『なくなりそうな世界のことば』
いくつかシミルボンからの選書が続きます。
先月、気になっていたキーワードが「言葉」とか「知識」です。『暗黙知の次元』、ラテラルシンキング、プラトンを読んでいるのはそのためです。そうすると、このような「言葉」に関する本が目の前を横切っていくと、気になります。世界で英語が通用するようになり便利になる反面、この世からは消えていく言葉もあります。
そういえば、日本でもアイヌの言葉はなくなりつつあります。一体、アイヌ語話者は何人ぐらいいるのでしょうか?にわかに気になりました。
『この子を残して』
長崎で被爆した著者。妻に先立たれ、幼い子どもを残して日に日に後遺症で体調が悪化していく著者。原爆被害のリアルを描いています。シミルボンでの紹介者は、「覚悟して読んで下さい」と言う。果たしてその覚悟ができるのでしょうか?Wikipediaに著者のプロフィールがありましたので、リンクしておきます。
『時間とはなんだろう』
アインシュタインが発見した相対性理論は、空間の三軸と時間とで合計四軸を一つの方程式で表しました。1秒というのは30万キロメートルと等価です。1秒時間が進むということは、30万キロの距離を移動したということと等価になる、そんな風に本書で考えるようです。
もちろん、大学時代に物理学を専攻していた私は相対性理論の原理を知っていましたが、本書が提示したこの考え方は新鮮でした。
『名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと』
『「働き方改革」の不都合な真実』につづき、おおた氏の二冊目目選書です。東洋経済で著者の記事を見つけ、シミルボンでも見つけました。
- 名門校「武蔵」が守り切る「変わらない勇気」 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- 名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと - 名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこととは? - シミルボン
東大合格より大事なこと、というのは、ひらたく言えば、「リベラルアーツ」です。武蔵高校の梶取校長から直接お話を伺ったことがあります。物事を探究する力、問う力を養います。
『白い紙/サラム』
WIREDで見つけた本書。イラン生れのイラン人女性シリン・ネザマフィさんが、日本語で小説を書き、しかも芥川賞候補にもなりました。外国人が描く日本語の小説ってどんなのだろう?と、素朴に興味を抱きます。また、著者のシリンさんはとても美人です。
『ハイデガー『存在と時間』入門』
存在論(オントロジー)をWikipediaで調べていたら、ハイデガーの『存在と時間』が参考書籍と挙がってました。名前を知っているものの何をした人なのか、よく知らなかったハイデガー。『存在と時間』はとても難解らしいです。本書のような入門書があると、多少、分かりやすいのかな、と思うがいかがなのでしょうか?
『ゼロからわかる知的財産のしくみ』
本書との出会いは、著者の土生弁理士の話を直接伺う機会があったことです。発明について、非常に分かりやすく解説してくれました。
『洗えば使える泥名言』
Twitterで回覧されてきて大爆笑。
不倫相手は「洗って返せば大丈夫」含め、さいばら先生のいろんな名言が書かれてあります。│『洗えば使える泥名言』西原 理恵子 https://t.co/bhCqCAoDog pic.twitter.com/8f8BiXCtsG
— 🍁凛乃子(りのこ) (@ring6565) November 21, 2017
『アベノミクスによろしく』
本書はHONZで見つけました。賃金・消費者物価指数・求人倍率・債務残高など、経済指標を使ってアベノミクスを採点します。幾度となく本ブログでも繰り返し述べてきましたが、異次元の量的緩和をいつ止めるかは課題です。
読めなかった本アーカイブ
- 2017年6月の本(その1) : なおきのブログ
- 2017年6月の本(その2) : なおきのブログ
- 2017年6月の本(その3) : なおきのブログ
- 2017年7月の本 : なおきのブログ
- 2017年8月の本(その1) : なおきのブログ
- 2017年8月の本(その2) : なおきのブログ
- 2017年9月の読めなかった本(その1) : なおきのブログ
- 2017年9月の読めなかった本(その2) : なおきのブログ
- 2017年10月の読めなかった本(その1) : なおきのブログ
- 2017年10月の読めなかった本(その2) : なおきのブログ
- 2017年11月の読めなかった本(その1) : なおきのブログ
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