<目次>
  • まえがき
  • 1 子ども
  • 2 家庭
  • 3 学校
  • 4 若者
  • 5 社会
  • あとがき


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本書は、行政が公開している数値データをグラフ化などの可視化により、データの持つ意味を分かりやすく解説してくれます。結果的に、政府の教育政策の判断材料にも使われています。


もっとも、著者の舞田さん自身が述べているように、目新しい情報は多くありません。8割以上は感覚的に一致しています。たとえば、親の年収と子どもの成績、勉強の得意度と自尊心、保育所等子どもの数と女性の有業率などです。感覚的には分かっていたことを定量的に分かりやすく可視化しているのが、本書の特徴です。


本書の、というのはちょっと語弊があるかもしれません。ネタ元は著者のブログです。膨大な記事から72点を選りすぐって5つのテーマに仕分けたのが本書です。



そのうちの2点について、著者とは別の切り口で可視化してみました。


夫の家事・家族ケア分担率の分布の国際比較

夫の家事・家族ケア分担率の分布
本書P116のデータより作成。
原出典は「Family and Change Gender Roles IV - ISSP 2012」


当ブログでも度々述べていますが、「イクメン」ブームと言われている割には、父親の育児への参加はかなり低いと感じます。そのことを4年前に書き、昨年も書きました。



3年の間にあまり大きな進展が見られません。欧米と比べ、日本の夫の家事・家族ケア(育児や介護)の分担率が極めて低いです。保護者会でお父さんの参加率が20%を超えたことはありませんので、このグラフと感覚が一致します。


私の答えをはっきり申せば、女性の働きやすさは、女性自身や企業にはあまり問題はなく、男性の意識のほうに問題があります。


結婚希望の独身女性のみなさん、家事・育児を分担してくれる男性を伴侶に選びましょう。

結婚希望の独身男性のみなさん、料理をしましょう。それだけで加点ポイントがつきます。


それを裏付けるデータがあります。


女性が結婚相手の条件として重視するもの

女性が結婚相手の条件として重視するもの
本書P308のグラフより作成。
原出典は厚労省「出生動向基本調査」


1990年代から2010年代へ、女性が結婚相手の条件として重視するものが変かしました。一番変化したのは、家事・育児の能力です。非常に分かりやすいです。


注)結婚観について2つのグラフを提示しましたが、本書の中心はあくまでも子どもや教育です。


おすすめ併読書

「学力」の経済学
中室 牧子
ディスカヴァー・トゥエンティワン ( 2015-06-18 )
ISBN: 9784799316856


本書は、行政が公開している数値データをグラフ化などの可視化により、データの持つ意味を分かりやすく解説してくれます。結果的に、政府の教育政策の判断材料にも使われています。


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