なおきのブログ

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カテゴリ:書評:哲学・宗教

本書は、哲学者であり2007年から2011年の間に大阪大学総長を務めた鷲田清一氏の短篇エッセイ集です。初出はおおよそ2002年から2008年の間での、北海道新聞や京都新聞への寄稿です。 本書と出会ったのは、日能研でした。鷲田氏のエッセイが、2015年の開成中学の入試に出たのです。それ以前にも、『何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1 (ちくまプリマー新書)』で、外山滋比古氏と名を連ねていて、一風変わった人間評をするので、気になっていました。読んでみて正解でした。 ...

人工知能の一分野である自然言語技術に対する洞察を深めようと、「オントロジー(存在論)」についてWikipediaで調べていたら、「存在論」から「認識論」、そして本書『テアイテトス』へに至る。本書の副題には「知識とは何か?」とある。 ...

「知識」「ナレッジマネジメント」系の基礎的な本は何だろう?と思いを巡らせてみたところ、まっさきに思い出したのが、『思考の整理学』とこの『暗黙知の次元』です。 本書で一番琴線に触れたメッセージの一つが、この「暗黙知」の定義です。 ...

今週、この本を読書会にて二日連続で紹介しました。 なぜこの本を紹介したかというと、この本が「選書本」だからです。この本を起点に名著を探せるからです。5年前に読んでいたのですが、改めて読むべき本を発掘するために再読しました。 ...

本書はもうすでに多くの方が読まれており、あまり多くを論ずることはないように思います。本書の結論はシンプルです。「自己受容」と「他者信頼」と「他者貢献」。特に自分自身が「他者貢献」を感じることが人生の幸福につながります。過去に縛られず、未来を夢想せず、今生きているこの瞬間をしっかりと生きること。それに尽きます。 ...

著者の篠田桃紅さん。本書出版時点で、数えで103歳(満年齢102歳)、現在数えで104歳(満年齢103歳)。水墨を用いた美術家で、現在も現役で活動されています。私が本書に魅せられたのは、私自身が生涯現役でいたいと思うからです。90歳を過ぎ、なお現役だったピーター・ドラッカー、100歳を過ぎてなお現役の聖路加病院の日野原重明先生。 そして、篠田桃紅さん。こうした方々がどのような人生観を持っているかということを知ることは、今後、生涯現役の人生を歩んで行く上で、なにがしかのヒントになるでしょう。 ...

古典を読むには、直接読むよりも、現代語の解説本を読んだほうが分かりやすいと思います。中国古典、特に『論語』・『孟子』・『大学』・『中庸』などの儒教の四書と、明の時代に成立した陽明学については、故安岡正篤氏(1898年-1983年)が第一人者であろうと思います。 ...

職場でのパワハラ、マンショントラブル、隣人トラブル、スクールカースト、ママカースト、モンスターペアレントなど。隣人による理不尽な仕打ちを本書では扱っています。 世の中にはそういう迷惑な人たちがいるので、そういう人たちに遭遇した場合の対処方法を伝えるというのが本書の目的の一つではありますが、真の目的はそうではありませんでした。 ...

最近は、イスラム教やらキリスト教やら宗教関連の本をよく読んでいます。日本人のマジョリティがおそらくそうであるように、私自身、宗教に無関心でした 昨年来のイスラム関連の事件で、「イスラム教知っとかなきゃまずいんとちゃう?」と気づき、イスラム教関連の本を読み漁り、イスラムが見えてくると、同じルーツを持つキリスト教にも興味がうつり、そして日本を振り返った時に、日本最大の宗教セクトである「創価学会」に関心が移ってきたところです。 ...

2004年に起きた佐世保小6女児同級生殺害事件。この事件のことはよく覚えています。 加害者の少女はすでに成人を迎え、出所しています。本書のタイトルは、まだ見ぬ加害者へのお兄ちゃんの言葉です。本書を読めば、お兄ちゃんも多くの苦しみ・葛藤を乗り越え、この言葉を吐ける心境になった様子が伺えます。 ...

マイブームのひとつがイスラムです。イスラム関連の本をよく読むようになりました。多少なりとも理解できるようになりました。イスラムの入門書として期待以上にわかりやすかったです。薄い割りには内容はしっかりとしていて、しかも読みやすいということもあり、お薦めです。 ...

私は、「イスラム原理主義」になるもを大いに勘違いをしていました。実は、イスラム世界には、「イスラム原理主義」なるものは存在しません。西洋が嫌いな宗派を「嫌いなあいつら」という意味で「イスラム原理主義」とレッテルを貼っているに過ぎないのです。 ...

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