カニ

image from pixabay.com lic:CC0 Public Domain

二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。

『クラムボンはわらったよ。』

『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』

『クラムボンは跳はねてわらったよ。』

『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』

出典:宮沢賢治(著)『やまなし』




前記事につづき、学校公開日についてです。このブログでは、時々、国語の教科書はいったい何を子どもに教えようとしているのか?という点を書いています。


私自身、子どものころは、国語が苦手でした。「このときの主人公の気持ちはなんですか?」という設問があろうものなら、「人の気持ちなんか分かるわけないじゃん」と思ったものです。


しかし、大人になって子どもができ、子どもの教科書を読むと、ほとんど自明なんですよね。国語の教科書というのは、子どもの心の成長に合わせて題材を選んでいます。国語の教科書を見れば、そこには子育てのヒントがたくさんあるように思います。




宮沢賢治の不思議な世界観と「生きること」


今日、小学六年生の国語の授業をのぞくと、“クラムボン”が登場する宮沢賢治の不思議な世界観を描いた『やまなし』と、宮沢賢治を解説『イーハトーブの夢』を教材として用いていました。「イーハトーブ」というのは、岩手県をもじった宮沢賢治の造語とのことです。


先生からの問いは、宮沢賢治が夢見た世界、理想とした世界はなにかというものです。教科書には、「人間が人間らしい生き方ができること」、「人間も動物も植物も互いに心が通じ合う世界」と書かれています。


小学二年生の国語の教科書では、友達や命の大切さを描き、小学三年生になって始めて文学的修辞表現が出てきます。そして小学六年生の国語の教科書では、宮沢賢治を題材に、「生きること」をテーマに取り上げています。


やまなし (日本の童話名作選)
宮沢 賢治
偕成社 ( 1987-11 )
ISBN: 9784039633309


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