。ところがあまり重要でないことをかなりの数諦め、1日4時間訓練するなら、6・8年で1万時間に達する。この差は大きい。前者なら20歳で訓練を開始してエキスパートになれるのは47歳だが、後者なら同じ20歳で開始して27歳で世界レベルに到達できる。(エリック・バーカー)


また、「質より量」とも言われます。質を追求するには、質そのものを追求するよりも、量を追求するほうが早道です。


量だけを評価されたチームと質だけを評価されたチームでは、量だけを評価されたチームが質でも勝った。量重視チームは、繰り返し失敗したことによって急速に学習していったが、質重視チームは、質を高める理屈に時間を費やした。(『たいていのことは20時間で習得できる』)


次の『ノーベル賞117年の記録』から『「言葉にできる」は武器になる。』までの6冊は品川のくまざわ書店で見つけました。


『ノーベル賞117年の記録』

ノーベル賞117年の記録
ノーベル賞の記録編集委員会
山川出版社 ( 2017-12-03 )
ISBN: 9784634151246


『母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記』


独身者による親の介護というのは、日本全体の社会課題でもあると思います。経験者の手記が出ました。


『不安な個人、立ちすくむ国家』

不安な個人、立ちすくむ国家
経産省若手プロジェクト
文藝春秋 ( 2017-11-30 )
ISBN: 9784163907475


経産省若手官僚の問題意識が体現されたようなタイトルです。


『ユニクロ潜入一年』

ユニクロ潜入一年
横田 増生
文藝春秋 ( 2017-10-27 )
ISBN: 9784163907246


偽名を使ってユニクロで働いた著者。週刊文春で暴露記事を書き、クビになりました。



『京都ぎらい 官能篇』★


舞妓・芸妓のたぐいの本でしょうか?京都というだけでなんとなく気になります。


京都が千年「みやこ」であり続けた秘密は「おんな」。惑わす力で権力者をからめとってきた朝廷、人生を狂わせるほどの女性を生む魔性の地…。数々の事実によって、京都のもうひとつの顔を浮かびあがらせる。(内容紹介より)


(2018年5月13日追記)


『「言葉にできる」は武器になる。』★

「言葉にできる」は武器になる。
梅田 悟司
日本経済新聞出版社 ( 2016-08-26 )
ISBN: 9784532320751


「読書」「国語」「日本語」「言葉」というのは、私の選書の基準の一つです。図書館で借りようと思ったら長蛇の列。。。かなりのベストセラーと言えます。



次の2冊は中学受験塾「日能研」のポスターからです。


『大事なものは見えにくい』★(日能研ポスターより)


2015年開成中学の試験に取り上げられました。鷲田清一氏は、『何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1』で読みました。「大事なものは見えにくい」という命題は良いと思います。



『心と響き合う読書案内』(日能研ポスターより)


2015年女子学院の試験に取り上げられました。小川洋子さんといえば『博士の愛した数学』。


『美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美』★


ちくま学芸文庫からは類似の『『官能美術史: ヌードが語る名画の謎』を読んだことがあります。ロリータ趣味は私にはないのですけど、なんとなく気になります。


『元華族たちの戦後史 没落、流転、激動の半世紀』


そういえば戦前の華族の方々ってどこへ行ってしまったんだろう?と思い、戦後の家族出身者を描いた本を探していて見つけました。


『新しい分かり方』★

新しい分かり方
佐藤 雅彦
中央公論新社 ( 2017-09-20 )
ISBN: 9784120050084


知り合いのkentさんの本棚より。著者はピタゴラスイッチ、アルゴリズム体操の考案者。よく考え抜かれているなと思います。



2018年1月の読めなかった本(その2) : なおきのブログ


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