書評一番ノリを目指していたのに、ぐずぐずしていたら塚本さんに抜かれました。 というわけで、書きます。書きますが・・・書評を騙った持論ですけど。 *アジャイル開発手法のデジタルマーケティングへの適用 塚本さんも著者の倉貫さんも旧知の仲。彼ら二人がゴリゴリ ...
カテゴリ:書評:ビジネス・働き方
【書評】『過労死ゼロの社会を―高橋まつりさんはなぜ亡くなったのか』
メンタルヘルスや新卒の仕事辞めたいツイートなどを考えていて思い出したのが、2015年12月に自ら命を絶った高橋まつりさん。本がないかを調べたところ、この本を見つけました。 ...
【書評】『すべての仕事を3分で終わらせる――外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術』
本書を一言で評すれば、「仕事圧縮術」の本です。「仕事圧縮術」という言葉は過去にもあったかもしれませんが、Google検索の上位10件は全て本書に関する記事です。世の中に、「生産性向上」の本は五万とありますが、本書では「生産性向上」という言葉を使わず、一貫して「仕事圧縮術」と呼びます。 ...
【書評】『日経ウーマン 2018年8月号』男性でも十分読める
存在は知っているものの、中味を熟読することはなかった女性誌。しかし、メイクとファッションの記事を除けば、男性にも十分有効活用できる内容です。 ...
【書評】『異文化理解力』八つの指標で文化見取り図を描く
本書の原題は『The Culture Map』。日本の中にいるとなかなか気づきにくいのですが、世界の市場は急速に一つになりつつあります。異文化が出会えば、背景を知らないためにお互いの真意をはかることができずに誤解が生じ、衝突も起きます。本書は、八つの指標を用いて文化の見取り図を作成し、その見取り図により相互理解をはかろうという試みです。本書は包括的かつ論理的で、非常に納得のいくものでした。 ...
【書評】『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』
賢者風と愚者風の二つのタイプのリーダーシップを提唱しており、どちらかというと不透明な時代、何が正解か分からない時代は、愚者風リーダーシップが向いているとしています。(本書のタイトルの「完璧なリーダー」は、賢者風リーダーシップのことを指しているようです。) ...
【書評】『「言葉にできる」は武器になる。』
この『「言葉にできる」は武器になる。』で得られた最大の収穫は、「一気に書く」ことでしょうか。本書評も、その「一気に書く」技法を用いて書き上げています。 ...
【書評】『日本の鉄道は世界で戦えるか』(3)~これからの日本の鉄道
さて、タイトルにある「世界で戦えるか」。海外展開が可能かと問うてるわけですが、本書はネガポジ両面提示しています。 ...
【書評】『日本の鉄道は世界で戦えるか』(2)~鉄道大国の道と衰退の足音
世界に占める鉄道利用者数の数が異常に突出している日本。どのように日本は鉄道大国になったのか、本書では地理的要因と歴史的要因の2つの切り口で分析しています。 ...
【書評】『日本の鉄道は世界で戦えるか』(1)~鉄道のファクト
本書は、一般的に日本人が信じている二つの命題について、ファクトベースで厳しい現実をつきつけます。なんとなく分かっていたのですけど、携帯電話端末と同じく、日本という特殊な環境に過度に適用するように進化してしまったため、なかなかそのままでは海外で通用しなさそうです。そして、国鉄民営化以降も、多くの路線で乗車人員数が減り続けており、海外展開どころか、足下を見れば危機的な状況にあります。 ...
【書評】『働く女の腹の底 多様化する生き方・考え方』
同僚の女性がその女性自身のことを「OL」と呼ぶことに違和感を感じていたのですが、本書によると「“OL”とい言葉は時代に合っていないと思う」と回答した人が68.2%にも及ぶとのことで、みなさん、おなじことを考えているんだなぁと感じます。 ...
【書評】『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』
飛騨といえば、高山も古川も下呂も、古い街並みやその街並みを構成する古民家が魅力的です。しかし、本書の唱える「クールな田舎」は、古い町並みや古民家に留まりません。「クールな田舎」の核心部分は、「水田」です。水田を巡るサイクリングツアーを含む飛騨古川の「SATOYAMA EXPERIENCE」は、トリップアドバイザーで93%の人が5段階評価の5をつけています。 ...
【書評】『頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。』
「言葉にできる」ということ、「分かる」ということに関する本を立て続けに読もうと思っています。『「言葉にできる」は武器になる。』と『新しい分かり方』を読む予定です。 ...
【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(その3)美意識を鍛える4つの方法
本書では、「美意識」を鍛える方法として4つの方法を提示しています。 ...
【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(その2)美意識のある会社・ない会社
本書では、「美意識」のない集団として、新興宗教の他に2つの業界を名指しで批判しています。 ...
【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(その1)
前評判のよかった本書を読了しました。既に二回の読書会で紹介し、実はその前に紹介も受けています。昨年発売された新書の中では、ナンバーワンになるのではないでしょうか? ...
【書評】『「働き方改革」の不都合な真実』
世に言う「働き方改革」というバズワード、正直、眉唾ものだと思っています。 ・人口減少に備え、女性を労働力化したい政府の思惑 ・政府に迎合して「働き方改革」を大合唱する大企業 ・大企業に「働き方改革」グッズを売りつけたい企業 の三つ巴の戦いです。 ...
【書評】『思考の整理学 (ちくま文庫)』
「東大・京大で一番読まれた本」との帯説明のある本書は、初版が1986年、私が持っている2009年印刷の版が65版だから、紛れもないロングベストセラーです。既に多くの人が書評を書いているだろうし、今さら誰が読むものでもないと思いますが、それこそ自らの思考整理のために、書いておきます。 ...
【書評】『 週刊東洋経済(日本経済の試練 EVショック)』
ホットな業界の動向をつぶさにウォッチするのもなかなかしんどいものです。流れが速いために通常の書籍では追い切れず、ここは経済雑誌に軍配が上がります。1ヶ月ほど前の記事ですが、東洋経済10月21日号から要点をメモしておきます。 ...