2018年1月の読めなかった本(その1) : なおきのブログ
2018年1月の読めなかった本(その2) : なおきのブログ
前記事からのつづきです。★印は現時点で読んでみたい本です。
『週刊ダイヤモンド 2018年 1/27 号 [雑誌] (廃業 or 承継 大量引退時代の最終決断)』★
ダイヤモンド社 ( 2018-01-22 )
どこもかしこも人手不足です。後継者不足に悩む中小企業が増え、廃業に追い込まれていきます。地元商店街からは従来の個人商店が減り、チェーン店が増えていきます。地方で温泉旅館が数を減らしつつあります。こういう話を見ると、自分は東京にいていいのか?と思うこともあるのですが、子どもの教育もあり、東京を離れるわけにはいきません。
ちょうどそんなニュースが。
“人手不足倒産” 現場でなにが?|NHK NEWS WEB https://t.co/xsEY72SZXB
— Naoki Sugiura (@naokis) February 4, 2018
『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』★
本書を知った直接のきっかけは東洋経済の著者・中野信子さんの記事ですが、根底にあった認識は例の炎上劇です。Twitter上で「べき論」を押し付け、「あなたは謙虚さが足りない」と謙虚さを押しつける。自分は正義で「あなたは悪」。あぁ、これか。他人を引きずり下ろすことで快感を得ようとしている人たち。そう思ったわけです。
- 小室さんの「不倫叩き」をする人たちの脳の中 | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- ヒトの脳は「他人を裁く」ようにできている | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- 「べき論」の押し付け、謙虚さの押し付けは要らない : なおきのブログ
- 【書評】『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』 : なおきのブログ(2018年3月24日)
『賊軍の昭和史』
昭和史に定評のある半藤一利氏。半藤氏は長岡の出身だったとのこと。長岡は会津とならぶ明治新政府の「賊軍」の地です。半藤氏は、「明治維新150周年の何がめでたいのか?」と一刀両断します。賊軍とされた人たちの苦しみは、会津人柴五郎氏の遺書にも書かれています。
- 半藤一利「明治維新150周年、何がめでたい」 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- 【書評】『ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書』~明治維新の黒歴史 : なおきのブログ
『ゲノムが語る人類全史』★
HONZより。人類進化の研究は、骨・歯・排泄物から、ゲノム解析に移行しました。現代に連なる人類の系譜、既に滅亡した未知の人類が見つかる可能性があります。
『やり抜く力 GRIT(グリット)』
一昨年にベストセラーになった本書。気になってはいたものの読んではいません。そんな折に本書に連なる書を献本いただき、書評を書きました。
『マンガの描き方―似顔絵から長編まで』★
1月26日に会社で本書のことをきいたのですが、その前の2016年12月8日の朝活読書サロンでも紹介を受けていました。「良書は二度紹介される」ことが多いです。ということで読みます。
『世界一訪れたい日本のつくりかた』
アトキンソン氏の著書は二回読み、二回書評を書きました。日本の観光業への提言は、耳が痛いです。そんなアトキンソン氏が三度、日本の観光業へ提言します。
- 【書評】『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言』~観光業は日本の成長産業 : なおきのブログ
- 【書評】『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』~「おもてなし」に囚われすぎていないだろうか? : なおきのブログ
『アメリカで35年暮らした僕が妻の田舎に移住して見つけた人生でいちばん大切なこと』★
上記アトキンソン氏の本を探していたら、偶然本書を見つけました。アトキンソン氏といい本書のマックス氏といい、知日派外国人の日本人論は、日本人の気づかない点を教えてくれそうです。日本絶賛本をたくさん書いているマックス氏ですが、本書のタイトルがいいですね。
- 【読書】『人生でいちばん大切なこと』 : なおきのブログ(2018年3月21日)
『日本再興戦略』★
美女読書の書評より。若き研究者落合陽一は、日本再興において、何を説くのだろうか?
『野中広務 差別と権力』★
2018年1月26日、野中広務氏が亡くなりました。享年92歳。小泉純一郎に敵対する抵抗勢力のドンと見なされ、政界を去った野中氏。族議員・派閥の論理といった古き自民党を体現したようなこの政治家が私は好きではありませんでした。一方で、彼が去ってしまった後、自民党の内部から首相・執行部を批判する勢力はいなくなり、現自民党も安倍に敵なしの状態になってしまっています。そう考えると、野中広務のような政治家は、自民党には必要悪だったのかもしれません。
一方で、彼が同和地区の出身者であったこと、町議・町長・副知事を経て57歳という遅咲きで国政に進出したこと、国政に至るまでの下積み人生のありようには興味を惹きます。
- 【書評】『野中広務 差別と権力』 : なおきのブログ(2018年3月22日)
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