なおきのブログ

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カテゴリ:書評:歴史

第7巻では1491年のピサでのクリスマスから始まり、チェーザレがダンテ研究の権威・ランディーノ教授から皇帝・教皇の対立、教皇権確立の歴史を学ぶ。登場する歴史的事象は主に2つ。カノッサの雪辱とピサ大聖堂に眠る皇帝ハインリッヒ7世。 ...

この第5話・第6話で、チャーザレの周辺で殺人事件が起き、チェーザレの権謀術数の高さがうかがわれる。このマンガでは一貫してフィオレンティーナ団のアンジェロが語り部役となっているのだが、なぜ彼が語り部なのかも腑に落ちてきた。人のよいアンジェロに語らせることで、権謀術数に長けたチェーザレのありようを浮き彫りにしているのだと思う。 ...

さて、本書は鉄道の中でも、「電車」の技術進歩・イノベーションの歴史の本です。 日本に最初に電車がお目見えしたのは1890年。上野で開催された内国勧業博覧会でのことでした。殖産興業のシンボリックなイベントだったのではないでしょうか。そして最初の商業運転は1895年の京都電氣鐡道(のちの京都市電)、つづいて1898年の名古屋電気鉄道(のちの名古屋市電)です。今日のJRの路線で初めて電車が走ったのは甲武鉄道の飯田町~中野間でした。 ...

思いのほか非常に面白いので、第1巻に続き、第2巻についても書きます。第1巻は、歴史的背景、人物名、勢力図を理解するのに精いっぱいでしたが、だいたいそれらが頭に入ったので、第2巻は多少すんなり読めました。時代設定は1491年。チャーザレ・ボルジア(1475-1507年)16歳の時です(史実では2年後の1493年に18歳で枢機卿になる)。 第2巻のハイライトすべき点は2点。チャーザレ・ボルジアの権謀術数と他の歴史上人物との遭遇です。 ...

自分で毎週料理をするようになってから2年。 「だし」といえば、「顆粒だし」か「めんつゆ」が主流。肉や魚介、野菜などの煮汁を使うことはあっても、本格的な「昆布だし」や「かつおだし」は作ったことがありません。 しかし、料理人に言わせれば、「顆粒だし」は「だし風調味料」であって「だし」そのものではないとのこと。味が全く違うとのことです。 ...

チェーザレ・ボルジア。1475年生れ1507年没。若くして亡くなりましたが、ニッコロ・マキャヴェッリが『君主論』にて、理想的な君主像として描いたその人物です。日本の戦国時代と同様、当時のはイタリアは国が分裂し、小国が入り乱れていたご時世です。 ...

世界史の文脈で日本を語る限りにおいて、本書は欠くことのできない本です。読書における私の問題意識の一つは「歴史」というものが、日本史と世界史に分断されてしまっていることです。鎖国などの事情はあるにせよ、日本は世界の潮流の中の小舟であることは間違いありません。 ...

きわめて専門的・包括的な世界人口の歴史書です。有史以来の人口推移と増減理由を、統計的に分析します。 本論に入る前に、本書での気づきを2点挙げます。 1.1929年の大恐慌は、人口増加の原則が原因である。 2.近現代に死亡リスクが減り寿命が伸びたことによって、返って早期に子どもを失うことが希少となり、悲しみが増えたこと。 ...

2017年1月20日、ドナルド・ジョン・トランプがアメリカ合衆国第45代大統領に就任しました。就任するやいなや、イラク、シリア、イラン、スーダン、リビア、ソマリア、イエメンの7ヶ国の国民の入国を禁止しました。 どうせトランプは当選できやしないという大方の予想を覆してトランプが大統領選に勝利し、イスラム教徒の入国禁止などと大言壮語なことを言ってどうせできっこないと高を括っていたら、始めてしまいました。 ...

ビッグデータ解析、人工知能(AI)、ロボット。これらのキーワードが2010年代半ば、バズワードとして賑わせています。マイクロプロセッサ・通信デバイスはデスクトップパソコンやノートパソコンを抜け出し、携帯電話・スマートフォンだけでなく、ありとあらゆる機器やそれ以外のモノにも搭載されつつあります。そから生成されるデータをクラウド上のコンピュータに集積し、データ解析を施し、人口知能やロボットと呼ばれる応用分野へ適用しようと、いろんなメーカー、いろんなサービス企業が虎視眈々と狙っています。 しかしちょっと待てと。 いいのか、そんな近視眼的な発想で。 「情報」というものをもっと広くとらえ、もっと深く洞察することは必要ないでしょうか? ...

日本人の歴史に対する知識というのは、おそろしく日本史に偏っていて、世界史の中での日本の位置づけを知らないままになっていないでしょうか?今後、ビジネスがグローバル化していく中で、世界の中の日本を知らないことは交渉上、不利になりかねません。であるのにもかかわらず、歴史学者や文科省がなぜかこの状況を改善しません。改善を試みている人もいないではありませんが、大きなムーブメントは形成していません。 市井の書評ブロガーである私にどの程度のものが書けるのか分かりませんが、「世界史の文脈で日本を語」りたいと思います。 ...

2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。「直虎」という男の名前でありながら、女です。そして通称、「次郎法師」。なぜ、女なのに「次郎」であり「法師」なのか。しかも、歴史上、ほとんど知られていないし、痕跡を辿るのも難しいとのこと。 本書の著者・夏目琢史氏は1985年浜松市出身の社会学者。井伊直虎の地元です。15歳の時から直虎ゆかりの龍潭寺住職から直虎の話を聴いていたとのこと。直虎が世間一般に知られる以前から直虎をご存知だったという筋金入り(?)の直虎ファンです。 ...

歴史は勝者に都合よく敗者に都合悪く語り継がれ、時に敗者は歴史から抹殺されることもあります。そんなことから歴史の勝者だけでなく、「暗部」、つまり敗者側にも光を当てた本書には魅せられます。もちろん、誰か特定の人物を中心に書かれているわけではなく、やや雑多な感はありますが、「戦国トリビア」という観点で言うと、「へえ!」と思う発見が多数ありました。 ...

通説では、和睦の条件として、外堀を埋めるだけのはずが、徳川方が勝手に内堀も受けてしまい、大坂側が激怒したことになっていますが、本書によると、和睦条件は、外堀は徳川方、内堀は大坂方が埋めることだったとのこと。内堀埋めの進行が悪かったため、徳川方が手伝っただけのようです。 問題は、内堀は埋めたことではなく・・・ ...

通説では、大坂の陣の首謀者は淀殿と大蔵の局や大野治長らの取り巻きとされていました。しかし、話はそう単純ではなく、冬の陣と夏の陣では、首謀者が異なります。まずは、冬の陣から。 この人物がこれまで大河ドラマの大坂の陣の場面で取り上げられることはなかった、と記憶しています。それは・・・ ...

日本史上の悪女と言えば、北条政子、日野富子、そして淀君こと茶々。 悪女フェチの私としましては、この方を取り上げずにはいられません。 大河ドラマ『真田丸』の本日の放送第43話「軍議」にて、悪女ぶりをいかんなく発揮しました。 ...

元々、日本語には「少女」という言葉はなかったそうです。「少年」が男の子も女の子も表していました。「少女」という概念が登場したのは明治20~30年代とのことで、明治35年(1902年)に『少女界』という雑誌が創刊され、今日の「少女」像へ引き継がれているようです。 ...

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