立東舎の「乙女の本棚」シリーズ。朝活読書サロンでたびたび紹介を受けるので、読んでみました。 芥川龍之介の『蜜柑』を皮切りに、梶井基次郎の『檸檬』、森鷗外の『高瀬舟』、中島敦の『山月記』、江戸川乱歩の『人間椅子』、そして新美南吉の『赤とんぼ』。いづれの作 ...
カテゴリ:書評:芸術
【書評】日本の廃墟写真集を2冊
廃墟写真集を二冊紹介。人間が手入れして保存しようとする廃屋もある一方で、人間の手入れが入らずに朽ち果てていくのを待つだけの廃屋もあります。本二冊を開くまで、紹介されている廃屋は訪れることが容易な前者を想定していたのですが。。。 ...
【書評】『美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美』その1~美少女の基準~
美術史でありながら、その背景にある大局的な歴史の流れに沿った説明がなされており、歴史の変遷を美術の観点から見直すことができそうです。具体的に言えば、多神教時代のギリシャ・ローマ時代からキリスト教への転換、キリスト教下のルネサンスの到来が意味するところ(多神教の受入れ)、宗教改革の影響など、計らずも新しい視点を得ることができました。 ...
【書評】『美貌のひと』~絵画の中の美しい人は一体誰なのか
絵画の中の美しい人は一体誰なのか、24人の美女・美男(一部醜女を含む)について解説。大変気になりましたのは、女性陣では、ココ・シャネル他、男性陣では、バイロン他・・・ ...
【書評】『能 650年続いた仕掛けとは』
日本を代表する古典芸能といえば、「歌舞伎」と「能」が双璧でしょうか。「歌舞伎」も観たい観たいと思いつつも、まだ実現できていません。そして「能」もしかり。しかし、「歌舞伎」以上に分かっていないのが「能」。「能」についての本をあらためて読むのも初めてになります。 ...
【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(その1)
前評判のよかった本書を読了しました。既に二回の読書会で紹介し、実はその前に紹介も受けています。昨年発売された新書の中では、ナンバーワンになるのではないでしょうか? ...
【書評】『ミュシャのすべて (角川新書)』
900円というお値段で、堺アルフォンス・ミュシャ館所蔵の絵画・版画や『スラブ叙事詩』シリーズなど、フルカラーで余すことなく紹介されており、ミュシャ・ファンの私としては、非常に満足度の高い本です。 ...
【書評】『学力をのばす美術鑑賞』~創作だけでなく鑑賞に力点を置いた美術教育が「問う」力を養う
「創作」ではなく「鑑賞」に焦点を当てた美術教育の本です。 従来、美術教育は、どちらかというと「創作」に重きをおいたものでしたが、 本書では「鑑賞」に重きを置きます。 美術鑑賞教育における要諦は「問い」です。 人は、説明されたことは覚えていなくても、自ら問うた内容は覚えています。 美術鑑賞教育の意味を、初めて正しく理解しました。 ...
【書評】『ビジネスに効くスケッチ』~思考整理とプレゼンテーション
ビジネスを企画立案する時など、デザインする力が必要だと思うのです。ビジネスパーソンの教育にはデザインの研修もあったほうがいいと思っているのですが、いかがでしょうか?しかし、ビジネスに必要なデザインスキルと言いましても、デッサンじゃないし・・・・。じゃ、なにがいいんだろう・・・そうだ、スケッチです。 ...
【書評】『名画とあらすじでわかる! 美女と悪女の世界史』
年末に書きました【書評】『世界悪女物語』につづく、悪女ものです。正確には、悪女のみならず。「美女」と「悲劇のヒロイン」も扱います。取り上げられている女性は45名、また創作上の女性も3名取り上げています。その中から、美女代表として、レカミエ夫人とウジェニー皇后、悪女代表としてサッフォー、悲劇のヒロインとして、デュ・バリュー夫人を取り上げました。 ...
【書評】『ビジネスマンへの歌舞伎案内』を読んだら、歌舞伎が観たくなった!
歌舞伎を無性に観たくなったではありませんか。著者の術中にまんまとはまってしまいました。 ...
【書評】『神のデザイン哲学 GOoD DESIGN』~物理学と愛の統一理論
本書は、企業間フューチャーセンターの八田さんに紹介していただきました。 この本のサブタイトルを私がつけるとすれば、「物理学と愛の統一理論」でしょうか? 本書は、建築デザイナーの方が書かれた本でありながら、数学、物理学、哲学について書かれており、それらを建築家の視点で統合しようと試みると大胆なテーマの本です。 ...
[読書]かっこいい生き方をしよう-『人生を決めた15分 創造の1/10000 』
Ferrari Enzo / motoyen この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。 >> 人生を決めた15分 創造の1/10000奥山 清行武田ランダムハウスジャパン ( 2008-05-24 )ISBN: 9784270003466なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)で詳細を ...
[読書]『視覚マーケティングのススメ』 ビジネスパーソンに必要な素養
視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)著者:ウジ トモコクロスメディア・パブリッシング(2008-05-14)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る ナレッジマネジメント・情報共有・情報の見える化という課題があり、コミュニケーション・デザインがその課題解決に役立つの ...
[読書]『遠く時の輪の接する処』松本零士著
遠く時の輪の接する処著者:松本 零士東京書籍(2002-08)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 読書のきっかけ 国民読書年記念「朗読会」松本零士と旅する「朗読による大宇宙」に参加したのをきっかけに、本書を読んだ。 松本零士と言えば、『銀河鉄道999』の原作者であり、『 ...