なおきのブログ

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カテゴリ:書評:文学・語学

バグダッドの商人であるシンドバッドは、インド洋に航海に出て、難破等の困難を乗り越え商売を成功させる物語です。旅の困難に懲りたのにもかかわらず、血が騒いで再び航海に乗り出す、そんな話が6回繰り返されます。7回目の航海だけは教主の命令で赴きました。 大人になってから読むと気づくシンドバッドの物語が描くイスラムの世界観があります。子どもの時に聞きかじっていただけでは、気づきませんでした。 ...

ライフネット生命創業者でこのたび立命館アジア太平洋大学学長に転出される出口治明さん。出口さんの深い知識の拠り所となっているのが圧倒的な読書量です。自分より読書量の多い方の読書本は、選書に打ってつけです。本書を読むことは、すなわち読書家に選書をお願いすることに通じます。 ...

本書で述べている「古典」には、紀元前の中国やギリシアの古典から、時を経て18世紀、19世紀の名著、一部は第二次世界大戦後の著作も含まれます。ほとんどが100年、1000年の時に揉まれて現代に継承されている書物です。情報の移り変わりの速い現代だからこそ、齋藤氏は古典を読む必要性を説きます。 ...

西原理恵子氏の『洗えば使える泥名言』。出版前に当初編集者が考えたタイトルは『泥だらけの名言』。さすがにひどいということで、『洗えば使える泥名言』になったとのこと。「洗えば使える」というのが言い得て妙ですね。 ...

16歳で鮨店に弟子入りした徳武光一郎、通称ゲソ。鮨店を皮きりに日本の食流通を抑え天下取りを狙う成上りと転落の27年の人生を、6歳年上で兄弟子であり番頭役となった金森信次の目線から描く。 ...

さかき漣さん初の単著となる本作品。人工知能を扱ったミステリー小説です。さかき漣さんとは「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #2でお会いしました。 ミステリー小説ものは、書評が書きづらいのですが、ネタバレしない程度におおまかなあらすじと考察をしてみたいと思います。 ...

現在映画が絶賛公開中の『夜は短し歩けよ乙女』。原作の初出は2005年9月、ハードカバーが2006年11月の発売なのですが、本書の存在に気づいたのはシミルボンでした。昨年末ぐらいから、妙に書評の数が増えていたのです。 ...

おー!なんということだ。言葉はコミュニケーション手段であるということを、本書は真っ向から否定している。つまり、国語の試験とは、既に答えがあってそれを導き出すのではなく、社会とは、世界とは何かを問うていることになります。 ...

イヤな気分にさせられるミステリー小説とのこと。その代表作家と思しき沼田まほかるさん。11月24日の朝活読書サロンで紹介を受け、興味を引きました。その時のコメントが以下のとおり。 「彼女がその名を知らない鳥たち』は、恋人同士なのに、女が男を冷たくあしらう、しかし男は女を愛し続けるというお話。ひょっとして、「悪女もの」?興味がそそられます。」 ...

男が友人から10両を借りる。ところがその友人が、急に金が入用になったので今日中に返せと言う。そんな急に返せと言われても返せるものではない。そこへ大家から嫁を世話しようと持ちかけられる。なんでも不細工でしかも妊娠しているとか。だが、持参金として10両がついてくるという。 ...

江國さんの本を読むのは今回が初めてです。21編の短編を一気に読破しました。心に残るものもあれば、心に残らないものもあります。心に残るものは、前半の『つめたいよるに』に多かった印象。特に、『夏の少し前』と『いつか、ずっと昔』、この二つは現実的には起こりえない時間や生命の跳躍が起きる夢想的なフィクションです。 ...

芸人にとって、「女遊びは芸の肥やし」と言いますが、小説家にとっても、女遊び、色恋沙汰は、「小説の肥やし」と言えそうです。「失神」という造語を発明した川上宗薫も、「女と寝る」ことがエロ作家の良心とまで言い切ります。自ら女の気を失わせた経験を「失神」と呼ぶことにしたのでしょう。 とするならば、官能ブロガー、悪女ブロガーを目指す私としましては、身を挺して悪女と対峙せねばなりません。世の悪女のみなさん、どうぞよろしくお願いします。 ...

本書を読みますと、「文豪」と書いて「ぶんごう」と読みますが、実は「せいごう」とも読むのではないかという気がします。、あるいは「性豪」と書いて、「ぶんごう」と読むのかもしれません。明治・大正・昭和の文豪たちは、たいへんな好色家でもありました。 ここで登場する文豪たちは、石川啄木、川端康成、森鷗外、徳富蘆花、瀬戸内晴美(寂聴)、伊藤整、永井荷風、島崎藤村、斎藤茂吉、ここまでが前半です。この9名の中から、変態MVP候補を1名選びました。 ...

悪女フェチの私としては、本書はMUSTの本です。日本にも悪女はいますし、西洋にも悪女がいます。恋愛の国、フランスでは、悪女を表す言葉として、ファム・ファタール(Femme Fatale)という言葉があります。Fataleは英語のFatal、つまり「運命の」という意味です。Femme Fataleを直訳すれば「運命の女」です。しかし、運命の女神といったような肯定的な意味ではありません。運命を狂わす女、魔性の女という、否定的な意味です。 ...

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