酒場で飲むビンス、ピコ、ムッタ。ムッタの「本気の失敗には価値がある」という言葉でビンスとピコの脳裏に少年時代がフラッシュバックする。 ...
カテゴリ:書評・読書
【世界の文学を読む】#9『神曲 (まんがで読破)』
『若きウェルテルの悩み』につづいて「マンガで読破」シリーズで読みました。本書を読もうと思ったきっかけの一つは、『チェーザレ 破壊の創造者』の7巻で『神曲』のエピソードが採り上げられていたこと。
...
【世界の文学を読む】#8『若きウェルテルの悩み (まんがで読破)』
時に18世紀のドイツ。ワールハイムにやってきたウェルテルは舞踏会にてシャルロッテと出会う。9人姉弟の長女のロッテは亡くなった母親代わりに弟妹の面倒を見る。そんな健気なシャルロッテに恋に落ちるウェルテル。彼女の弟妹も仲良くなり、幸せのひと時を過ごすが、シャルロッテにはアルベルトという許婚がいた。 ...
【書評】『今こそ、韓国に謝ろう』~史実だが歴史書ではない~
先々週から先週にかけて、本書を読むことになった2つの事件がありました。一つは日韓基本条約を根底から覆す徴用工判決、もう一つ百田尚樹氏の『日本国紀』発売です。 ...
【書評】『安藤百福』~立花萬平のモデル~
NHK連続テレビ小説『まんぷく』の立花萬平のモデルの安藤百福。もっともテレビドラマは創作要素が大きく、百福氏の一生を描いたものではありませんが、百福氏の生い立ちを知るにはうってつけの本です。 ...
【世界の文学を読む】#7『モモ (岩波少年文庫(127))』
世界の文学作品をあまり読んできませんでした。そこで2018年は世界の文学作品を読むと決め、その7冊目です。決めてみても、まだ7冊。決めなければほとんど読まなかったかもしれません。その7冊目に選んだのが『モモ』。 ...
【書評】『宇宙兄弟(10)』
第9巻はヒビトの月面での遭難が中心だった。第10巻では打って変わって、ムッタら宇宙飛行士候補生らのNASAでの訓練が中心になる。 ...
【書評】『東大読書』
本書のポイントは2つ。包括的に読書術を整理し体系立てている点。そして、その体系を「東大読書」と命名した点。この命名には、やられました。東大生はずるいな。 ...
【書評】『大論争! 哲学バトル』
本書は2018年8月22日の品川読書会で紹介を受けました。通常、紹介を受けた本は読まないことにしているのですが、本書は37人もの哲人が登場するとのことで、その顔触れと対立軸を確認いたしたく、本書を手に取りました。 ...
【書評】『漂流記の魅力』
思わず図書館で目が遭ってしまい、借りました。それほど物語の読書が好きでなかった子どもの頃、好きだったのが伝記物と探検もの、漂流ものでした。 ...
【書評】『「いき」の構造 (まんがで読破)』
戦前の哲学者九鬼周造(1888-1941年)の著作。Wikipediaによると、家系を遡ると戦国の九鬼水軍につながるとのこと。足掛け8年ヨーロッパに留学し、ハイデッガーらドイツの哲学者に師事しました。ヨーロッパの文化に触れたことで、日本文化への深い洞察を得たようです。 ...
【書評】『定年後 - 50歳からの生き方、終わり方』
昨年ベストセラーになった『定年後』。49歳の私にとってまだだいぶ先のように見えますが、なにしろ本書の副題は『50歳からの生き方、終わり方』。50歳からの終活ってまじかい!と思ったのですが、読んでみて納得感のある内容でした。 ...
【書評】『美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美』その1~美少女の基準~
美術史でありながら、その背景にある大局的な歴史の流れに沿った説明がなされており、歴史の変遷を美術の観点から見直すことができそうです。具体的に言えば、多神教時代のギリシャ・ローマ時代からキリスト教への転換、キリスト教下のルネサンスの到来が意味するところ(多神教の受入れ)、宗教改革の影響など、計らずも新しい視点を得ることができました。
...
【世界の文学を読む】#6『マノン・レスコー』
舞台は18世紀前半のフランス。フランスの貴族文化が最も煌びやかだった時代でしょうか。青年貴公子デ・グリューが美少女マノン・レスコーにハートを射抜かれます。 ...
【書評】『〈女帝〉の日本史』(2)女性が権力を持つとろくなことがない
『女系図でみる驚きの日本史』の書評で、徳川家康は豊臣家内部崩壊の原因を淀殿と見ていたのではないか?と推論しましたが、図らずも本書でそのことが書かれていました。 ...
【書評】『〈女帝〉の日本史』(1)女帝の時代と摂関政治
とかく男性中心に語られる日本史。昨年、『女系図でみる驚きの日本史』と本書と、相次いで女性の歴史がハイライトされました。男女平等の社会をつくっていくには、どのように男性中心の社会が出来上がったのか、紐解くことが必要なのでしょう。 ...
【書評】『ココ・シャネル 女を磨く言葉』
女性が社会で活躍しようとする際、ロールモデルがないことが課題とよく言われます。仕事面ではもうそんなことはないと思うのですけど、難しいのは恋と仕事のバランスでしょうか。現在のキャリア女性はどちらかというと、キャリアに邁進するあまり恋愛が置き去りになっているように見受けられます。その点、ココ・シャネルは、仕事と恋のバランスがうまく取れていました。本書の目次にある「恋は仕事の原動力であり、仕事は恋の栄養剤である」というのは、言い得て妙です。 ...
【書評】『宇宙兄弟(8) 』
場面は変わってヒビトのいる月面。同僚ダミアンと行方不明になった無人探査バギーのギブソンを探し月面に出るが、崖を見落とし転落してしまう! ...