40歳を過ぎた時、「もう40歳になってしまったか」と思った。それから40歳の本をいくつか読んだ。それから7年経ったけど、少し振り返っておきたいと思う。当時、分からなかったことが、多少、分かるようになっただろうか。
『図解で考える40歳からのライフデザイン』
この本は、40歳の誕生日が過ぎた直後ぐらいに読みました。著者の久恒啓一氏とは、ドラッカーの図解本で出会いまいました。まだドラッカーの本を読みこなす力がなく、図解本に頼ったためです。
孔子は15歳で志し、30歳で立つ、40歳で惑わず、50歳で天命を知ると言いましたが、それは人生が50年の時代のことです。平均寿命が延び、人生が80年になる現代では、15年単位で次のようになるのではないと著者いい、40歳が一つの転機だと言います。
- 25歳ー40歳 構築期
- 40歳ー55歳 充実期
- 55歳ー70歳 飛躍期
- 70際ー85歳 貢献期1
- 85歳ー100歳 貢献期2
『40歳から「脳」と「心」を活性化する』
精神科医の和田秀樹氏。本職は作家ではないかと見間違えるほど、本を書いています。精神科医として、40歳を過ぎて低下するのは、世の風評と異なり、IQや記憶力ではなくEQだとのこと。このことを知り、衝撃を受けました。
EQは放っておくと下がります。ご飯をおいしくため、四季の景色を愛でれば、EQは維持・向上されます。そういえば、昨年より料理を本格的に取り組み始めていますが、ご飯がおいしく感じられるようになりました。40代になったら、料理がお薦めです。
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『40代を後悔しない50のリスト』
コンサルタント本には外れが多いのですが、本書はあたりです。この本を読んだのは42歳の時。50のリストのうち、自分ができておらず実践したい項目を9点ほど挙げました(関連記事:【書評】『40代を後悔しない50のリスト』)。5年経過して、実践できているか採点してみます。
- 05 『なりたい自分』と同様に『ありたい自分』の目標設定
→少しできている。関連記事 - 07 「勝てる土俵」を自分でつくって勝負する
→少しできている。 - 08 意思決定は「小分け」して判断できるサイズにする。
→あまりできていない。 - 14 自分の実力の定点調査を行う。
→あまりできていない。 - 16 負けない交渉力「大局観」「共感ポイント」「落としどころ」を常に意識する。
→少しできている。 - 20 相手の立場を考えた「ひと手間」から始めてみる。
→少しできている。 - 28 「時間ができたらやることリスト」でやりたいことにチャレンジ。
→少しできている。旅行の妄想など。 - 46 会社が「人」を育てようとしているか見極める
→できている。幸いにも育てる枠組み作りを担っている。 - 50 もっと「地域社会」と付き合う
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思ったよりできていません。行動分析学で言われている通り、単に決意するだけでは行動に繋がりません。行動に繋がる工夫が必要と痛感しました。
40歳を過ぎたら「これ」を捨てよう。
先日、読了しました。断捨離が必要ですね。これもなかなかできていません。
『40代を後悔しない50のリスト』と『40歳を過ぎたら「これ」を捨てよう。』に共通して言えるのは、天命に備えようということです。『40歳を過ぎたら「これ」を捨てよう。』を読んだ5年前に、そこまでの自覚がありませんでした。自覚できるようになったということは、少し前に進んだのだと思います。
自分の成長はなかなか実感できません。たまに、本を振り返りながら、自己の棚卸をしたいものです。
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