日韓両外相共同記者発表



本日、「慰安婦問題」について日韓の間で「最終的かつ不可逆的解決」に合意したと発表がありました。過去、本ブログでも「慰安婦問題」を何回か取り上げてきたこともあり、今日のことも触れておこうと思います。



あまり誰も述べられていないようなので、ここで述べておきますと、大局的な観点で良かった点は、「慰安婦問題は韓国の国内問題」としたことではないかなと思います。それは、韓国政府が設立する基金に対して日本政府が資金を拠出するという点です。


1995年の村山内閣時にもアジア女性基金を設立したが、韓国側に受け入れられず失敗したではないか、同じ過ちを犯すのか?という指摘があります。しかし、アジア女性基金の設立主体は日本、今回の基金の設立主体は韓国です。この基金をどう活かすかは韓国側次第ということです。ボールは、韓国側にあります。


何も、韓国側に責任を押し付けようということではありません。アジア女性基金の際、韓国政府は非協力でした。日本政府を責め立てるためというよりも、慰安婦問題はそもそも韓国国内問題であり、日本は関係ないというのが当時の韓国政府のスタンスだったからです。韓国政府からしてみれば、日本は余計なことをしてくれるな、といったところでしょう。


しかし、その後、韓国世論が靖国問題と慰安婦問題とでどんどん反日化していく中で、韓国政府も日本を批判せざるをえない状況に陥りました。そのように1990年代から2000年代の経緯を正しく理解できるようになったのは、秦郁彦氏の『慰安婦と戦場の性』を読了したことによるところが大きいです。


そして、韓国政府の考えは、おそらく今も変わらないのだろうと思います。だから韓国の国内問題として決着を図る合意に至ったのだと思います。そのような構図が見えてくると、在韓日本大使館前の慰安婦像撤去の確約が取れていない件、最初は不満だったのですが、大局で合意しているので、あとは韓国政府の誠意ある行動を見守ることでよいのではないかと思えるようになりました。


むろん、韓国政府が合意したからといって、韓国の一部反日勢力は反対の声を上げます。それは日本側の一部反韓勢力と同じです。少なくとも、ほとんどの日本人はこの問題にうんざりしています。韓国の一部の騒ぎ立ては、大きな問題に発展する兆しがなければ、当面スルーでよいのではないでしょうか。




おすすめ本



1999年の本です。当時韓国政府は、慰安婦問題は韓国国内問題としていたことが書かれています。こういう情報はインターネットでは出てきません。最新情報に流されてしまいますので。しかし、本というのは、その書かれた当時のことが凍結保存して残されます。そこに真実があります。



「韓国の国内問題」についての追記(12月30日)


安倍総理大臣は、「日本として行うべきことは行うが、この合意によって、韓国側も大変な努力を求められる」と指摘しました。


「韓国の国内問題」であるということを意図していたことが、この安倍首相の発言からも分かります。


「国際社会での非難の自制」について、同紙(朝鮮日報)は「逆に韓国がこれまで不適切な行動をしてきたように受け取られる」と懸念を示した。東亜日報は「戦時中の性暴力問題の代表例に挙げて主張してきた政府と市民団体の努力に冷や水を浴びせる可能性」を指摘。中央日報は「自らの手足を縛るようなものだ」と韓国政府を批判した。


 日本政府関係者はこう語る。「韓国がこれからかく汗の量は半端ではない」


慰安婦像の撤去のみならず、韓国政府には韓国国内の説明責任があり、これからが大変だと思います。いくつかのニュースを見ていてもそう感じます。しかし、その大変さを分かった上で、韓国政府は日韓関係改善という「利益」を取ったと理解しています。



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