【カンタービレ読書会】


コロナ禍の中オンライン読書会三昧ですが、今日は「🎶カンタービレ読書会🎶」にお邪魔しました。偶然Twitterで見かけて、「旅行に行った気分になれる本」というテーマが時節柄大変よいと思い、参加してみました。


結果的に大変有益な会でした。読書会のはずが各々の旅行体験も交えての話になり、お互いの話を聴きながら掛け合いで別の本を紹介したり、いい感じの化学反応が生じました。今回、テーマが「旅行」だけあって、本だけを紹介するのももったいないので、画像のピックアップを交えながら、紹介を受けた本を紹介します。なお、主観で書いていますので、このように紹介されたということではありませんので、その点ご了承ください。



紹介を受けた本(1)

『日本全国 ソウルフードを食べにいく』


ご当地B級グルメの紹介本。仙台と言えば牛タンだと思っていたのですが、冷やし中華の発祥の地らしいです。新潟には「イタリアン」というミートソースをかけた焼きそばがあります。私の地元愛知県では、小倉トーストとあんかけスパゲティ。Twitterで検索すると、本書で書かれたご当地B級グルメの写真が出て来る出て来る。よだれが垂れますね。


タイミングよくNEWSポストセブンで冷やし中華が紹介されていました。


『満洲鉄道まぼろし旅行 (文春文庫)』


私がてっちゃんだと自己紹介をしたこともあって、この本を紹介していただきました。歴史を学んだ人なら誰もが聞き覚えのある満洲鉄道。当時の特急「あじあ」号は最速130km/hで、日本国内のどの特急よりも速く走りました。


郷愁にそそられますね。「あじあ」号の運行区間は大連から新京(現長春)。大連から長春までの鉄道に乗ってみたいものです。


Super Express Asia.jpg
著者名はありません。 - 著者名のない古い絵葉書。塩崎伊知朗所有。「風雅なる新京名勝」という袋に入っていた絵葉書です。, パブリック・ドメイン, リンクによる


『北の無人駅から』


北海道の無人駅の紹介本。700ページ以上あります。2011年出版ですので、この本に書かれていた駅ですでになくなっている駅もあるはずです。北海道はどんどん廃線・廃駅が進んでいます。2016年12月、留萌線の留萌駅~増毛駅間が廃止されました。2020年5月、札沼線の北海道医療大学駅~新十津川駅間が廃止されました。2016年3月、石北本線の4駅が廃止されました。乗車人数が1人/1日だけの駅もあり、高校生だけが通学で使っている駅も多く、通う高校生がいなくなった途端、廃止というパターンもよく耳にします。



鉄道にまつわる私の関心事の一つがJR北海道です。JR北海道の経営状況は本当によろしくなく、1987年の民営化後、過疎地域の人口減少だけでなく高速道路網の発達・高速バス路線の拡充により、乗車数がざっくりと20-30%まで減っています。このままいくと、函館~札幌~旭川以外の路線は残らないと考えています。残念ですが。だから廃線になる前に乗りに行きたいという想いが募ります。



『関西文系散歩(エルマガMOOK) (えるまがMOOK)』


関西の出版社によるムック。ネット書店で購入することは可能ですが、恐らく関西以外の書店では入手困難な本です。ネット書店は、ネット書店が儲かるようにリコメンドしてくれますので、お宝本には気づきにくい仕組みになっています。この本の紹介者は、行く先々で本屋さんで本を買うことにしているとのことです。その場所でしか見つけられない本があるからです。


この『関西文系散歩』では、関西の個性派書店が紹介されています。その中で一つ、「みつばち古書部」という本屋さんがありまして、80個の棚ごとにオーナーが分かれているとのこと。紹介者の方も輪番で店番をされているとのことです。日本一の高層ビルが建つ大阪・阿倍野。大阪・阿倍野に行く機会があれば、ぜひこの本屋さんに訪れたいです。




紹介した本

『鉄道スケッチ散歩』


この読書会のテーマを聴いて、あらかじめ用意していた本がこの本。書評記事がありますので、そちらを参照ください。中のイラストが素晴らしいです。



『アメリカ〈’89~’90版〉 (地球の歩き方)』

アメリカ〈’89~’90版〉 (地球の歩き方)


