さきほど、ワーキングマザー二人と偶然帰宅が一緒になり、道中子どもの教育の話をしながら帰りました。職場のワーキングマザーの間ではイクメンと知られ※、教育熱心なパパということになっていますので、教育上のあれこれについていろいろ質問を受け、その中でいくつかお薦めの本を紹介しました。時間切れになって紹介できなかった本もありますが、あらためて整理し直して、子育て中の親が読むべき7冊+1冊を紹介します。


※12年前にワーキングマザーたちに押されて従業員代表として育児休業規定改定を推進したこと、子どもが5人いて料理や弁当作りをしていることを積極的に話していること等が理由です。


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1)『自由と規律』


著者の池田潔氏(1903年-1990年)は、戦前の1920年から1923年、イギリスのパブリック・スクールであるリース校に留学しました。その後ケンブリッジ大学、ドイツのハイデルベルグ大学で学びます。リース校在学中は、当時皇太子だった昭和天皇が訪問しました。


パブリック・スクールとは、イギリスが世界に誇る男子のエリート私立高校です。紳士教育の学校と言うこともできるでしょう。「ノブレス・オブリージ」、「スポーツマンシップ」、「自由」とは何かを学びます。「自由は規律をともない、そして自由を保障するものが勇気であることを知るのである。」とは、本書の金言です。


パブリック・スクールを模したのが、いわゆる御三家と呼ばれる開成・麻布・武蔵中高一貫校です。武蔵中高の梶取校長より、この『自由と規律』と似た話を直接聞いたことがあります。



2)『反省させると犯罪者になります』


本書のタイトルを見るとびっくりする方も多いのではないでしょうか?私もびっくりしました。著者の岡本氏は刑務所で受刑者の更生を支援している方です。実体験をベースに書かれており、非常に説得力があります。


なぜ、反省させてはいけないのでしょうっか?


反省させる、謝罪させる、まじめに刑期を務めさせる、というのは真の意味の反省には至りません。一度犯罪を犯した者が再犯を犯しやすいのはなぜでしょうか?反省させることが意味がないどころか、かえって逆効果であると著者は警鐘を鳴らします。なぜなら、人は、自分がされたことを人にし返すからです。いじめる人は、いじめられた経験を深層心理に隠し持っている可能性が高いです。


本人が反省するかどうかは、他人が強いることではなく、自分が悔い改めるかどうかにかかっています。



3)『「生きる力」の強い子を育てる』


さて、ここまでの2冊とこの本のタイトルを見てお分かりいただけると思いますが、一貫して、自由、主体性、自立性をテーマにしています。著者の天外伺朗氏は、日本におけるフロー心理学の提唱者です。天外伺朗という名前はもちろんペンネームです。かなり神がかったところがありますが、人によっては敬遠する向きもありません。しかしその正体を知れば、なるほどと思うかもしれません。


天外伺朗氏というのは、ソニーで犬型ロボットAIBOの開発責任者だった土井利忠氏です。ソニー創業者の井深大氏は、晩年、子育ての研究に没頭していました。いかに人の能力を引き出すかを研究していたのです。天外氏は、ある意味、井深氏の遺志を継いでいるのだろうと思います。


私はこの本を、子どもが生まれたあるお母さんに贈りました。


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4)『メリットの法則』


子どもが問題行動を起こした場合、どのように改善・解決をしたらよいでしょうか?たとえば不登校やいじめです。また、望ましい行動を子どもがするように仕向けるには、どうしたらよいでしょうか?たとえば勉強やお手伝いです。


我々は通常、原因があって結果があると考えます。しかし、行動分析学では、原因は結果の後に現れるとしています。結果が好ましいものすなわちメリットがあるからこそ、その行動を繰り返します。つまり、問題行動を起こす子どもは、問題行動を起こした結果、何かを得ています。その得ているものを消去すれば、問題行動を消し去ることができます。


スライドにまとめてありますのでご参照ください。



5)『夢をかなえる勉強法』

夢をかなえる勉強法
伊藤 真
サンマーク出版 ( 2006-04 )
ISBN: 9784763196767


本書を知ったきっかけは、長女が通う学校の保護者向け講演会でした。著者伊藤真氏の話を直接聞くことができました。伊藤氏は、弁護士資格を持ち、司法試験を目指す人向けの塾を経営しています。


伊藤氏は、あらたな生徒が入塾したその日にある課題を出します。「合格体験記」です。この本を読み、子どもに進学希望先の学校見学をさせる意味を悟りました。子どもが目標イメージを作れれば、ゴールに向けて行動します。



6)『テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る』

テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る
ウイリアム・グラッサー
アチーブメント出版 ( 2016-09-09 )
ISBN: 9784866430010


他人と過去は変えることはできませんが、自分と未来は変えることができます。自分のことでも、感情は変えがたく、行動は変えやすいです。

私たちのすることはすべて選択であり、唯一変えられる行動は自分自身の行動だけである、という考えを基盤にしている。



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7)『13歳からの道徳教科書』

13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会
扶桑社 ( 2012-02-10 )
ISBN: 9784594065522


「道徳教育が必要だ」と言われることがあります。もちろん戦前の修身や皇国教育に後戻りしてはいけませんが、人としてどう生きるかはとても大切です。本書は数十冊に及ぶ良書の抜粋です。その中には、以下の本や人物が取り上げられています。



+1冊の『「学力」の経済学』

「学力」の経済学
中室 牧子
ディスカヴァー・トゥエンティワン ( 2015-06-18 )
ISBN: 9784799316856


最後に、昨今話題の中室牧子氏の『「学力」の経済学』。妻が先に読み、もしお薦めなら私に薦めることになっていました。そして今日、薦められました。もっともコストパフォーマンスが高い教育は幼児教育とのこと。


といことで、これから読みます。


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推敲時間:1時間17分



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