テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る
ウイリアム・グラッサー
アチーブメント出版 ( 2016-09-09 )
ISBN: 9784866430010

目次
  • 刊行に寄せて
  • 序文
  • 謝辞
  • はじめに
  • 第一章 思考、行為、そして感情は自ら選んでいる
  • 第二章 外的コントロールから選択理論心理学への移行
  • 第三章 頭の中のイメージ写真
  • 第四章 私たちの知覚カメラにある価値
  • 第五章 行動を駆り立てるもの
  • 第六章 創造性と再整理
  • 第七章 狂気、創造性、そして責任
  • 第八章 創造的過程としての心身症
  • 第九章 依存薬物:化学的に制御する誘惑
  • 第十章 よくある依存薬物(合法、非合法)
  • 第十一章 葛藤
  • 第十二章 批判
  • 第十三章 人生の舵を握る
  • 第十四章 選択理論心理学と子育て
  • 第十五章 苦痛や悲惨さを訴えて自分や他人を支配する
  • 第十六章 健康を選択する
  • 第十七章 選択理論の活用方法
  • 監訳者あとがき
  • 付録
  • 参考文献
  • ウィリアム・グラッサーの受けた表彰
  • ウィリアム・グラッサーの著作


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昨年来、仕事上、営業職社員のキャリアデザインの在り方を考えています。あれはたしか昨年7月のヒューマン・キャピタルだったと思いますが、アチーブメントという会社に出会いました。法人向けの研修だけでなく個人向けのキャリア教育も手掛けている会社です。そのアチーブメントの根幹となっている理念がウィリアム・グラッサー博士が提唱した「選択理論」です。「選択理論」については、いくつか本が出ています。本当は『グラッサー博士の選択理論』を読むとよいのかもしれませんが、ややアカデミックな印象を受けたので、もう少しお手頃なところで日本語訳の近著で本書を選びました。そして現在第十章まで読み進めている段階です。


キャリアデザインの在り方という観点で選んだつもりだったのですが、第六章あたりから第八章まで、ずばり脳科学そのものに焦点を当てています。あらためてグラッサー博士のバックグランドを見ると、精神科医ではありませんか。Wikipediaで博士の経歴を見ると、1960年代からセラピーを手掛け、1980年代には制御理論、そして1990年代には選択理論を完成するに至ったようです。



選択理論とはなんぞやと言いますと、下手に説明して間違えるといけませんので、アチーブメント社の言葉を借ります。


選択理論は、すべての行動は自らの選択であると考える心理学です。
行動を選択できるのは自分だけなので、他人に行動を直接選択させることはできません。
そのため、問題が発生した時には、相手を受け入れ、交渉することで解決します。
その結果、良好な人間関係を築くことができます。


「選択理論」は、キャリアだけでなく、人生全般に適用できるようですし、『LIFE SHIFT』が言うところの「バランスの取れた生活」、「自己についての知識」、「開かれた姿勢」に通じるところがあります。また、外的要因ではなく内発的動機に焦点を当てるという点では、「フロー心理学」や「モチベーション3.0」、「エレメントの法則」にも通じるところがあるように感じます。その一方で、「フロー心理学」、「モチベーション3.0」、「エレメントの法則」ほど名前が売れていない気もしますが、なぜだか分かりません。ややアカデミズムに偏っているようでもありますし、日本で提唱している人が限られているからのようでもあります。


さて、本書で興味深いのは第八章です。新しい脳(大脳新皮質)と古い脳(大脳辺縁系や脳幹)について触れています。人間は新しい脳が極度に肥大化した動物です。新しい脳は思考や意識を司り、古い脳は感情や身体を司ります。古い脳には意識はありません。新しい脳が古い脳に命令し、思考や意識に基づいて身体を動かすことができます。このバランスが保たれれば心身ともに健康が保たれます。

  • 心身の健康が保たれること
  • ありのままであること
  • 自分らしく生きること
  • ストレス・フリー
  • ワークライフバランス


その一方で、崩れるとどうなるのでしょうか。


  • ストレス
  • 疲労
  • 心身症
  • 精神疾患
  • 自律神経失調症


一般的に心身の健康に保つためによいとされていること


  • 規則的な食生活
  • 規則的な睡眠
  • 適度な運動
  • 深呼吸
  • 瞑想・坐禅


「選択理論」とは、心身が健康に保たれた状態を自ら選ぶということだと解釈しました。


「選択理論」に関する書評・記事


注:選択理論はアチーブメント株式会社およびNPO法人日本リアリティセラピー協会の登録商標です。


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