自己紹介タイムで『地球の歩き方』という言葉が出たので、急遽、この本を紹介することにしました。1990年にアメリカを横断した時に持って行った本です。かなり年季が入っています。現在の『地球の歩き方』と趣が異なり、当時はバックパッカーのバイブルでした。アメリカでの宿泊費は1泊8$から$19。アムトラックのフリーパスが47500円だったのを覚えています。


鉄道が遅れるのはざらです。到着時間が遅れ、深夜になってしまい、それから宿を探したのも良い思い出です。


紹介を受けた本(2)

『鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす (新潮文庫)』


アメリカを鉄道で横断したという私の話を引き継いで紹介されたのがこの本。日本では数多くのブルートレインが廃止され、新幹線を除くと長距離列車がほとんどありませんが、世界に目を転ずれば、まだまだたくさんありますね。


『嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)』


故米原万里さん(1950年~2006年)の自叙伝。共産党幹部の父を持つ彼女は、父の転勤により9歳から14歳の間(1959年~1964年)、プラハに住んでいたとのこと。チェコスロバキア人だけでなく、ギリシャ人、ルーマニア人、ユーゴスラビア人との交流もしたとのことです。


紹介者の方はプラハ訪問歴があるとのことで、できればもっと滞在したかったとのこと。チェコの首都プラハは美しい古き街並みが残り、街全体が世界文化遺産です。そのためか、映画『アマデウス』や『オリバーツイスト』のロケ地にもなっているとのこと。トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』の最初のシーンがプラハでしたね。また、カフカの『城』の舞台でもありますね。



『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』


プラハを引き継いで紹介されたのがこの本。15世紀のチェコを舞台にしたフス戦争(宗教戦争)を題材にしています。フス戦争と聴いて、チェコ出身でアールヌーボーを代表する画家アルフォンス・ミュシャのことを思い出しました。


19世紀末から20世紀初頭にかけて、パリで商業画家として成功しますが、民族自決運動が盛り上がる中、チェコへ帰国して手掛けたのが『スラブ叙事詩』でした。伝説の時代から現代(20世紀初頭)までのチェコの歴史を描いた作品群です。中にはフス戦争を題材にしたものも含まれます。2017年の国立新美術館の「ミュシャ展」では、この『スラブ叙事詩』が初来日いたしました。



この本の紹介の後、「どこに行きたいの?」という話題になりまして、プラハ以外に話題に出たのが、ギリシャとイタリア。紹介者の方は、ペンネームでイタリア文化について記事を書かれています。



これもまた余談ですが、チェコ人はハゲが多いそうです。信憑性のほどは確かではありませんが、ビール飲み過ぎじゃないか?という説です。


『古代オリンピック全裸の祭典』


ギリシャが話題になったので、古代オリンピックへと話しが飛びまして、古代オリンピックは裸だったんだぞ!というお話です。


『古都 (新潮文庫)』


さて、脱線話が続いたのですが元に戻りまして本の紹介。次の紹介本は京都を舞台にした川端康成の『古都』。紹介者曰く、川端康成晩年の集大成ではないかとのこと。川端は睡眠薬を常用していたらしく、『古都』も睡眠薬を飲みながら書いていたとか。そのため、書いた記憶が定かではないらしいです。大丈夫か?!しかし、そのためか、美しい情景に仕上がっているとのことです。


この数年、外国人観光客であふれた京都ですが、今年はコロナの影響で外国人観光客がほとんどいません。ぜひ、京都へ行きましょう!



『ローカル線で温泉ひとりたび』


見たことがあるなと思ったら、読んでいました^^; 著者はイラストエッセイストのたかぎなおこさん。題材はわたらせ渓谷鉄道や道後温泉。道後温泉といえば、以前仕事で松山に出張した際、足を運んで訪れて湯につかったことがあります。ローカル線&温泉という日本の風情。旅をしたことがそのまま仕事になるなんてうらやましい限りです。



『さいはての彼女』

角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2013-01-25


原田マハさんの旅行を題材にした小説。秘書に沖縄旅行を手配指示をしたつもりが、空港に出向くと手配されたチケットはなぜか北海道の女満別便。予定外の旅行になりますが、やや荒んでいた生活が旅先での人との出会いを通じて、心が洗われていきます。やはり、旅とは旅先での人との出会いですね。


読書会で紹介されることの多い原田マハさんですが、実は一冊も読んだことがありません。この機会に読みますか。


なお、Twitterで「女満別」を検索したら、空港の周りにひまわりが咲き乱れているみたいで、けっこうすごい!


【カンタービレ読書会】2020年8月2日オンライン

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