先月見つけた本で読みたいなと思った本を紹介します。
『逃げられない世代』
元官僚の宇佐美典也氏の新刊。アゴラの記事で見つけました。3年前に彼の著書を読み、官僚たちがこの国の財政をどのように考えているのかを知ることができました。多くの官僚が、もはや財政再建を諦めているのです。そう考えると、本書の言わんとするところも、透けて見えてきます。
『馬・車輪・言語』
ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』を彷彿させるようなタイトルの本です。なぜ、インド人とヨーロッパ人は「インド・ヨーロッパ語族」という同じ語族として語られるのか、興味深く感じました。
『歴史は実験できるのか』★
ジャレド・ダイアモンド, Jared Diamond,
ジェイムズ・A・ロビンソン, James A. Robinson
慶應義塾大学出版会 ( 2018-06-06 )
ISBN: 9784766425192
そして、ジャレド・ダイアモンドの最新刊。もう80歳を過ぎているんですが、元気ですね。ジャングルを分け入りフィールド実験をしていたダイアモンドならではの問題提起だと思います。歴史は、実験の結果、失敗してやり直すことはできませんが、フィールド実験から解き明かすことは可能、ということでしょうか。
『未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか』
ジャレド・ダイアモンド, ユヴァル・ノア・ハラリ, リンダ・グラットン,
ダニエル・コーエン, ニック・ボストロム, ウィリアム・J・ペリー,
ネル・アーヴィン・ペインター, ジョーン・C・ウィリアムズ
PHP研究所 ( 2018-06-19 )
ISBN: 9784569841069
こちらも、ジャレド・ダイアモンドが関係した本です。彼以外に、『LIFE SHIFT』のリンダ・グラットン、『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリらが名前を連ねます。
『デジタルネイチャー』
宇野常寛氏のリツイートで知りました。タプスコットの『デジタルネイティブが世界を変える』をもじったのかと思いきや、「生態系を為す汎神化した計算機」とあるように、どうやらシンギュラリティに至るテクノロジーの進化、あるいはシンギュラリティ後の世界を描いているのだろうか。興味をそそられます。
『母性のディストピア』
こちらも宇野常寛氏のツイートで見つけました。宮崎駿氏は母性のユートピアを描き、富野由悠季氏は母性のディストピアを描いたということなのでしょうか。母性はポジネガ両面あります。母性のネガティブな面は、子育てにマイナス作用を及ぼします。教育ママ、ヒステリー、溺愛、虐待など。
『WHYから始めよ!』★
品川読書会で、この本の英語版が紹介されました。日本では『イシューからはじめよ』がベストセラーになりましたが、英語ではどちらかというと「WHY」が物事の本質の起点になります。
『超常現象: 科学者たちの挑戦』
こちらも品川読書会で紹介を受けました。幽霊、超能力、テレパシーなどの超常現象は、現代科学で解き明かせるのか?という真面目な科学の本です。こちらも読んでみたい!
『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』★
新書情報を巡回して出版社のサイトで見つけました。先日、書店に行きましたら、平積みにされていましたね。
つづく。
コメント
コメント一覧 (1)
https://tatsuh.context.jp/life/2018/07/12/126
一般的な本しかありませんが。。
blogはデザインなど作成中ですのでご容赦ください。