アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)の課題図書となった『人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』。ABDでは第1章と第Ⅰ部のみを取り上げました。 ...
カテゴリ:書評:心理学
【書評】『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』
「シャーデンフロイデ」というのは聞き慣れない言葉なれど、意味するところは、「他人の不幸は蜜の味」とか、「他人の不幸でメシウマ」と同義です。なぜ、他人の不幸を喜んでしまうのでしょうか? ...
【書評】『子どもの脳を傷つける親たち』~子育て中の方におすすめ
なかなか衝撃的なタイトルの本です。そしてタイトル通りの本でした。身体的暴力よりもむしろ、言葉による暴力や性的虐待などの親の子への不適切な関わりにより脳が物理的に損傷します。 ...
【書評】『嫌われる勇気』~他者貢献によって人生はよくなる~
本書はもうすでに多くの方が読まれており、あまり多くを論ずることはないように思います。本書の結論はシンプルです。「自己受容」と「他者信頼」と「他者貢献」。特に自分自身が「他者貢献」を感じることが人生の幸福につながります。過去に縛られず、未来を夢想せず、今生きているこの瞬間をしっかりと生きること。それに尽きます。 ...
【書評】『まずは親を超えなさい!』
苫米地氏について、受け入れられる部分と受け入れられない部分があります。総論として、苫米地氏のコーチングをお薦めできるかというとお薦めできません。特に、ビジネス経験の浅い20代や心理学の素養のない方には毒になりかねません。裏を返せば、私には役に立つ情報を提供してくれました。その点は感謝いたします。 ...
【書評】『「意識の量」を増やせ!』(その2)西洋教育の輸入がもたらしたもの
期せずして、日本の戦後教育の悪影響、なぜ若者は三年で会社を辞めたり、働かずにニートになったりするのか、戦前と比べて日本人の大人はなぜ幼稚になったのか、に気づきを得られました。 ...
【書評】『「意識の量」を増やせ!』(その1)自意識と自己肯定感
意識が足りない、と感じることがあります。 一方、同じ「意識」でも、自意識が高いと感じることもあります。 ...
【書評】『手にとるようにNLPがわかる本』
一連の心理学の本(人材育成系の本)を読んできましたが次はNLPです。 「NLP」とは、Nuero-Lingusitic Programmingのことで「神経言語プログラミング」と訳します。言葉以外の非言語コミュニケーションのパターンのことです。 ...
【書評】『一生折れない自信のつくり方』選択すること、積み重ねること、感謝すること
「人生」とは選択すること 一生折れない自信を作るのは日々の努力を積み重ねること 感謝すること、それは成長の証 ...
【書評】『コーポレートコーチング 上』目的はなにか?
もっとも重要なことは、額縁に飾った経営理念ではなく、社員の一人ひとりが行動に落とし込めるような経営理念を立て、それを実践しようとする強い意志である、そう私は理解しました。強い意志に裏付けられた経営理念があれば、コーチングがあるなしに関わらず、ゴールは目指せます。 ...
【書評】『わが子を一流選手にするメンタル・コーチング』
著者は北海道日本ハムファイターズの白井一幸コーチ。最近のプロ野球事情に疎いため、よく存じ上げなかったのですが、人材育成会社のアチーブメントの方から教わったことから知りました。白井氏はアチーブメントの選択理論の研修の受講生とのことです。 ...
批判するべからず~『テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る』より
「批判」がダメなら、どのように相手と折り合いをつけたらよいのでしょうか。本書では、「共通のイメージ写真を持つこと」だとしています。もちろん100%一致させることは不可能でしょう。しかし、一致するところを見つけ出し、一致するところを増やす努力はしたほうがよいのでしょう。 ...
【書評】『テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る』
昨年来、仕事上、営業職社員のキャリアデザインの在り方を考えています。あれはたしか昨年7月のヒューマン・キャピタルだったと思いますが、アチーブメントという会社に出会いました。法人向けの研修だけでなく個人向けのキャリア教育も手掛けている会社です。そのアチーブメントの根幹となっている理念がウィリアム・グラッサー博士が提唱した「選択理論」です。 ...
【書評】『「首から下」で考えなさい』~子育て中パパ・ママと人事部におすすめ
我々の思考や心・感情は一体どこで生まれているのか?その問いに対し、本書は明確に答えてくれる。 我々の思考や心・感情は、脳内の電気信号だと思っていた。それは正しい。しかし、脳を中核とする神経回路は、全身に張り巡らされている。脳だけでなく、神経がつながる全身も含めて、我々は思考し、感情をいだいている、そう本書は指摘する。 であるならば、子育て・教育の観点で言えば、たくさん遊んだ子、たくさん運動した子のほうが、頭が賢くなり、感情が豊かになることになる。そして、その事実が明らかになりつつある。赤ちゃんが首を持ち上げる、寝返りを打つ、そうした行動自体も、知覚と感覚に影響を与えているとは。 ...
【書評】『夜と霧』~生き抜くために必要なこと
社会学や心理学関連の本を読むと、たびたび本書の引用に出くわします。アメリカ国会図書館の調査では、「私の人生に最も影響を与えた本」のベストテンに入るとのことで、日本語を含めて17か国語に翻訳され、20世紀中に英語版だけで900万冊出版されたとのこと。私が使っている読書管理サイトのメディアマーカーでも、読書記録登録がかなり多いほうの部類に入ります。 抑圧状態が人間の精神に与える影響を考える上で、なくてはならない本です。 生き抜くために、何が必要でしょうか?本書を引用しながら、エッセンスを抜き出してみます。 ...
【書評】『1億売るオンナの8つの習慣』~男女関係なく営業基礎スキルの習得に役立つ本
、「営業部女子課」を主宰している太田彩子さんの『1億売るオンナの8つの習慣』を読みました。私のまわりにも若手の女性営業が少なからず増えてきたこともあり、必要性に駆られて読んだ次第です。 さて、本書は、女性目線で女性向けに書かれているのですが、8割方、男性陣にもそのまま使えるというのが率直な感想です。 ...
【書評】『 9つの性格』~性格診断と脳科学
>> 9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)鈴木 秀子PHP研究所 ( 2004-01-06 )ISBN: 9784569661063なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)で詳細を見る 以前、東京朝活読書会でいただいた本です。「エニアグラム」とは何かを本書のカバーが ...
ポジティブな未来を描くための2冊
*「未来」とはなんだろうか? >> 未来を変えるちょっとしたヒント (講談社現代新書)小野 良太講談社 ( 2010-08-19 )ISBN: 9784062880633なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)で詳細を見る 最近のもっぱらの関心事は、未来志向の創発の場であるフューチャーセンターです。富士 ...