阪神・淡路大震災

阪神・淡路大震災における高速道路の倒壊。

この映像は大変ショッキングだった。



阪神・淡路大震災にショックを受けたことについて、常見洋平さんが同じ感想を述べられていました。


東スポ的な「本当かよ?」という報道以上に世の中が、不思議で、こわい時代に突入した、という。



unbelievableな出来事を、常見さんは「東スポと世の中の逆転」と表現しています。文筆家の方は、咄嗟のたとえ表現がうまいなぁ。私は、単に「大変なこと」としか表現できませんでした。参考にさせていただきます。


常見さんは、たしか私より5歳年下だったと思います。当時、私が25歳で彼が20歳。


天地がひっくり返るような「本当かよ?」という印象。人間は、おそらくティーンエイジから20代までの多感な時期に起きた出来事に、ショックを受けるのではないでしょうか?


多感な時期に受けたショック


すでに生まれていたけど、私には浅間山荘事件、三島由紀夫自決、オイルショックの狂乱物価、沖縄返還などの記憶はありません。これらの出来事がどういう順番で起きたのかも定かでありません。しかし、当時のティーンエイジから20代の方にとっては、天地がひっくり返るような大変なショックだったのではないかと思います。


ティーンエイジから20代ごろまでのショックが、その世代の人間形成に多大なる影響を与え、後の世の社会のあり方までも運命づけてしまう。それを私は「黒船効果」と呼びます。


黒船効果


時に1853年、西郷隆盛26歳、山本覚馬24歳、吉田松陰23歳、小松帯刀18歳、坂本龍馬18歳、伊藤博文12歳(満年齢)でした。15年後の明治維新の功労者、明治時代の近代国家建設の立役者が、なぜこの世代に集中し、なぜ西郷隆盛より年長の世代がほとんどいなかったのか。それはこの世代にとって、黒船来航・開国という出来事が、その上の成熟した大人たちの世代よりも、大変なショックを与えてしまったからではないかと思います。


ここ10年以内の大河ドラマの幕末もの、『篤姫』、『龍馬伝』、『八重の桜』、そして『花燃ゆ』。薩摩藩、土佐藩、会津藩、長州藩において、守旧派の家老が、西郷隆盛、坂本龍馬や武市半平太、山本覚馬、吉田松陰ら、開明的な若き志士たちを押えつける悪役として登場します。『花燃ゆ』では、内藤剛志が演じる椋梨藤太がその人です。


なぜ、年長の家老たちは、若き志士たちと同じ黒船来航という事態に遭遇しながら、変われなかったのでしょうか?


理由の一つは、変わることは、持てる者にとっては失うリスクが高いということもありますが、もう一つは、やはり感受性にあったのではないかと思います。大人として成熟することは、感受性も衰えていきます。精神科医の和田秀樹氏は、年齢とともに衰えるのはIQではなくEQだとも言います。



今後迎えるであろう危機への対処


日本および世界が今後迎えるであろう危機も、若者のほうが敏感に感じているでしょう。


後退する方法は二つしかない。「管理された衰退」か「自然任せの崩壊」である。

2050年の75歳以上人口2400万人のうち、実に7割に上る1700万人が所得120万円未満の貧困層に該当するという


年長者は、道を見失わないためにも、感受性を磨いておく必要がありそうです。でなければ、時代が転換した時、江戸時代の家老たちが明治時代に行き場を失ったように、老後を生きていくことができなくなる恐れがあります。感受性を維持し、高めるには何をすべきでしょうか?


私は多くの対話の場に参加し、自らも手がけてきましたが、一つ言えることは、心を開くこと、そして、積極的に若者と交わり、同じ高さの目線に立つことではないかと思います。



2052 今後40年のグローバル予測
ヨルゲン・ランダース
日経BP社 ( 2013-01-09 )
ISBN: 9784822249410

image from Wikipedia under license of CC BY 2.1 JP



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