「あの戦争はいったい何だったのか?」(本書内容紹介より)
8月は戦争の季節です。8月になると毎年欠かさず太平洋戦争ものを読むことにしています。 ...
カテゴリ:書評・読書
【書評】『宇宙兄弟(28)』『宇宙兄弟(29)』~月の裏側は本当に真っ暗なのか?~
科学考証がよくできていると言われる『宇宙兄弟』ですが、分からない点が二つあったので、念のため調べました。 ...
新潮文庫ワタシの一行大賞~「中学生に読んでほしい30冊」(中三夏休みの宿題)
中三の三女に関しまして、自由記述式の宿題が4点出ています。
国語については、新潮社主催で角田光代さんが審査員を務める「新潮文庫ワタシの一行大賞」への応募作文の提出です。課題図書30冊の中のどれか1冊の「一行」を題材を選びます。読書感想文ではなく「エッセイ」なので、その題材について思うことを自由に記述することができます。
...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第16~20巻
第16~20巻では、袁術の死後199年から官渡の戦い前哨戦の白馬の戦いを経て、劉備と劉表の同盟、軍師単福を得るまでを描く。袁術・袁紹を排し、北方の曹操、江東の孫権、荊州の劉表・劉備という3つの勢力が形成されつつある。また、曹操の軍門に下った関羽の人間性の高さにスポットライトが当たる。 ...
【書評】『一九八四年[新訳版] 』
20世紀最高峰のディストピア小説という呼び名の高い『一九八四年』。訳者後書きによると、イギリスでは「読んだふり」をされる本ナンバーワンとのことです。一種の教養書であり、知らないことは恥なのかもしれません。 ...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第6~15巻
ここまで振り返ってみて、多くの奸雄たちが入り乱れるが、献帝を仰ぐ曹操が一歩抜き出し、曹操が劉備を警戒しているという構図になりつつある。しかし、曹操台頭の道のりは決して平たんではなく、意外にも多くの敗北を喫している。その敗北を乗り越えて曹操はいっそう強くなっていく。
...
【書評】『チェーザレ 破壊の創造者』12巻
4年ぶりの単行本発売、3年ぶりの書評になります。舞台は1492年7月のイタリア・ローマ。クリストファー・コロンブスが新大陸を発見をした年でもあります。ローマ教皇インノケンティウス八世が崩御、枢機卿による教皇選挙=コンクラーベが開催されます。 ...
【書評】『宇宙兄弟(24)』『宇宙兄弟(25)』
前巻でジョーカーズ6人のうちの一人カルロが失踪した。前巻#223から#230まではカルロ・グレコに焦点を当てる。 ...
【書評】日本の廃墟写真集を2冊
廃墟写真集を二冊紹介。人間が手入れして保存しようとする廃屋もある一方で、人間の手入れが入らずに朽ち果てていくのを待つだけの廃屋もあります。本二冊を開くまで、紹介されている廃屋は訪れることが容易な前者を想定していたのですが。。。 ...
【書評】『宇宙兄弟(22)』『宇宙兄弟(23)』
『宇宙兄弟』の書評(というよりも単なるあらすじ紹介)について、だいぶブランクが空いてしまいましたが、再開します。第22巻と第23巻。 ...
『立憲的改憲』~山尾志桜里氏の造反とコロナ特措法を考える~
衆議院議員の山尾志桜里氏。3月12日、コロナ特措法の採決に造反し反対票を投じ、3月18日、離党を表明、しかも立憲民主党にダメ出しをするという、俄かに時の人になりました。 ...
【書評】『過労死ゼロの社会を―高橋まつりさんはなぜ亡くなったのか』
メンタルヘルスや新卒の仕事辞めたいツイートなどを考えていて思い出したのが、2015年12月に自ら命を絶った高橋まつりさん。本がないかを調べたところ、この本を見つけました。
...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第1~5巻
羨望の的であった横山光輝版『三国志』をついに読み始めました。文庫版(縮尺版)は30巻ですが、コミックス版は60巻あります。 ...
【書評】『明治維新とは何だったのか 世界史から考える』
明治維新150年を迎えた昨年に出版された日本近現代史の大家・半藤一利氏と、ライフネット生命創業者で現在立命館アジア太平洋大学の学長でありなが『「全世界史」講義』の著者でもある出口治明氏との対談本です。 ...
【書評】『計量文献学の世界 シェークスピアは誰ですか?』~統計的に著作者を推定する~
文系と理系、文学と科学を二項対立ではなく、文系・文学もまた「人文科学」という「科学」の一種なら、文学に計量分析(テキストマイニング)という統計学的手法を持ち込んだ本書は「人文科学」の書と言えます。 ...
【書評】『清原和博 告白』
本書を読んで分かったことは、清原は才能がありながらもプロになり切れなかったということです。桑田真澄、松井秀喜、王貞治にはあって清原和博に欠けていたもの。それは一体なにか? ...
【書評】『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
本書を通読して思ったことは、1)人を通じて「本」を知ることの大切さを再認識したこと、2)本を通じて「人」を知るという逆の効果もあるということ、そして3)菜々子さんの驚嘆すべき選書の幅の広さ(読書戦闘力の高さ)、4)男というものです。 ...
【書評】『ボッコちゃん (新潮文庫)』~新潮文庫「中学生に読んで欲しい30冊」より
新潮文庫の「中学生に読んで欲しい30冊」に取り上げられていた一冊。全部で50編から成り、その中から中二の三女に読んで欲しい12編を選んでみた。さらにこの中から4編、あらすじとオチを要約する。 ...
【書評】『ベラルーシを知るための50章』
ベラルーシに関する本のほとんどは専門書で、一般書は本書しかありません。独裁国とされており、日本との貿易額も少なく、日本人にとってはベールに包まれた国です。 ...