なおきのブログ

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カテゴリ:書評:文学・語学

悪女フェチの私としては、本書はMUSTの本です。日本にも悪女はいますし、西洋にも悪女がいます。恋愛の国、フランスでは、悪女を表す言葉として、ファム・ファタール(Femme Fatale)という言葉があります。Fataleは英語のFatal、つまり「運命の」という意味です。Femme Fataleを直訳すれば「運命の女」です。しかし、運命の女神といったような肯定的な意味ではありません。運命を狂わす女、魔性の女という、否定的な意味です。 ...

『金瓶梅』とは、中国四大奇書のうちの一つです。他の3つのほうは有名で、多分一番知られていないのが『金瓶梅』ではないでしょうか? 『水滸伝』が英雄伝説なのに対し、『金瓶梅』は、性豪物語です。男の主人公・西門慶は6人の奥さんを持ち、さらに他にも愛人や浮気相手のいる成金男。女主人公が潘金蓮といい、とてつもない淫乱売女。 ...

高中真由子21歳。朝倉百合19歳、澤村諒一36歳。 良家育ちの真由子。真由子の隣家に住み、金持ちだが品のない家庭の百合。真由子が幼少のころ、編集者である父が連れて来て離れで同居する作家志望の澤村諒一。いつしか真由子は諒一に恋心を抱き、純粋なまま大人へと成長するが、21歳のバレンタインの前日、突如、百合の妊娠を聞かされ、百合を諒一に奪われてしまう。 自暴自棄となり、その日のうちに行きずりの男に処女を差し出し、数ヶ月の間にさまざまな男の間を彷徨い落ちていく真由子。しかし、諒一と百合の間に生まれてくる子の名前が「直巳」と決まった時、真由子は百合へ復讐を決意する。諒一を奪った百合から直巳を奪い返すと。 ...

谷崎潤一郎の代表作、『痴人の愛』、『春琴抄』、そして『細雪』へと読み進みました。約10年間隔で出版されたこの三作品を俯瞰すると、谷崎が成熟していく過程がよく分かります。『痴人の愛』では10代の少女に狂う20代の男を描き、『春琴抄』では純愛を、そして『細雪』では、阪神の良家蒔岡家を描きます。 しかし、あなたはなぜそこまで女性のことを知り尽くしているのでしょうか。うらやましくもありますが、そこまで女性のことを知り尽くしてしまうと、かえって悩みも深くなってしまうような気がします。そしてまた、私自身も、谷崎と同じ道を歩んでいるようにも感じます。 ...

本書は、官能小説家を目指す女性向けに書かれたという。 えっ?!官能小説家を目指す女性向けって、そんなに需要があるのか?というのがまずびっくりした点。本書は読み始める前に、4月28日の朝活読書サロンで紹介済みで、その際、女性参加者からは「あるある」という答え。そうなのか。 ...

本書で得たのは、Prime Minister Question(PMQ)というイギリス首相への質問時間というのをイギリス国会が設けている点です。動画を見るとわかるのですが、ライブで丁々発止のやり取りを行います。サッチャー元首相いわく、PMQには8時間の準備時間を取っていたとのことです。何よりうれしいのは、このPMQは、英語ヒアリングの絶好の教材だということです。 ...

本書はロボットの原点、というより、そもそも「ロボット」という言葉は、本書の著者カレル・チャペック(あるいは彼の兄)によって発明されました。 本書では、テクノロジーについてはほとんど触れられていません。一応少しは書かれていますが、今日から見ると無意味です。それよりも、テクノロジーがもたらす社会の変容に焦点を合わせています。 ...

昨年没後50年ということもあり、谷崎潤一郎の著作権が切れましたこの『春琴抄』も早速青空文庫で読むことができます。本書の出版は1933年で『痴人の愛』の8年後のことです冒頭10ページほど読み旋律が走りました『痴人の愛』と同様に、病的までに被虐的な美少女崇拝の世界が繰り広げられているからです私は、谷崎という人は日本文学史上もっとも美しい日本語で書き著す小説家だと思っていますが、本書でもあますことなく春琴の美しさを著しています。 ...

先月の朝活読書サロンで紹介された本書。思わず、触手が伸びてしまいました。目次を見てのとおり、複数の対談をまとめた本です。ご登場いただくは、早々たる作家のみなさん。対談の収録日が本書出版3ヶ月前のものもあれば、なんと1985年のものもあります。下ネタは時代を超越して不変ですね。 本書は大きくわけて三つに分かれておりまして、真ん中の部分は大人の女性たちによる「男の品定め」!ここで登場する女性たちは、全員私より年上で、異性の対象として意識したことなどなかったのですが、8-9年前、30年前の対談となると、詳しくは知りませんが、現在の私と同じぐらいの年齢、40代ではないでしょうか?同年代の女性にあれこれ品定めされているのかと思うと、いやはや、思わず萌えます。 ...

太宰治関連の本を二冊続けて読みました。『走れメロス』を収録している短編集と、太宰治の紹介本『文豪ナビ 太宰治』です。しかし、どうも私は太宰治が好きになれません。世間一般的に、なぜそんなに太宰治が評価されるのでしょうか?二冊読んで、少しだけそのことがわかりました。 ...

子どものころ、小学生から高校生まで、国語は苦手教科でした。今では嘘のようですが。その原因を作ったのが俳句だったのではないかと思います。 俳句というのは、どうしても苦手意識を持っていたのですが、少し克服できたかもしれません。 ...

中国の長大小説として『四大奇書』なるものがあります。ほとんどの人は、三つのタイトルは知っているのではないでしょうか?『三国志演義』、『西遊記』、『水滸伝』がそれです。しかし、四つ目は、ほかの三つと比べ、無名かもしれません。少なくとも私は知りませんでした。 ...

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