アメリカ大陸横断の思い出


1990年、21歳の夏、アメリカ大陸を横断した。アメリカ大陸を横断するのは夢だった。ロスアンゼルスから入り、サンフランシスコ、ソルトレークシティー、イエローストーン国立公園、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンDC、ニューオーリンズ、そしてロスアンゼルス。約1ヶ月の強行した旅だった。


アメリカ全土にネットワークを持つグレイハウンドバスの乗り放題パスで横断する予定だったのだが、こともあろうと、渡米半年前、ストライキにより倒産してしまった。ストライキで会社を倒産させてしまうなんて、飛んでもないと思った。むろん、倒産したとはいえ、運行はしているのだけど(民事再生法みたいなものか?)、しかし、乗り放題パスは発売停止となった。やむをえず、鉄道のアムトラックを利用することになった。バスと比べれば、圧倒的にネットワークが少ない。しかし、それでもないよりマシ。とにかく、アメリカを陸路で横断したかった。


むろん、ヒッチハイクはしていない。しかし、ヒッチハイクはされた。ソルトレークシティーからイエローストーン国立公園まで、4日間で往復1600km走った。2回、ヒッチハイクを拾った。そんなところ歩いてどうするんだ、めったに車が来ないだろう、というようなところを歩いていた。後日、この経験談を色んな人に話したけど、口をそろえて、「危険」と言われた。


怖いモノ知らずだった。

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AKIRA氏

Cotton100%
AKIRA
現代書林 ( 2004-11-13 )
ISBN: 9784774506449


小説家、画家、ミュージシャンと多才ぶりを発揮するマルチタレントのAKIRA氏。氏のホームページ&ブログによると、1959年生まれで1982年から1984年、渡米したとある。ヒッチハイクでアメリカを横断し、インディアンの居留地にも足を運ぶ。コカインの売人をしながらヘロイン中毒にもなったとのこと。


本書のどこからどこまでがフィクションでどこからが事実なのか分からないのだけど、AKIRA氏のことを知るにつけ、かなりの事実を書いているのではないかと思う。本書の中の主人公は、二束三文でアメリカをヒッチハイクするヒッピー崩れ、または麻薬ジャンキーの日本人男子。ファーストフードのバイキングで無銭飲食したり、教会やシェルター(ホームレスの支援所)で食事にありついたり、何日も入浴していないためにホームレスより汚い風貌だったり、まさにホームレスと同等かそれ以下の世界。


さきほど、「怖いモノ知らずだった。」と書いたけど、全く次元が違う。そこまで落ちた(?)世界には踏み込めなかった。



2016年9月19日現在、AKIRA氏はベトナムにいるらしい。


ヒッチハイクしてー!


しかし、この本を読みながら、猛烈に、「ヒッチハイクしてー!」と思った。若いから許されるのだろうか?おっさんでも許されるだろうか?大学の卒業旅行でタイに行った時、40代のバックパッカーのおっさんもいた。なので、できないことはないのだろう。


ヒッチハイクで検索していたら、偶然、こちらのサイトを見つけた。



おーなかなかいいじゃないですか。女子大生が東京から名古屋までヒッチハイク。


東京名古屋間なら私にもできそうだ。「ヒッチハイクしてくる」と妻に言ったら怒られそうだけど。最初の関門は、妻の了解を得ることである。このブログは、妻は見ていないが娘は見ている。こっそり伝えておいてもらえないだろうか。読書日記人気ランキング


『Cotton100%』の目次

  • PROLOGUE
  • NEW YORK
  • HARRISBURG
  • DETROIT
  • CHICAGO
  • OMAHA
  • WOUNDED KNEE
  • YELLOW THUNDER
  • CHEYENNE
  • SALT LAKE CITY
  • OAKLAND
  • SAN FRANCISCO
  • LOS ANGELES
  • LAS VEGAS
  • GRAND CANYON
  • OLD ORAIBI
  • WIND ROCK
  • EL PASO
  • SAN ANTONIO
  • NEW ORLEANS
  • NEW YORK
  • EPILOGUE
  • TIME TRAVEL


本書を知ったきっかけ


この本をどこで知ったのかだけど、こちらの本である。


ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 (14歳の世渡り術)
雨宮 処凛, 新井 紀子, 森 達也, 村上 陽一郎, 木田 元, 柳澤 桂子,
山崎 ナオコーラ, 吉田 篤弘, 上野 千鶴子, 大澤 真幸, 岡ノ谷 一夫,
恩田 陸, 中江 有里, 角田 光代, 金原 瑞人, 貴志 祐介, 工藤 直子,
小池 龍之介, 佐藤 優, 島田 裕巳, 辛酸 なめ子, 橘木 俊詔, 出久根 達郎,
長沼 毅, 石原 千秋, 野中 柊, 服部 文祥, 本田 由紀, ホンマ タカシ, 森 絵都
河出書房新社 ( 2012-05-19 )
ISBN: 9784309616735


14歳向けに書かれた本というよりも、14歳の子を持つ親向けに書かれた本だと理解している。ここで紹介されている本を親が読み、子に語れ、ということ。ということは、ヒッピー、麻薬ジャンキー、バックパッカー、ヒッチハイカーの世界観を、子どもに語れということか?うーん。めんどくせー。そんな、知ったことか。俺は俺の人生を生きる。君らは君らの自分の人生を生きたまえ!いつの日か、世界一周したいと言っても、私は止めない。


『COTTON100%』より、最後のフレーズを引用してしめくくる。

オレたちは「まちがうために生まれてきた」んだ。

おっと、まちがった。

オレたちは「まちがいから学ぶために生まれてきた」んだ。

はじめの一歩を踏み出すのは君のすり切れたスニーカーしだい。

今、この本を捨てろ。

本を読んで「理解」するんじゃない、旅をして「実感」するんだ。

さあ、堂々とまちがおうぜ! (P281)


以上


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ヒッチハイク
image via pixabay.com (lic:CC0)


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