<目次>
  • 第一夜 トラウマを否定せよ
  • 第二夜 すべての悩みは対人関係
  • 第三夜 他者の課題を切り捨てる
  • 第四夜 世界の中心はどこにあるか
  • 第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる


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本書はもうすでに多くの方が読まれており、あまり多くを論ずることはないように思います。本書の結論はシンプルです。「自己受容」と「他者信頼」と「他者貢献」。特に自分自身が「他者貢献」を感じることが人生の幸福につながります。過去に縛られず、未来を夢想せず、今生きているこの瞬間をしっかりと生きること。それに尽きます。


自己受容・他者信頼・他者貢献


原因論ではなく目的論

原因があって今日があるという因果律ではなく、自分が目指す目的のために今日の自分の行動を規定します。この考え方は、他の心理学の一派である「行動分析学」(メリットの法則)や、「選択理論」にも通じるものがあります。




著者 : 青木仁志
アチーブメントシュッパン
発売日 : 2009-11-25


これらの本を読んでいたので、アドラー心理学はすんなり受け入れられました。


哲学

そして、アドラー心理学は、フロイト心理学やユング心理学と比較した場合、「心理学」というよりもソクラテスやプラトンらの「哲学」に近いです。あるいは、本書ではそのように述べていませんが、今、ここに生きるという点では、「禅」「仏教」にも近いと言えそうです。



『嫌われる勇気』を読了してみて、ソクラテスを理解していないことに気づきました。ソクラテスのことを、結論の出ないことを延々と述べる人だと思っていたのですが、そもそもソクラテスは結論を求めていなかったことを、期せずして『嫌われる勇気』で気づきました。その箇所を引用します。


哲学のもとの意味は、「知」ではなく、「知を愛すること」であり、知らないことを知ろうとすること、知にいたる過程こそが重要だからです。
最終的に知に到達できるかどうかは問題になりません。
今日、プラトンの対話篇を読む人は、たとえば、「勇気とはなにか」を探究する対話が、結論に到達することなく終わっていることに驚くでしょう。
ソクラテスと対話をする青年は、ソクラテスのいうことに最初から「なるほど」と納得することはありません。徹底的に反駁します。


『嫌われる勇気』の二人の著書の関係もまた、ソクラテスとプラトンの関係と同じで、本書でもまた、対話と反駁を通じて、勇気とはなにかを探究していることになります。


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